東京装甲少女 EPISODE 0 第5話 【赤煙の悪魔】
【 お姉ちゃん、、、、、?? 】
という、か細い声が、ドア越しに聞こえてきた
ドアノブが回り少しのドアの隙間から
シェイルと同じ赤い目の少女
が友花里とシェイルの方に向け不安そうな眼付きと怯えた声で話しかけてきた
もみじ
【 おっ、、お姉ちゃん?、、
なっ、、なにしてるの、、、? 】
声の主は
シェイルの妹、塩沢もみじ
であった。
シェイルは先程までの鬼の形相だった
態度を一変し、もみじに優しい口調と、
少しあたふたした様子で話しかけた
シェイル
【 おっ、おう! も、、、もみじ!!
お前いたのか、、、!? 】
塩沢もみじは相変わらずドアの隙間からこちら側を見つめビクビクした様子で不安げにシェイルに
話しかける
もみじ
【 おっ、、お姉ちゃん、、、どうしたの、、、?
大きな音がしたけど、、
ゆかちゃんとなにか、、
あった、、の、、? 】
シェイルはあたふたしながらも、
もみじの質問に応えた
シェイル
【 いやっ!!、、、、あれだな、、、
うん!?、、、、そう!!
さっきな 友花里のやつが、訓練の時に
落とし物したんで
届けてやっただけなんだ、、、
なっ!!友花里!! 】
シェイルはロッカールームの入り口のドア付近に
恐怖で放心状態の友花里に向かい目配せと
引きつった笑顔で同意を求めた。
シェイル
【 なっ!!、、友花里!!なっ!、、、 】
友花里は先程の恐怖の対象が今度は、笑顔で同意を求めてくる状況に一瞬パニックになりそうだったが、シェイルの目が一切笑っておらず、
まだ下手を打てば【ヤラレル】という状況は
変わっていない事を生存本能的に理解した。
友花里
【はっ!!、、、、はい、シェイルさん、ありがとうございました。】
シェイルは友花里の相槌に満足げな表情で
もみじをチラチラと意識しながら
シェイル
【 まっ、おめーは私の妹みて~な
もんだからな!!気にするなよ!! 】
と爽やかな笑顔で友花里に話しかけてきた
シェイルに先ほどの殺気と狂気は
感じられなかったので正解の回答を提出できた
友花里は少し安堵した。
友花里
【あっ、、、、ありがとうございます。】
ギギィ~
その言葉を聞いた
もみじ
【 お姉ちゃん、、、ゆかちゃん、、、、
もう、、、、心配させないでよ、、、
また、お姉ちゃんが悪さしてるのかと
思ったじゃない、、、、。】
本当に大丈夫?、、、、ゆかちゃん?、、、
なにもされてない?、、、】
もみじは、オドオドとした表情とか細い声で
友花里の前に立ち話しかけた。
友花里はシェイルの殺気を再び感じ背筋を凍らせながらも笑顔で
友花里
【あっ、、、ああ、、、忘れ物したから、
たっ、、、、助かっちゃった
ハハハっ、、、。】
ともみじに愛想笑いを見せた
もみじ
【そうなんだ、、、ならいいんだけ、、
ゴホゴホっ、ごほっ、、、。】
おっ、、お姉ちゃん、、ゴホっ、、、
タバコは、、、だめだっ、、、
言ってるじゃない、、、、ごほっ、、、
やめて!!】
友花里との話途中でもみじは、
タバコを吸っているシェイルの方を今度は
睨みつけた
シェイル
【 あ!?タバコ!?そんなものはいいんだよ、
あたしは「 S・P・S 」から特別に許可
下りてんだから好きに吸わせろや!! 】
もみじ
【そういう問題じゃ、、ゴホゴホっ、ない、、、
ごほっ、、、体に悪いから、、、ごほっ、、
やめて、、。】
シェイル
【 おめーらみてーなお子ちゃまには、
まだまだわかんね~だろうけどな、
どうせ短い人生なんだからよ~
私の好きにさせろよ!!
好きな事や好きな物食べて
体に悪いわけねーだろ!!
ほっとけ!!それに煙錬しねーと
【 錬気 】
練れねーだろが。】
もみじ
【 錬気 】はそうだけど、、ゴホゴホっ、
そんなに普段から吸ってると、、、
ごほっ、、、体に悪い、、よ、ごほっ、、。】
シェイル
【 もみじ!!おめーは、んなこと言ってるから
【 錬命新當流 】の44代目のくせして
まだ【 一之太刀 】も出来ねまんまで
弱え~んだよ!!!ったく、、、
わけわかんね~所で切れるだけで
全く使い物になんねーだろそれじゃ、、、。
私が死んだらどうすんだ!!
ったくてめーは、、、】
塩沢 シェイル 朱美
彼女こそ S・P・S・2の教官であり 【 錬命新當流 】の第43代目にして
「 S・P・S 」最強
と謳われる人物
赤煙の悪魔
と呼ばれるその人であった。
こちらで小説を展開している
東京装甲少女EPISODE-0という作品ですが
物語の初まりのOpening Part から
現在のストーリーまで今の所
【無料公開中】です。
是非、東京装甲少女
という世界観の伝わる
始まりから
お読み頂ければ幸いです。
今後は有料化も予定しておりますので
期間限定の今のうちに
お読みい頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ここから、初めのストーリーを読む
※お知らせ👼
現在こちらで小説を展開している
東京装甲少女という作品ですが、
こちらにはお話の基になるデジタルアートNFT
作品があります。
そしてその作品が
2024年4月に行われましたNYCで大規模開催された
https://www.nft.nyc/という展覧会で
展示されました🎊
皆様のご協力を頂きこの度展示して頂く事が叶いましたので
また来年も展示されるのを目指してまいりますのでご協力
よろしくお願いいたします。
ありがとうございました🙇