【Monthly Column】10月の花はアンティークカラーで

夏の暑さでお花を控えていたという方も、ようやく気兼ねなく花を取り入れられる季節になりました。しっとりとした秋の風にはアンティークカラーのお花がお似合い。10月、ぜひおうちに迎えてほしいお花を紹介します。

ダリア

赤い色の花は暖かみがあって、肌寒い季節にぴったり。ダリアは年間を通して出回っていますが、旬は秋。大きくて高貴な花のイメージですが、写真のように小さなサイズのダリアは日常生活になじみます。

後ろの花びらから傷んでいくので、傷んだ花びらは切り取って手入れするようにしましょう。

バラ

バラも年間を通して出回っていますが、秋が旬。種類も色も豊富ですが、この季節はくすんだアンティークカラーがおすすめです。
秋の七草のひとつであるフジバカマや、アネモネの仲間のシュウメイギク（秋明菊）などの野花と合わせると、より秋らしさを感じることができます。

 ケイトウ

公園や庭などに植えられた真っ赤なケイトウが思い浮かぶ方も多いかもしれませんが、最近はさまざまな色が出回っています。中でもちょっとくすみがかったアンティークな色合いのものは、奥ゆかしい魅力があります。
花の大きさは大小様々ですが、存在感があるので１輪飾りも素敵。
持ちがよく、切り戻しをすれば２、３週間楽しめます。

秋の花束

本記事で紹介したダリア、バラ、ケイトウのほか、フジバカマやシュウメイギク、枯れ色のアジサイなど、この時期にしか手に入らない花を生けてみました。

春に咲いた花は、夏に青い実となり、やがてオレンジに色付き、10月の後半になると赤い実ものがお花屋さんで手に入るようになります。実ものを飾ると途端に秋が深まったような気分になります。また、ハロウィンに向けて、オレンジや紫の花を取り入れるのも楽しいですね。

風が気持ちのよい季節です。ぜひ、お散歩がてらお花屋さんの扉をくぐってみてくださいね。

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