おむ

note 2021/5/27から 読書や映画が好きなのでその感想や日々の気持ちなど綴っていけたらと思っています。

おむ

note 2021/5/27から 読書や映画が好きなのでその感想や日々の気持ちなど綴っていけたらと思っています。

最近の記事

色々ある

私は45歳の男性。 2歳年下の妻がいる。 そして、高校2年の長男と中学1年の長女がいる。 子供たちに対してどこまで話をする必要があるかの線引きは難しい。全く知らない事にする寂しさ、ツッコミ過ぎる厚かましさ。そこで自分は考える、どこまで相手の事に対して、相手の目線で考える事が出来るか。失礼かもしれないが、一周回って妻の事に対しても同じ事を考える。でも最終的に他者感を持っていた家族に対しての思いが共有出来たらほんとうの家族の素晴らしさに気づくのだろう。

    • #13 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

      佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・時々刻々と時間は移るが、つねに現在の時点に心を集中しておかねばならない。まだ来もしない将来を迎えることはできないし、過ぎ去った過去を追いかけても追いつかない。過去にこだわったり、来もしない未来に心を乱すのは、本心を忘れている状態である。 人間は今に対して意識的に生きなければならない。楽観主義者は意識的で悲観主義者は

      • #12 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

        佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・人を見るときは、その優れたところを見るべきで、短所をみてはいけない。短所を見れば自分が優れているので、おごりの心が生じ、自分のためにならない。だが、長所を見れば、相手が自分より優れていることがわかり、これに啓発され、励まされるから、自分の利益となる。 これは物凄い考え方だな。確かにそのとおりだなと思う。他人の長所を

        • #11 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・濁った水もまた水であり、澄めば清水となる。カラ元気も元気のうちである。一転すれば正大な気になる。このカラ元気を正気にするには、ただ自分の私欲に克ち、正しい礼に変えることである。 濁った水に清水を一滴ずつ落とし込むといずれそれは清水に変わるだろう。だから日頃のどんな小さな行いでも何故するのか?何をするのか?どの様にす

          #10 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・「独りでいるとき、心を欺くようなことはしていないか。独りで行くとき、自分の影に恥じるようなしていないか、独りで寝るとき、自分の寝具に恥じるようなことはしなかったどうか。そして自分の心が安らかで愉快に楽しんでいるかどうか」と。 このように反省する心を持っていれば、心は決して放漫にはならない。 常に意識をハッキリしてお

          #10 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #9 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・大事件に出会ったときは、急に解決しようとしないで、しばらくそのままにしておいた方が良い。一夜持ち越して、寝床で半分ぐらい考えて眠り、翌朝心が明るくはっきりしてから、続きを考えると、ぼんやりながらも活路が見えてくる。そうなれば、この難題の筋道が自然に心の中に集まってくる。そのあとで、ゆっくり一つひとつ区別して解決してい

          #9 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #8 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・部下が、一生懸命仕事に務めていたら、上の者はよく励まし、誉めてやることだ。ときには妥当を欠く場合があっても、しばらくは様子をながめていて、機会を見て徐々に諭してやるがよい。決して頭ごなしに押さえつけてはならない。押さえつけていると、意欲を失って萎縮し、それ以後は真心を尽くさなくなってしまう。 確かにそれはある。その

          #8 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #7 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・物事を処理する場合に、自分のほうに道理があったとしても、少しでも自分に有利になるような私心があっては、それが道理上の妨げとなって、道理が通じなくなるものである。 自分だけの事であればそんなに気にしなくてもいいとは思うが、それによって人に迷惑がかかったり、他人が犠牲になったりする行為はよろしくない。それは分かる。日常

          #7 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #6 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・人から信用される事は難しい。いくらうまいことを言っても、人はその言葉を信用しないで、その行動を信じるからだ。いや、行動を信じるのではなく、その人の心のあり方を信じるのである。 この言葉は共感できる。言葉でも行動でも相手の心が無いというのは分かってしまうものだ。それを目の当たりにした時、私は処世術して知らない顔をして

          #6 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #5 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・人が出会うところの苦労や、予期せね変事、はずかしめ、悪口など、困ったことのすべては、天が自分の才能を成熟させようとの試練であり、そのどれもが、徳を積み、学問を励ます糧となる。だから、立派な人になろうとしている者はこのようなことに出会ったら、これをどう処理するかだけを考えるべきで、決して逃げたりしてはいけない。 立派

          #5 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #4 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・度量があって、人を受け入れるのは美徳である。だが、その場合、善と悪があって、善を受け入れるのはよいが、悪を受け入れるのはよくない。 人を受け入れる場合でも正しい判断をせよ!正しいものを受け入れる。平常時に聞くと当たり前じゃんと思いそうだけど、時として相手を前にするとその気持ちが揺さぶられることがある。”断りづらい”

          #4 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #3 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・自分を厳しく責める人は、人を責める時も厳しい。人に思いやりのある人は、自分に対しても寛容である。しかし、これはいずれも厳か寛に偏っている。立派な人は自分を責めるには厳しいが、人を責める場合には寛容である。 客観的に自分と他人は違う生き物という認識が必要だ。ある目的の為にお互いに協力しなければならない時は、時には相手

          #3 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #2 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・心につまらない雑多な考えが起こってくるのは、外部のことに気を取られて心が乱れているからだ。つねに平素から精神を剣のように研ぎ澄まして、一切の誘惑を排除し、絶対に腹の中に襲い込ませないようにしていれば、おのずとさっぱりした気分になる。 日頃からの心がけが、いかに大切かがわかる。生きていく上で目の前の事に集中する重要さ

          #2 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          #1 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。 ・孔子は「老人には安心されるように、友達には信じられるように、若者には慕われるようになることだ」といわれた。 自分自身の利得では無く、他人に対してどの様に接するかの重要さを書いてある。自分と他人との関係性の中で自分自身がどの様な思いで他人と接するか?人から信頼されることはそもそも必要なのか?信頼というものは他人に対す

          #1 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

          タクシードライバー  マーティン・スコセッシ

          1976年公開のアメリカ映画。ベトナム戦争帰りの元海兵隊員である主人公のトラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は戦争の影響で不眠症になった。彼はタクシー会社に就職したものの孤独だった。そんなある日トラヴィスのタクシーに突如幼い少女アイリス(ジョディ・フォスター)が乗り込んできて助けを求めたが、男に連れ戻される。そんなる日トラヴィスはアイリスに偶然出会い売春を辞めて学校に行くように説得をする。ある夜トラヴィスは、アイリスのヒモ、用心棒、売春の元締めを立て続けに射殺する。自らも銃弾を

          タクシードライバー  マーティン・スコセッシ

          #8 アラン 幸福論 #読書感想文

          アラン(Alain)ことエミール=オーギュスト・シャルティエ(1868年3月3日 - 1951年6月2日)は、フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、モラリスト。 ・幸福になることはまた、他人に対する義務であるのだ。人から愛されるのは幸福な人間だけである。 幸福になる決意をした人たちを、表彰することを提案したい。 人から愛されるのは幸福な人間。何故人から愛されているのだろうか?おそらくその人は多分に他人に対して愛を

          #8 アラン 幸福論 #読書感想文