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#7 言志四録 佐藤一斎 #読書感想文

佐藤 一斎(さとう いっさい、安永元年10月20日(1772年11月14日)- 安政6年9月24日(1859年10月19日))は、美濃国岩村藩出身の儒学者。
・物事を処理する場合に、自分のほうに道理があったとしても、少しでも自分に有利になるような私心があっては、それが道理上の妨げとなって、道理が通じなくなるものである。

自分だけの事であればそんなに気にしなくてもいいとは思うが、それによって人に迷惑がかかったり、他人が犠牲になったりする行為はよろしくない。それは分かる。日常から他人とコミュニケーションを大切にして、自分が違う目線を持つ様にしなくてはいけない。人間の目は二つあるからこそ奥行きが分かるように。

・みずから進んで励み、さらに励んでいくときは、つまらない考えや遊び心など起きるわけがなく、充実感で心が輝くのを覚える。こんなときは煩わしいことや、気にかかる悩みも出てこない。

日頃から自分が何を好きで、何が得意で、何がしたいのかを知っておくことが必要だ。後は行動するハードルを低くすることが大切だと思う。とりあえずやってみるかというマインドで良い。やったら成功にすれば継続できる。そして継続しているとちょっと好きになってくる。最終的に続いているものが好きなものだ。シンプルでいい。

・「たとえ人が自分に背く事があっても、自分は人に背くような事はしない」というのは、誠に立派なことである。自分もまた、「人が自分に背くときは、自分が背かなければならない理由をよく考えて反省し、そのことを、自分の学徳を磨く土台になすべきである」と思う。
こうすれば、自分にとって大きな利益となる。どうしてそれを裏切りと見なすことができようか。

人に裏切られた時に、相手を罵倒するだろう。感情的になる。それも致し方ないとは思う。ただそれと同時に「何故あの人はそんなことをしたのだろうか?」という問いを持つと違った物事見え方が生まれる。プライベートな事で辛いことがあったりとか、この前自分自身が発してしまった何気ない言葉を根に持っているとか。客観的によく考えてみることも大切だと思う。それで理解し合えたら、もしかしたらもっと仲良くなれるかもしれない。

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