Tsubasa Ono

北海道から東京に行ってラオスに飛ばされて、日本に帰ってこれたのに今度はタイに行ってしまった人。人生何が起こるかわからない。

Tsubasa Ono

北海道から東京に行ってラオスに飛ばされて、日本に帰ってこれたのに今度はタイに行ってしまった人。人生何が起こるかわからない。

最近の記事

第十三話: 解散!

さて、私のこの話は一応仕事の内容だけは決まっている状態で突然ラオスにたった一人で飛ばされてドンガラな工場に備品を買い出しして、必要な役所に届け出をだしたり、ワーカーを雇ったりしてやっと工場らしくなってきたなという所までは以前までの話でお話をしたと思うのですが・・・ 私がラオスに飛んだのは2020年1月の話です。 1月にラオスに行ったときはまだ、 『なんか中国の武漢でウイルスが漏れ出して大変な事になってるらしいよ?』 程度だったのですが、私がラオスに来てしばらくすると、

    • 閑話休題と次回予告

      さて、ここまで12話が前半部分で、この後続きをどうしようかと色々悩んでいたら、1ヶ月近く更新が止まってしまったのですが。 いよいよ4月から脱出編を書いていかなきゃなぁと。 基本的にこのお話は、2019年の9月から、2022年の12月までに私が実際に経験した話を元に所々を思い出しながら書いてます。 12話終了時点で2020年の3月位と考えていただければ良いのかと。 そんなわけで、4月からの新章、ご期待ください。

      • 第十二話: 世界で一番、観光客の少ない世界遺産? 後編

        調べてみたら、世界遺産ランキング最下位と言う訳でも無いから、本当に世界一観光客が少ないのかどうかと言われると、謎なのですが。 でもまぁ、当時はそう言われていたのを聞いていたので。 それにしても、元々はヒンドゥー教の寺院だったのに、仏教に改宗すると言うのはどうなんでしょうか。他の寺院でも似たような事があるのかどうか分かりません。 トップ画像にある祠みたいなのがワットプーの本殿と言うか、仏像が祀られている場所なのですが、この建物の地下に御本尊のシヴァ神が湧水の中に沈められて

        • 第十一話: 世界で一番、観光客の少ない世界遺産? 前編

          世界遺産、皆様は何ヶ所くらい行った事があるでしょうか? ちなみに日本には現在、25ヶ所の世界遺産があるそうです。私が過去に行った事のある場所を調べてみたら、 (登録が古い順に) 姫路城 古都京都の文化財 原爆ドーム 厳島神社 知床 ル・コルビジェの建築作品(国立西洋美術館) 北海道、北東北の縄文遺跡群 ・・・意外にも7ヶ所も行ってました。 最後の北海道、北東北の縄文遺跡群に関しては大学を中退した後に何とか潜り込んだ期間雇用の職場が北海道の埋蔵文化財保存センターだった

          閑話休題その壱: そんでアンタは今なにやってんの?

          改めましてこんにちは。 私が経験したラオスの話を面白可笑しく書いているTsubasa Onoです。 そもそも、今書いている話は2020年から2022年まで、途中数ヶ月の帰国期間を挟みつつ、コロナ禍で本社から人が来る事もないまま、工場長の経験すらないオッサンが、突然知らない国に飛ばされて、しかもその街が日本人も殆どいない、ラオス語なんて話せないにもかかわらず、何だかんだやって行くと言う珍道中なのですが、お陰様で気がつけば十話まで残す事が出来ました。 と言っても、十話終了時点

          閑話休題その壱: そんでアンタは今なにやってんの?

          第十話: ラオスで車を買う時は新車じゃなきゃ駄目 後編

          前編で書きましたが、 『Wikipediaやインターネットで調べる限り、この年代のプラドに 左ハンドル仕様は販売されていない。 さらに 前期型プラドは全て、オートマである。』 と、書いているんですがこの車は左ハンドルでマニュアルな訳です。 しかも、所々に日本語のサービスガイドだと思われるシールが見受けられる。 つまり、日本から輸入してきている訳です。 なので左ハンドルなのに、ウインカーが右側。 (よくよく調べてみたら、ウインカーが右に付いてるのは基本的に日本車

          第十話: ラオスで車を買う時は新車じゃなきゃ駄目 後編

          第九話: ラオスで車を買う時は新車じゃなきゃダメ。前編

          更新のタイミングを測っていたら、思い切りずれ込んでしまった。 でも、月曜日更新、もしくは火曜日0時更新にしてみようかと考えています。土日に更新しても中々数字取れないのですね。 さて、そんな言い訳は置いといて。 以前にも話していましたが、ラオスに来た当初は自分で移動出来る手段が無かったので、大体トゥクトゥクを呼んでいたのですが、地味にトゥクトゥクも高い。 ちなみにこのパクセー、そもそも公共の交通機関が無い。 長距離バスがある程度。 それ以外はトゥクトゥク。トゥクトゥ

          第九話: ラオスで車を買う時は新車じゃなきゃダメ。前編

          第八話: ワーカー達から村祭りに招待される 後編

          前回はワーカーの家を訪問してラオスの家庭のおもてなしを紹介したのですが、それもひと段落して、お寺でやっているイベントを見に行こうかと。 お寺の周りは出店が出ていて、食べ物の屋台からゲームまで色々。 木枠に風船が設置してあって、それをダーツで射抜く。1回3投で2,000キープ程。これがまた射抜くだけなら簡単なんじゃ無いか?と思うじゃないですか。 まずダーツ自体が 安くて古いプラスチックの物なので軽くて力が入らない そして、何度も使い回しされているからダーツの矢の先端が

          第八話: ワーカー達から村祭りに招待される 後編

          第七話: ワーカー達から村祭りに招待される 前編

          私の世代(40代前半)ですらかなり以前には無くなった習慣ですが、サザエさんとか見ていると ーまぁ、それもテレビ版じゃなくて原作の方ですが。 会社の上司が家に来るからと、奥さんが慌てて支度をしているのを見たりしますが。 と言う例え話をした所でどの世代に響くんだろう?と言う位に今の日本では完全に忘れ去られた風習。 そんな事が今でも行われているとしたら? ラオスの工場に人が集まり、少しずつではあるものの、作業を教えて、ラインを作って、ようやく生産が始まった頃。終業のミーティン

          第七話: ワーカー達から村祭りに招待される 前編

          第六話: パクセーで休みの日の過ごし方

          基本的にラオスは週6日勤務である。 日系企業や海外の企業がラオスで会社を作る事が増えて来たからか、一部の会社では週5日勤務の企業も増えて来ているみたいですが、基本的には土曜日も仕事。 そうなってくると、日曜日をどうやって過ごすかが重要になってくる訳で。 世代的に小学校の途中位から、第2第4土曜日が休みになって、中学では既に週5日制に変わっているので、月の休みが半分になった感覚。 まぁ、そもそも前職がアパレルの販売員なので、シフト制の不定期休みだったし、感覚的には変わらな

          第六話: パクセーで休みの日の過ごし方

          第五話: 300人近い面接希望者と話してこの国を知る

          全く面接の準備ができていないのに希望者だけが300人近い事になってしまい、慌てて準備を始める。 他の日系企業さんのアドバイスもあり 面接時に履歴書を書いてもらう と言う、日本だと考えられない話ではあるのですが、それをやらないとそのワーカーが文字を書けるかどうかわからない。 更に入社後には簡単な計算式をやってもらうと言うのもあって。まぁお分かりですね、算数出来ない人達もいると。 だったので、少し考えて表面は履歴書、裏面が四則演算(+-×÷の2桁から3桁で組み合わせ)で

          第五話: 300人近い面接希望者と話してこの国を知る

          第四話: 月曜日に会社に来てみたら、会社の前に150人位の人だかり。

          事務所用の椅子とテーブル、書類棚、仕事用のパソコン、プリンタ、ファイルからワーカーが使うテーブルや椅子、給湯室用の冷蔵庫、ウォーターサーバーなんかを買いに行くと言っても、社用車すら無い(私の通勤は最初、ホテルからトゥクトゥクで通っていた。)ので、通訳兼マネージャーのティプさんのバイクの後ろに乗せてもらって買い物に。家電や家具が売っているお店は配送してくれるから良い物の、消耗品とかは配送してくれないので、そこから数日に分けてひたすら買い物をする。 やっと、買い物が落ち着いたら

          第四話: 月曜日に会社に来てみたら、会社の前に150人位の人だかり。

          第三話: 新しい職場は何もない作業場から始まった

          2020年1月7日、会社の仕事初めで6日に会社に行って、新年会と壮行会をして貰いその翌日の23時に羽田空港からバンコクへ。 バンコクからラオスのパクセーに行く飛行機に乗り換えるまでに5〜6時間あるので、1回外に出てみようかとも思ったのですが、12月に1度来た時に少し立ち寄った程度のバンコク市内に1人で出て、飛行機の時間に間に合うのかどうかも分からなかったので1人でスワンナプーム空港で時間を潰す。 いやいや、Google Mapとかあるんだし、別に外出ても良かったんじゃない

          第三話: 新しい職場は何もない作業場から始まった

          第二話: 知らない国で、知らない人と、知らない仕事をするんだよ?そんなに面白い事って中々無いよね?

          入社から4ヶ月で海外に飛ばされた、と言う経験を持つ人が果たしてどのくらい居るのでしょうか。 しかも、仕事の内容も 『この製品作って日本に送って』 と、言うだけでそもそもその作業工程と言うのも、社長達が海外の工場で見学してきて、こんな感じ?って私に伝えているだけで、具体的な方法とか工程とか一切教えてくれなかった。 そりゃあ、そうだろう。 そもそもこの製品は、日本国内ではある1社のみが加工、製造、生産する権利を持っていて、私の会社は海外製品を輸入販売する権利があるだけなの

          第二話: 知らない国で、知らない人と、知らない仕事をするんだよ?そんなに面白い事って中々無いよね?

          第一話: ある日突然、私はラオスに飛ばされた

          2019年7月、私は会社を辞めた。 かれこれ15年程働いていたものの、これ以上上に行ける可能性が薄いなぁと思って辞めたのだけど、そこから先にどうするのかは全く決めてなかった。 残っている有給を食い潰しながら東京で職探しをしていたものの、中々仕事が見つからない中で、ずっとお世話になっている方から、 『じゃあ、この業界に入ってみる?』 と、誘われて、その会社と縁のある人を通じて、私は新しい会社の専務と面談した。 専務: ところで、海外って興味ある? その会社がヨーロッ

          第一話: ある日突然、私はラオスに飛ばされた

          挨拶: noteのオススメに合わせて

          自己紹介から始めた方が良いんですかね。 小野翼です。 今はバンコクに住んでいますが去年まではラオスのパクセーと言う、ラオス南部の街で仕事をしていました。 出身は北海道なのですが、15年くらい前、アパレルの販売員をしている時に北海道から岐阜に転勤になって、そこから1年後に東京に異動して、東京に8年ほど住んでから急に海外に飛ばされると言う半生。 そもそもラオスって何処なんだろうと言う話ですが、周りを中国、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジアに囲まれた内陸国で、東南アジアの

          挨拶: noteのオススメに合わせて