私が居なくても

私は弱いのです、どうしようもなく。



学校なんか耐えられなくて、授業中でも泣き出してしまうので、トイレに逃げ込みます。

こんなだから直ぐに嫌われてしまうのですが、嫌われてしまうとその人がとてつもなく気持ち悪くなってしまいます。

近づかれるだけで耐えられなくて、気持ち悪さがどうにも出来ないので、腕を切ってしまいます。


わたしはだめにんげんなのです。
父親もそう言っていました。

わたしみたいになっちゃだめなのです。
母親も弟にそう説教していました。

何も反論出来ずに泣きました。


存在してても迷惑なだけなので死んでもいいと思うのですが、死ねませんでした。

残酷なことに、私が居なくても世界は回るのです。
なんなら、私が居ない方が良い世界になるのです。

それでも私が何もできなかった今日も、お空は皮肉かのように輝いていました。

トワイライトを雲流れ猫歩くわたしは何もしていないのに


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