「ジャンボカボチャ」をどう活用するかってこと
大沼駒ヶ岳を望む畑に点々とするジャンボカボチャ。地域の農家の人たちが、その重さを競うことで有名だ。大人の男性が2名で、麻袋を広げて運ぶくらいの重さ。60kgくらいは普通で、100kgに近いものもある。おいしいのかと言われればちょっと違って、大きさを楽しむカボチャだ。
こんな地域自慢のカボチャだが、重さのコンテストが終われば、畑にすきこまれてしまう存在だ。ちょっともったいないじゃないか。それが、10月末に行われる「ハロウィーン」のカボチャだ。一般的には、普通のカボチャサイズのハロウィーンカボチャだが、大きいのもいいじゃないか。
2001年の秋から始めた「大沼ハロウィーンまつり」は大沼公園駅前から始まり、大沼公園内で行われるようになった。夕方には、繰りぬかれたカボチャの中のキャンドルに火を灯される。サイズもジャンボだから、遠くからでもその存在感を感じることができる。
火山灰が降り注ぎ、アルカリ性の土壌は、カボチャにとってはいい条件だ。ジャンボカボチャから、ハロウィーンにつながった。この次は何につながるだろう。「シンデレラのカボチャの馬車」なんていう童話の世界に誘うようなドラマに会いたいものだ。
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