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労働安全コンサルタントとして、職場の「安全」をサポートします。わかりやすく丁寧にアドバイスし、リスクを未然に防ぐお手伝いをします。「大西安全コンサルタント事務所」を運営しています。

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最近の記事

101歳の「アクティブさん」に学ぶゴルフの楽しさ

 皆さん、こんにちは! 今日はゴルフを通じて感動したエピソードをお届けします。昨日、ゴルフ場でなんと101歳の方と一緒にラウンドする機会がありました。その方をここでは「アクティブさん」と呼ばせてください。名前の通り、とにかく元気で、生き生きとゴルフを楽しんでおられました。 普通ならその年齢になると、身体の自由が利きにくくなり、家や病院で静かに過ごしているイメージがあるかもしれません。でも、アクティブさんはそんな常識を覆す存在でした! アクティブさんの健康の秘訣 アクティ

    • 今日の安全意識を高めるヒント: コロナ禍が安全活動に与えた影響とその克服方

        コロナ禍をきっかけに、多くの企業や現場で安全活動が制限されました。その結果、KY(危険予知)活動や指差し呼称など、安全を支える基本的な取り組みが形骸化してしまった職場も少なくありません。対面での話し合いや声出しを伴う活動が制限されたことが、安全意識の低下や事故防止の力の弱体化につながっていると感じられます。 ここでは、コロナ禍がもたらした安全活動の課題を振り返り、それを克服するための具体的な方法を一緒に考えましょう。 1. KY活動の形骸化を防ぐには KY活動(危険

      • 今日の安全意識を高めるヒント: 「感情と安全の関係を考える」

         労働現場での安全対策というと、物理的な危険や設備の整備に目が向きがちですが、実は「感情」や「人間関係」も安全に大きく影響を与えます。 従業員一人ひとりの感情や心理状態が作業のミスやリスク回避能力に直結するからです。 ここでは、感情と安全の関係を深掘りし、隠れた安全対策を提案します。 1. 感情の揺れが安全に与える影響 職場でのストレスや不安、怒りといった感情は、注意力を低下させたり、判断を鈍らせたりします。特に以下のような状況は、事故やトラブルを招きやすくなります。

        • 今日の安全意識を高めるヒント: 5S活動に「3定」を組み合わせて安全な職場をつくる

           5Sとは? 5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾(しつけ)」の5つの活動を指し、職場環境を整備するための基本的な手法です。この5S活動は、安全な職場づくりだけでなく、作業効率の向上にも直結します。しかし、多くの職場で形だけの取り組みになりがちで、効果を十分に発揮できていないことも少なくありません。 そこで今回は、5Sに加えて「3定」の考え方を取り入れることで、より実践的かつ効果的な安全活動を提案します。 1. 5Sの重要性と実践例 1-1. 整理 「必要なもの

        • 101歳の「アクティブさん」に学ぶゴルフの楽しさ

        • 今日の安全意識を高めるヒント: コロナ禍が安全活動に与えた影響とその克服方

        • 今日の安全意識を高めるヒント: 「感情と安全の関係を考える」

        • 今日の安全意識を高めるヒント: 5S活動に「3定」を組み合わせて安全な職場をつくる

          今日の安全意識を高めるヒント:「人生下り坂最高」から学ぶ「安全と人生の楽しみ方」

           「人生下り坂最高」という言葉で多くの人に勇気を与えた私の大好きな俳優さんがさんが亡くなられました。 その訃報に触れ、多くの人が彼の自転車旅を通じて感じた元気や人生の豊かさを思い返していることでしょう。彼の旅からは、人生を楽しむことだけでなく、安全に生きるための大切な教訓も学ぶことができます。 1. 彼の自転車旅に学ぶ「準備の大切さ」 彼の自転車旅では、道中の地図確認や道具の点検など、事前の準備をしっかり行っている様子が伺えました。これは、旅だけでなく、日常生活や職場の

          今日の安全意識を高めるヒント:「人生下り坂最高」から学ぶ「安全と人生の楽しみ方」

          今日の安全意識を高めるヒント: 危険感受性と危険敢行性の理解を深め、安全行動を強化する

           職場の安全を守るためには、危険感受性を高めることが重要です。危険感受性とは、周囲の危険を感じ取る力のことを指し、これが高い人は安全に対する意識が高く、危険を避ける行動を取りやすくなります。 しかし、感受性が高いだけでは不十分であり、「危険敢行性」にも目を向ける必要があります。 危険敢行性とは、感じ取った危険をどの程度受け入れるかの指標です。この両者のバランスが取れていないと、たとえ危険を感じ取っても、無理をして危険な行動を選択する可能性があります。 1. 危険感受性向

          今日の安全意識を高めるヒント: 危険感受性と危険敢行性の理解を深め、安全行動を強化する

          今日の安全意識を高めるヒント: 労働安全コンサルタントの視点から見るロックアウトの重要性

           最近、高校生が無免許で学校の車を使用し、死亡災害が発生したというニュースが報じられています。 具体的な原因や背景はまだ明確にはわかっていませんが、労働安全コンサルタントとして、このような事例を考える際に注目したいのは「危険な機械装置や設備の管理方法」にあります。 特に、労働安全の分野で強調される「ロックアウト」という手法が適切に運用されていたかどうかが問われる場面です。 ロックアウトの基本とその重要性 労働安全の現場でロックアウトとは、危険な機械や装置が無許可の人によ

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          今日の安全意識を高めるヒント: リンゲルマン効果を理解し、労働災害の防止につなげる

            リンゲルマン効果とは? リンゲルマン効果は、グループで作業をすると、人数が増えるにつれて一人ひとりの努力やパフォーマンスが減少してしまう現象です。この効果は、フランスの農学者マクシミリアン・リンゲルマンが行った綱引きの実験で発見されました。 例えば、1人で綱を引くと全力を出しますが、2人、3人と人数が増えていくと、一人ひとりが出す力が相対的に減ることが観察されたのです。 なぜ個人の努力が減少するのか? 社会的手抜き(社会的怠惰)  グループの中で働いていると、「自分

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          今日の安全意識を高めるヒント: 震災復興における労働災害防止のポイント

            震災復興作業は、通常の業務以上に労働災害のリスクが高まる特殊な状況です。被災地ではインフラの復旧や瓦礫の撤去、建物の修復などの作業が求められ、その中で多くの危険が潜んでいます。 ここでは、労働災害を防止するために押さえておくべきポイントをわかりやすく紹介します。 1. 作業環境の安全確認を徹底する 震災後の作業現場は通常の環境とは異なり、地面が不安定であったり、瓦礫や障害物が多く存在することがあります。そのため、作業を開始する前に必ず現場の安全確認を行い、作業環境を

          今日の安全意識を高めるヒント: 震災復興における労働災害防止のポイント

          今日の安全意識を高めるヒント: 職長教育の必要性とその役割について

            職場において「職長」とは、現場のリーダーとして、作業員を直接指導・監督する立場にある人を指します。職長は、労働者の安全を守り、作業を効率的かつ適切に進める責任を担う重要な存在です。 職長は作業の進行を管理するだけでなく、作業員一人ひとりの安全確保、リスク管理、問題発生時の迅速な対応など、多岐にわたる役割を果たします。職長が果たす役割が適切に機能しなければ、職場全体の安全性や作業効率に大きな影響を及ぼすため、職長教育の実施は極めて重要です。 1. 職長教育の必要性 職

          今日の安全意識を高めるヒント: 職長教育の必要性とその役割について

          今日の安全意識を高めるヒント: 危険感受性を高めるための危険体感訓練とその注意点

           危険感受性を高めるためには、作業員自身が危険を「感じる」体験を通して安全意識を高めることが重要とされています。その手段の一つとして、危険体感訓練が広く実施されています。 例えば、機械の動きに巻き込まれる危険性を体感したり、高所での作業を疑似体験することで、実際に起こり得る事故の危険性を具体的にイメージすることができます。 しかし、こうした体感訓練が効果を上げるためには、いくつかの注意点を押さえることが大切です。 1. 危険体感訓練の効果と注意点 効果的な学び: 危険

          今日の安全意識を高めるヒント: 危険感受性を高めるための危険体感訓練とその注意点

          55日連続投稿の挑戦とアイディアの壁 - 何も浮かばない日の葛藤

           こんにちは、今日は少し違うトーンでお話しします。実は、55日連続でブログを投稿し続けてきた私ですが、今日はなかなかアイディアが浮かばずに悩んでいました。この日々続けてきた投稿が、自分にとっても大きな意義を持っていることを改めて感じる瞬間でもあります。 皆さんも、何かに取り組み続ける中で「壁」にぶつかることがあるのではないでしょうか。 日々、労働災害防止や安全対策について考え、専門的な話題を発信してきました。それを必要としてくださる皆さんのために、情報を届けることが使命で

          55日連続投稿の挑戦とアイディアの壁 - 何も浮かばない日の葛藤

          人生に一度、真剣に勉強することの面白さ ~安全を学ぶ旅から得たもの~

           皆さん、こんにちは。 皆さんは「人生の中で、本気で学びに向き合う瞬間」を経験したことがありますか?私はこれまで、そうした瞬間が自分に訪れるとは思っていませんでした。 特に、若い頃は学校の勉強にあまり興味を持てず、勉強する意味や楽しさを実感できずに過ごしていました。 机に向かうことよりも、実際に体を動かして働くことの方が自分には合っていると感じていたのです。 しかし、そんな私が間もなく定年を向える60歳を目前にして、まさか学ぶことの楽しさを知り、勉強に没頭することになる

          人生に一度、真剣に勉強することの面白さ ~安全を学ぶ旅から得たもの~

          今日の安全意識を高めるヒント: 食品製造業の安全対策を考えよう

           食品製造業では、ナイフや刃物、機械などを使った作業が多く、そのため労働災害のリスクが高い業種です。 私たちが安心して食品を口にできるのも、日々安全対策を徹底する現場の努力があってこそです。 しかし、その作業現場では、いくつかの具体的なリスクが存在します。今日は、それらのリスクに対する安全対策を平易に分かりやすくお伝えします。 1. 刃物の安全管理と本質安全化の工夫 食品製造業では、肉や野菜を切る際に刃物を頻繁に使用します。ナイフの先が鋭いと、少しの油断で手を傷つけて

          今日の安全意識を高めるヒント: 食品製造業の安全対策を考えよう

          今日の安全意識を高めるヒント: 各省庁の安全対策事例集を活用しよう

           日本の各省庁は労働災害防止や安全衛生向上に向けて様々な取り組みを行っています。これらの事例を学び、自社や地域での安全対策に活用してみてはいかがでしょうか。 以下に、厚生労働省、国土交通省、農林水産省の具体的な取り組みを紹介します。 1. 厚生労働省の取り組み(各労働局を含む) 安全衛生優良企業の取組事例 厚生労働省では、安全衛生優良企業の取り組み事例を公開しており、日常の安全管理活動を評価・奨励しています。 ある製造業では、従業員の安全意識を高めるために、定期的な

          今日の安全意識を高めるヒント: 各省庁の安全対策事例集を活用しよう

          今日の安全意識を高めるヒント: ゴルフを安全に楽しもう

           ゴルフは自然の中で体を動かしながら楽しめる素晴らしいスポーツです。芝生のグリーンを歩きながらの爽やかな空気を感じる瞬間や、ナイスショットが決まった時の喜びは、ゴルフならではの楽しさです。 ゴルフは初心者の方にもおすすめで、スコアを気にせずとも自然の景色や仲間との交流を楽しむことができます。とはいえ、ゴルフ場には安全に気を付けなければならない点も多くあります。 今日は、安全にゴルフを楽しむためのポイントを確認しましょう。 1. スイング時の周囲確認 ゴルフクラブを振る

          今日の安全意識を高めるヒント: ゴルフを安全に楽しもう