noteのコンテストで3回受賞した僕がやっていること
過去9回にわたって、noteの書き方講座を投稿してきました。
今回は、一つの記事を取り上げ、「こういう工夫をしました」ということを具体的にご説明します。
対象の記事は、次のものです。
(こちらの記事が受賞したわけではありません)
noteの書き方で困っている人、「もっとうまく書きたい」と思っている人のお役に立てたら嬉しいです★
❶題材(書く内容)の厳選
コミュニケーションには、以下のどちらかの条件が求めれます。
どちらにも当てはまらないと、人は読んで(聞いて)くれません。
だから、校長先生のツマラナク役に立たない話は誰も聞かないのですね。
note公式マガジンの「今日の注目記事」をご覧ください。
99%が「役に立つ記事」か「おもしろい記事」のどちらかです。
それで、私は今回「おもしろい」の方を狙い、「唐揚げ」を題材としました。
唐揚げという身近な存在について深堀りすることで、おもしろい内容になることを狙ったのです。
❷書き出しの工夫
作家のディーン・R・クーンツの言葉です。
note風にアレンジすると、次のようになるでしょう。
noteには大量の記事があります。
しかし、忙しい現代人にとってnoteを読める時間は有限です。
冒頭で心を鷲掴みにしなければなりません。
その方法とは?
いくつかあります。
他にもパターンはあります。
ご自身が「面白いな」と思った記事のマネをするのがいいかと思います。
3~4パターン持っていると悩まずに書けていいですよ。
どんな書き出しにするにしても、
が大事です。
上等な寿司屋で「おまかせ」を頼めば、美味しく食べられる順番で寿司が出てきますよね。
寿司屋の大将は明確な意図を持って、「最初の一貫」を出しているはずです。
noteの書き出しも「最初の一貫」と同じであるべきです。
さて、『あなたが「唐揚げが大好き」な理由を説明してみた』の書き出しは質問型にしました。
ただ、一般的な問いかけでなく、
という答えやすい質問にしました。
読み手が、考える時間をかけず、スムーズに読み進められるようにしたのです。
そうしておいて、
と、今度は読み手を揺さぶる答えにくい質問をします。
読み手の、
という知的好奇心を刺激したのです。
❸読み手を意識する
想定する読み手は、絞った方が読まれやすいです。
より
の方が、結局は多く読まれるのです。
ただ、マーケティングに関する下記の本に、
「ターゲットを絞り過ぎないことも大事」と書かれていました。
したがって、今回は18歳~70歳のnoteユーザー、と想定読者を広げめにして書きました。
もっと言えば、noteユーザーという枠をこえて日本人に向けて書きました。
❹集材(ネタ集め)
【参考:第2回】
「唐揚げが大好きな理由」について説明するには、
を理解していなければなりません。
(自分がわかっていないことは、説明できないので)
したがって、唐揚げを食べまくって考えました。
書籍も購入したり図書館で借りたりしました。
一番大事なのは、意識を高めることです。
突然ですが、あなたは今日初めて会った人の服装を覚えていますか?
・・・・・・覚えていませんよね。
(それが普通です)
しかし、「初めて会った人の服装を覚えよう」と意識すれば、覚えられるはずです。
意識の力は大きいのです。
「唐揚げが大好きな理由」に対して意識を高めていれば、ネタは集まってきます。
それまでは無意識に接してきた下記のようなものも、ネタになりえます。
大事なのでもう一度。
意識を高めることは、重要です。
❺理解するために必要な経験
【参考:第4回】
人は経験したことしか理解できません。
したがって、下記のような「唐揚げの”あるあるネタ”」を多く盛り込みました。
読んだ人が、「あ~、そう言われるとそうだなぁ!!」と思ってくれることを期待したのです。
❻読み手への配慮
【参考:第5回】
サッカーワールド杯を見ているときに、ふと気づいたこと。
唐揚げとサッカーの"ユーティリティプレイヤー”は共通項があると、気がついたのです。
と、当然思います。
ですが、「ユーティリティプレイヤー」というカタカナ語はサッカーに詳しくない方にとってわかりにくい言葉。
そこで、簡潔に解説を書き、Twitter引用で具体例を示しました。
具体例は、旬な話題であるワールドカップ日本代表の選手を取り上げました。
❼構成 項目を分ける
(参考:第6回)
唐揚げが大好きな理由を考えた結果、理由は複数あることに気が付きました。
1つの長文で書いてあるより、理由ごとに区切って(項目に分けて)書いた方がわかりやすいので、区切って書きました。
❽具体例を出す(参考:第7回)
唐揚げの形には個性がある。
この主張を支える具体例を提示しました。
日ごろから唐揚げの写真を撮りためておく「取材」が、功を奏しました。
大事なので力強く主張します。
具体例のない説明は、説明ではありません。
❾まとめ
他にも書きたいことはありますが、字数の都合で以上とします。
(noteの書き方講座の連続投稿は、ひとまず10回で終了です)
お付き合いくださった方、ありがとうございました!!
みなさんのスキやコメントがなければ、絶対に途中で投げ出してました😅😱
一人でも多くのことが「私も書ける!」「書くって楽しい!」と思ってくださったら、嬉しいです。
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