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旅行会社に勤務後、ニュージーランドでパーマカルチャーを学ぶ。その後、共働学舎新得農場でチーズと有機農業を担当。現在、「多様性を共に支えあう社会づくり」を目指す。

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旅行会社に勤務後、ニュージーランドでパーマカルチャーを学ぶ。その後、共働学舎新得農場でチーズと有機農業を担当。現在、「多様性を共に支えあう社会づくり」を目指す。

最近の記事

山羊の牧場を歩いてみて

友人が訪ねてくると、決まって連れていきたい農場がある。山羊だけを飼っていて、山羊のチーズをつくっている。山羊は牛と違って出産の季節が決まっている。そう春の季節だ。そこからミルクは取れる半年間がチーズをつくれるというわけだ。それ以外の冬の時期は、薪を作ったり、本を読んだりと別な時間の過ごし方だ。 そんな牧場は笹薮だらけの急斜面に、水はないと言って、手で井戸を掘る。いくら掘ってもなかなか出てこない、その間6カ月。道も、家は地道に自分で作る。チーズ工房ももちろん、自分で作るのだ。

    • 4000人の中で2番になったバリダンサー

      ガムランの音楽の中で、神秘の世界へ誘うバリダンス。独特の目の動きがその特徴のひとつだ。その中で、4000人のコンテストで2番目になった日本人のバリダンサー。1番はもちろんインドネシア人だ。そんな競争の中を勝ち抜いたプロのダンサーと一緒に働いています。 今はインドネシアのウブドにいるようだが、本当に活躍しているし、多文化の中で育っていたからコミュニケーションもすぐれている。世界を舞台に活躍する彼女のこれからを応援したい。

      • 自家製生ハムとワイン

        チーズをつくっていたからか、ワインとパンが好きだ。それに自家製の生ハムときたら、ワインが進む。軽く飲みたければデカンタで、じっくり飲みたい時にはボトル1本がゆっくりとしたいい時間だ。それに、ちょっと落ち着く音楽が流れている。 どうしたって、こんな空気は家ではつくれない。外でご飯を食べること。その店に向かっていくだけでワクワクするし、飲み物や料理が出てくるまでの、時間がまたたまらない。マスターがパイプを燻らして、あれやこれやと語り合う。そう、カントリーキッチンWALDだ。

        • たわわに実る稲穂に秋を感じる

          不思議な形の雲がふわふわと浮いていて、黄金色に揺れる稲穂に影を落としている。秋を感じ、そして冬の足音を感じる季節だ。北海道の秋から冬はあっという間に訪れるから、余計にこの紅葉や収穫の時期を楽しみたいと思うのだ。 こころに、ぐっと来るこの季節を楽しもう。

          寿司といえば、魚介と思いきや・・・

           寿司といえば、カウンターでお好みを食べるのが定番。家に出前というのもお祝い事にはよくあることだ。今のみんなの常識は、回転寿司。寿司は回るものという自覚がある。一方で、回らない寿司というのが、新鮮になったりする。いずれも、海鮮寿司の話だ。  それが最近は肉巻き寿司が、流行ってきている。なるほど食べてみるとなかなか旨いのだ。世の中の常識が、新しい常識によって出来上がってきているのだ。

          寿司といえば、魚介と思いきや・・・

          ニラ玉がうまい

           フライパンにごま油をさっとひいて、ニラ4分の1束を炒める。その後、卵2個、だし汁を合わせて、水分を飛ばしてゆく。ふわふわの卵にニラが絡んで何ともおいしいのだ。ここ北海道の知内町はニラの産地。そこに平飼いの鶏の卵でいただくニラ玉が格別だ。  最近、ちょっとニラ玉にはまっているのだ。

          ニラ玉がうまい

          ミツバチを巡るストーリー

           環境のことを考えるうえで、ミツバチは欠かせない。一説には、世界の食べ物の三分の一がミツバチの受粉に支えられていると言われている。リンゴ、アスパラガス、ニンジン、カリフラワー 、タマネギ、梨、梅、スイカなどいろいろなものがある。  ミツバチが住めない環境になることはとても心配な状況だ。

          ミツバチを巡るストーリー

          SDGsイベント開催@函館蔦屋書店

           久しぶりに対面でのイベントを行った。フェアトレード、エコドライブ、アースデイ、こども食堂、ジェンダーなど様々なテーマだ。SDGsトークで、誰ひとり残さない社会を考え、ジェンダー討論では性教育を掘り下げる。こんなことを考える日があってもいい。  ふらりと出かけたところにSDGsについて知ることがある。そんな仕掛けをしてゆきたいものだ。

          SDGsイベント開催@函館蔦屋書店

          ギターとバイクとワインとー。

          夜にふらりと入る店。ギターを奏でる人がいたり、クラプトンやユーミンの曲が流れる。バイクは店主の趣味。食べ物がうまい、飲み物もうまい、それでいい。今日もまた、常連さんでカウンターが賑わう店だ。

          ギターとバイクとワインとー。

          国指定重要文化財「太刀川家住宅店舗」のTachikawa Cafe(タチカワカフェ)

           函館にある国指定重要文化財の「太刀川家」。東京の立教大学に「太刀川会館」があるが、それは函館の豪商太刀川家によるものだ。SONYの創業者井深大氏の父親の従兄弟にあたるのが、太刀川米穀店の太刀川善吉氏だ。大学時代、東京通信工業時代と金銭的な支援をしていたと言われる。  SONYは、盛田昭夫氏と井深大氏の手によって、町工場の東京通信工業からSONYへと発展した日本を代表する企業だ。そのつながりが函館にもあるというのだから興味深い。お世話になった太刀川氏が亡くなった時には、自家用

          国指定重要文化財「太刀川家住宅店舗」のTachikawa Cafe(タチカワカフェ)

          「にこにこ子ども食堂」で、ビンゴゲーム

           「こども食堂」は、夏休みに給食がなくて、ご飯を食べられない子どものために食事を提供したところから始まった。大田区で、野菜を販売する「だんだん」の店主が、残った野菜や食材を使って、集まった子どもたちや地域の人につくる。  その運動はたちまち全国に広がり、「こども食堂」は貧困の子どもたちの支援と言われるようになったり、全国の子どもたちの6人に1人が貧困という統計結果が報告されたりした。一方で、こども食堂に行くことは、貧困のレッテルを貼られる問題も起きるようになった。  もともと

          「にこにこ子ども食堂」で、ビンゴゲーム

          「ジャンボカボチャ」をどう活用するかってこと

           大沼駒ヶ岳を望む畑に点々とするジャンボカボチャ。地域の農家の人たちが、その重さを競うことで有名だ。大人の男性が2名で、麻袋を広げて運ぶくらいの重さ。60kgくらいは普通で、100kgに近いものもある。おいしいのかと言われればちょっと違って、大きさを楽しむカボチャだ。  こんな地域自慢のカボチャだが、重さのコンテストが終われば、畑にすきこまれてしまう存在だ。ちょっともったいないじゃないか。それが、10月末に行われる「ハロウィーン」のカボチャだ。一般的には、普通のカボチャサイズ

          「ジャンボカボチャ」をどう活用するかってこと

          気になる店「Ber Boozer」

           ふらっと歩く。女性バーテンダーのお店だ。いろいろな人たちが、ちょっと話したくなって寄る場所になっている。自粛期間中はお休みもあったがまた人は戻ってきている。みんなが静かにカウンターでゆったりと過ごす場所になっている。気になる場所だ。  アルクの英語辞典によると、「boozer」 【名】 酒場、バー 酔っぱらい、大酒飲み と記載されている。まさに、ここではお酒を楽しむ人が来ているのだ。今日も、仕事が終わり、一杯飲みたいと、ここでリラックスを求めてやってくる。  そうそう、お酒

          気になる店「Ber Boozer」

          伝統の「いか踊り」の誕生秘話

           「いか」で有名な函館は、「いか」で地域のアピールを行う。まずは、生きているいかを食べる「活いか」だ。そして、いかの塩辛や珍味など様々な加工品がある。いかに詳しい人の検定「いかマイスター検定」もあるから、函館の文化に、いかは欠かせない。  そんな「いか踊り」は、とある函館大門のバーで青年が数名集まって、いか、いか、いかと呪文のように唱えながら、歌詞も曲も、一気に作られた。今年で、40年だという。この単純なリズムが、函館だけではなく、日本、いや世界にまで広がっているのだ。 函

          伝統の「いか踊り」の誕生秘話

          「100万ドルの夜景」函館山から

           東京タワーが333m、函館山は334mで1m高い山頂から見る景色は圧巻だ。日本三大夜景とは、長崎の稲佐山、神戸の六甲山、そして北海道函館山からの夜景だ。それも太平洋と日本海に挟まれて、くびれのようになっている函館の地形はその夜景にインパクトを与えている。  ところが2018年に新三大夜景が選ばれた。北九州、札幌、そして長崎だ。今まで三大夜景を売りにしていた函館ではなく、別なところが選ばれた。まあ、そう言われても、やっぱりきれいなものはきれいだ。高いところがあるから、こうして

          「100万ドルの夜景」函館山から

          「タコさんウインナー」が食べなくなる

           お弁当のおかずの定番と言えば、卵焼き、鶏のから揚げ、ハンバーグやミートボール、それにエビフライ、そしてウィンナーもその5本の指に入るという結果もある。ウインナーの中でも、タコさんウインナーは子どもたちの人気者だ。  ウインナーの片方の端にいくつかの切れ込みを入れた後、炒めると、ウィンナーの皮の部分が収縮し、切れ込み同士が花のようにめくれる。なんと「タコさんウインナー」はプリマハム株式会社が有する登録商標だというのだ。(第5120436号)。  お弁当は持って行ってないが、

          「タコさんウインナー」が食べなくなる