あの作家が39回も実践したこと
ラブレター、書いたことありますか?
私は中学2年生の頃、
というポエミーなラブレターを渡したことがあります。
可能なら、過去に戻って真空波動拳をぶち込んでやりたいですよ。
ラブレターが危険なのは、脳が興奮した状態で書き上げているからです。
noteにおける記事執筆もラブレターと同じです。
書いた直後は、脳が興奮しているため、
と思ってしまうことがあります。
「説明」に関する記事は特に注意が必要。
ということを第3回でお伝えしました。
しかし、記事を書いた直後のあなたは『最も詳しい状態』になってしまっています。
たとえば、SDGsについての記事を書いたとき。
記事を書くにあたり、SDGsについて調べたり、考察したりすることを通し、あなたは『SDGsについて最も詳しい状態』になっているのです。
そのため、
と思い、SDGsを知らない人への配慮を欠いてしまうのです。
では、どうすればいいのか。
シェフは、お客さんに料理を提供する前に味見をしますよね。
我々も、記事が読み手に届く前にチェック(――できるだけ客観的に)すればいいのです。
ノーベル文学賞を受賞したヘミングウェイは、
と言っています。
(彼は『武器よさらば』という小説のエンディングを39回書き直しました)
推敲すれば、間違いなくあなたの記事は読みやすくなります!
「わかりやすい説明の書き方講座」の9回目です。
note公式マガジンに選ばれています!
この講座は、
という考えのもと、「よりよい説明ができるようになりたい」≒「よりよいnoteを書きたい」という方に読んでほしいと思っています。
❶方法その1:時間を置く
大前提として、最強の推敲方法は「人に読んでもらうこと」です。
最終的に、公開されたあなたの記事は多くの人に客観視されます。
したがって、客観的に読んでもらうことが必要なのですよ。
自分以外の人に読んでもらい、
と指摘してもらいましょう。
ただ、人に読んでもらえる環境にない人もいます。
また、自分自身でチェックする能力も必要です。
そこで、自分で可能な限り客観的に読む方法が時間を置くです。
騙されたと思って、ご自身のできるだけ古い記事を読み返してみてください。
といった感想を持たれるのではないでしょうか。
時間がたち客観的に記事を読み返すことができるようになったことで。多くのことに気づけるのです。
少なくとも一晩(理想は一週間以上)は間を置いて、記事を読み返すことを強くオススメします。
❷方法その2:見る媒体を変える
あなたは、noteをスマホで書く派ですか?
それともパソコン派でしょうか?
いずれにしろ、見る媒体を変えてチェックするべきです。
チェックしていない例を挙げます。
私が2年前に書いた記事(実話を元にした恋愛フィクション)です。
まずは、パソコン版の画面。
―🔽🔽🔽🔽🔽―
―🔼🔼🔼🔼🔼―
改行が多めで、比較的読みやすいかと思います。
次に、スマホ版です。
―🔽🔽🔽🔽🔽―
不自然な位置での改行があるので読みづらいです。
後半部分は段落が長く、「読む気すら失せる」と言われても仕方がありません。
noteには無料で楽しめる様々な記事があります。
そのため、「読みやすさ」は意外に重要で、
と感じたら、読み手が別の記事を読みに行くことがあります。
ただ、「パソコンでもスマホでも読みやすい書き方」はなかなか難しいです。
絶対の正解はありません。
迷ったら「スマホで読みやすい」を優先するとよいです。
スマホの方が、表示が小さいので「グラフ・図などが小さくて読みづらい」ということが起こりやすいからです。
スマホで読みやすければ、パソコンでも読みやすいでしょう。
★補足 方法とチェックポイントについて
方法については、以下の2つをご理解いただけたかと思います。
しかし、読み返すといっても「なんとなく」読み返すだけではあまり意味がありません。
以下の3点をチェックしてみてください。
❸チェックポイントその1
デザイン的な読みやすさ
まずは、読みやすくデザインを工夫した例を挙げます。
この記事の冒頭部分のスクリーンショットです👇
―🔽🔽🔽🔽🔽―
次に悪い例を載せます。
内容は、まったく同じです👇
―🔽🔽🔽🔽🔽―
という感じです。
短気な両津勘吉なら、間違いなく発砲しています。
小説などの一部を除き、文章がダラダラと続くのは避けるべきでしょう。
noteに限らず、インターネット媒体の文章は読まれるというより見られると意識した方が良いです。
(素早くスクロールされるので、「読まれる」より「見られる」)
以下のテクニックを使って、見やすくなる工夫をしましょう。
❹チェックポイントその2
読み手が一番になっているか(相手意識)
ボクシング漫画『はじめの一歩』に木村という選手がいます。
格上の相手との試合。
顔を腫らしながら耐えに耐え、ついに起死回生の一撃を叩きこみます。
ここで登場する言葉が、
です。
木村は「一撃」に魂を込めました。
では、我々は何に魂を込めるべきなのでしょうか?
答えは、
です。
記事を書くのも、推敲するのも『すべては読み手のため』なのです。
推敲するときも、
という意識で読み返すのです。
時間を置いて読み返せば、
と、気づくことがあるはずですよ。
❺チェックポイントその3
誤字脱字
基本的なことなので簡潔に書きます。
誤字脱字のチェックは、身だしなみチェックと同じです。
といったことをチェックするのと同じなのです。
コンテストや企画応募など、大事な記事を書くときは、紙に印刷することを強くオススメします。
という体験は、紙に印刷した人しかわかりません。
紙だと誤字脱字に気づきやすい理由は、リコー経済社会研究所が解説しています。
❻まとめ
★★★★★★
時間を置いて推敲する
媒体を変えて推敲する
デザイン的に読みやすいかを確認
読み手にとって本当にわかりやすいか確認
誤字脱字も確認
★★★★★★
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