伝統の「いか踊り」の誕生秘話
「いか」で有名な函館は、「いか」で地域のアピールを行う。まずは、生きているいかを食べる「活いか」だ。そして、いかの塩辛や珍味など様々な加工品がある。いかに詳しい人の検定「いかマイスター検定」もあるから、函館の文化に、いかは欠かせない。
そんな「いか踊り」は、とある函館大門のバーで青年が数名集まって、いか、いか、いかと呪文のように唱えながら、歌詞も曲も、一気に作られた。今年で、40年だという。この単純なリズムが、函館だけではなく、日本、いや世界にまで広がっているのだ。
函館名物いか踊り
いか刺し 塩から いかソーメン
もうひとつおまけ に いかポッポ
※いかいかいかいか いか踊り
(※の部分は4回繰り返し)
という歌だ。これに、振り付けもあるから、みんなが輪になって踊れるのだ。今まで函館を訪れた留学生や研修生、いったい何人くらいが、いか踊りを踊っただろう。今まで、10000人以上のホームステイや研修生の受け入れ。もしかすると、そのくらいの人が、いか踊りを世界に届けているかもしれない。ちょっと素敵な物語だ。