小野木彩香(北中植物商店)

北中植物商店のフローリスト。三軒茶屋にショップ、三鷹にアトリエを構えています。 “暮…

小野木彩香(北中植物商店)

北中植物商店のフローリスト。三軒茶屋にショップ、三鷹にアトリエを構えています。 “暮らしが美しくなる手助け”をテーマに活動中。noteでは、お花についてのコラムを連載しています。 著書『毎日、一輪。』『枝物のある暮らし』(エクスナレッジ)など。

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はじめまして

こんにちは。 北中植物商店の小野木彩香と申します。 突然ですが、お花のコラムを書いてみることにしました。 お花を飾る上で、基本のお手入れや豆知識。 今月のオススメの花など、 いつでも皆さんがこのコラムを読んで、花を飾って楽しんでもらえるように、文字を残していきたいとおもいます。 “花瓶にさしてそのまま枯れるのを見届ける” そんな方もいらっしゃると思います。 その時に花を買おう、買いたいと想った気持ち。 あなたを想ってプレゼントしてくれた花。 花を買うとき、多くの方が何か

    • 【Monthly Column】10月の花はアンティークカラーで

      夏の暑さでお花を控えていたという方も、ようやく気兼ねなく花を取り入れられる季節になりました。しっとりとした秋の風にはアンティークカラーのお花がお似合い。10月、ぜひおうちに迎えてほしいお花を紹介します。 ダリア 赤い色の花は暖かみがあって、肌寒い季節にぴったり。ダリアは年間を通して出回っていますが、旬は秋。大きくて高貴な花のイメージですが、写真のように小さなサイズのダリアは日常生活になじみます。 後ろの花びらから傷んでいくので、傷んだ花びらは切り取って手入れするようにし

      • 【Lesson03】お花を長持ちさせるお手入れの方法

        丁寧に生けた花は、できるだけ長く楽しみたいもの。日々、ほんの少し気にかけてあげるだけで、お花とともに過ごす時間を伸ばすことができます。しおれているかな、枯れているかなと思っても、イキイキとよみがえらせる方法もお伝えします。 お花は美味しい水が大好き。毎日換えよう 人と同じで、お花も美味しい水が大好き。切花の場合、水は毎日換えるのが基本。冬でも2日に1回は換えるようにしましょう。枝ものの場合は、種類にもよりますがそんなに頻繁でなくても大丈夫です。 茎にぬめりがある場合は、し

        • 【Lesson02】お花を生けよう

          お花を家に持って帰ってきたら、美しく生けるための準備をしましょう。忙しいときでも、「とりあえず」できることがあります。 包みをほどいてお花を楽にしてあげる お花の包み紙は、花束をきれいに、豪華に見せるだけでなく、持ち歩くときに花を傷つけないための工夫です。とはいえ、そのままにしておくと、花が蒸れて腐敗の原因になったり、輪ゴムによる締め付けで茎に深く傷がついたりしてしまいます。 花持ちをよくしたい場合は、包みをほどいて、輪ゴムやひもを外し、保水がついていれば取ります。帰って

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          【Lesson01】お花の持ち帰り方

          お花屋さんでお花を買ったり、プレゼントにお花を頂いたりしたら、家までどうやって持ち帰るのが正解? できるだけ新鮮な状態をキープできる持ち帰り方を紹介します。 お花屋さんに持ち帰るまでの時間を伝えよう お花を購入したものの、1時間以上、あるいは1日中持ち歩くことはよくあると思います。そんなときは、包んでもらう前に持ち歩き時間を伝えておくといいでしょう。多めに保水してもらえます。プレゼントするときも、たっぷり保水してもらえると安心です。 逆に、すぐに持ち帰る場合は保水はなしで

          【Lesson01】お花の持ち帰り方