本の編集者が今月読んで印象に残った本(2024年8月編)
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2024年8月に読んで印象に残った本■佐藤優『十五の夏』(幻冬舎文庫)
元外交官の佐藤優氏はいかにしてあの「外務省のラスプーチン・佐藤優」になったのか。それは1975年、佐藤氏15歳の夏がきっかけだったのかもしれません。浦和高校一年生の夏に、東欧・ソ連などの共産圏の国々を単身で旅した彼が、いかにして国際的感覚を肌でとらえ、異国の人々と交流したか。東西冷戦の影響を受ける時期に、資本主義社会に生きる日本人の彼が自分の目で見た共産主義、社