【Lesson03】お花を長持ちさせるお手入れの方法
丁寧に生けた花は、できるだけ長く楽しみたいもの。日々、ほんの少し気にかけてあげるだけで、お花とともに過ごす時間を伸ばすことができます。しおれているかな、枯れているかなと思っても、イキイキとよみがえらせる方法もお伝えします。
お花は美味しい水が大好き。毎日換えよう
人と同じで、お花も美味しい水が大好き。切花の場合、水は毎日換えるのが基本。冬でも2日に1回は換えるようにしましょう。枝ものの場合は、種類にもよりますがそんなに頻繁でなくても大丈夫です。
茎にぬめりがある場合は、しっかり水で洗い流してあげ、茎が変色している場合はハサミでカットしましょう。花器は、食器用洗剤をつけたスポンジでやさしく洗います。
市販の切り花栄養剤を味方につける
花を生ける前に市販の切り花栄養剤(延命剤)を入れておくと、お花が長持ちします。栄養剤には、雑菌の繁殖を抑え、お花に必要な栄養を補給する作用があります。お花屋さんで一包もらったら、ぜひ使ってください。
頻繁にお花を飾る方は、大容量サイズを常備しておくのがおすすめです。水換えのタイミングで適量を垂らしてあげるといいでしょう。
茎を2cmほどカットする「切り戻し」で吸水力アップ
切花は、茎の切り口から吸水して葉や花の隅々まで水を届けています。しかし、時間が経つと、切り口から雑菌や空気が入ってしまい水を吸い上げにくくなってしまいます。水換えのタイミングで「なんか元気がないかも……」と思ったら、2cmほど茎をカットしてみてください。切り口が斜めになるように切ると、吸水力がぐんと変わります。これを「切り戻し」と言います。
元気のない花びらや葉はいさぎよくカット!
花びらの一部が枯れている、あるいはしおれている部分があったら、切り取ってしまいましょう。変色している葉も同様です。要らない部分を取り除くことで、見た目がきれいになるだけでなく、元気な花びらや葉に存分に栄養を行き渡らせることができます。
切り戻しを繰り返して短くなったら小さな器に生け替える
大事に手をかけているうちに、少しずつ茎が短くなっていきます。最初に生けた花器とサイズが合わなくなったら、小さな花器に生け替えましょう。写真のように、複数のグラスをそれぞれ一輪挿しのようにして生けるのもおすすめです。
切花のお手入れの方法は、『毎日、一輪』に。
枝もののお手入れの方法は、『枝もののある暮らし』も参考になります。ぜひ書店で手に取ってみてくださいね。
三軒茶屋店 | 東京都世田谷区太子堂5-13-1
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水土 (花教室開催)