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7歳の壁

先日、徒歩通園は防犯面などでも役立つことを軽く述べました。
「歩くことの勧め」(リンク先参照)

繰り返しになりますが、徒歩通園は近所の危険個所を肌で覚えたり、交通ルールを教えるよい機会にもなり、どこぞで遊んでいて周りを見ずにピュ~って飛び出すってことも少なくなるなど、その後交通事故に遭う確率が下がりますので、我が子を危険から守るという観点からも有意義かつ必要な行動です。

世の中小学校に上がると「交通教室」なるものが概ね年1回開催されているケースが多いと思いますが、そこで学ぶ機会があっても年1回だけです。残りの364日はどうでしょうか?
1日…ほんの1時間程度の交通教室で交通ルールって身につくものでしょうか?

ハッキリ言って身につきませんよね?…( ̄▽ ̄)

ここに歩行中の交通事故死傷者数をまとめたデータがあります(図1.2)。

図1:交通事故死傷者数は7歳が突出している!

これによれば、7歳の交通事故死傷者数が他の年代と比べ特に突出しているのがわかります(図1)。
そして、それは2015年だけではなくその前後も…毎年同じような結果となっていることがわかります!(図2)

図2:7歳での交通事故死傷者数が突出しているのは毎年変わらない

これは幼稚園の時期にしっかり外を歩いて経験を積んでおらず、交通ルールが身についていない事が大きな要因と考えられます。

幼稚園の時期は概ね送迎付きですよね!?…徒歩通園であれば保護者とともに通園しますし、送迎バスなケースもあるでしょう。しかし小学生になると多くは個人で歩いて通学ですよね!?
幼稚園時期は保護者などの保護下にあった通園が、小学生になるとその保護がなくなります。その時交通ルールが身についていなければ…?

先ほど述べたとおり、幼稚園や小学校では交通教室として交通ルールを学ぶ時間がありますが、小さな子どもにとって一年に一度だけの学びの機会ではすぐ忘れてしまいます!

それよりも、幼稚園の時期から毎日保護者とともに徒歩通園をし、「交差点ではこうするんだよ~!」…など保護者とともに交通ルールを毎日肌で学び、近所を歩くことで身の回りの危険な場所を身をもって繰り返し経験し覚えることで、その後交通事故にあう確率を下げることに大きく貢献することでしょう。

幼稚園に通園バスや車(自転車も含む)で通園している保護者の皆さん!…7歳になって交通事故に会ってしまってからでは遅いです!
毎日外を歩いて交通ルールを覚えましょうね!

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