「100万ドルの夜景」函館山から
東京タワーが333m、函館山は334mで1m高い山頂から見る景色は圧巻だ。日本三大夜景とは、長崎の稲佐山、神戸の六甲山、そして北海道函館山からの夜景だ。それも太平洋と日本海に挟まれて、くびれのようになっている函館の地形はその夜景にインパクトを与えている。
ところが2018年に新三大夜景が選ばれた。北九州、札幌、そして長崎だ。今まで三大夜景を売りにしていた函館ではなく、別なところが選ばれた。まあ、そう言われても、やっぱりきれいなものはきれいだ。高いところがあるから、こうして夜景が眺められることに感謝だ。
都市伝説というのがあって、函館山の夜景を見て、「ハート」や「スキ」を見つけると、恋愛が実ると言われている。そうそう、確かにじっと目を凝らしていると見えてくる。ロマンチックな函館山の夜景を見ながら、語る恋人同士もどれだけいることか。
毎年、観光シーズンはあふれるばかりの観光客で賑わうが今年は閑散としている。何しろ、前には10名くらいいて夜景が見える場所まで行くには、その人たちが写真を撮り終わらないと進めない。自撮り棒が夜景を邪魔している。でも、今はゆっくりと夜景を楽しめる。いつ見ても、素敵な景色だ。