ヨーガの学び方
こんにちは。Yoga&Ayurveda OMAのAyaです。今日はヨガクラスで皆さんにお話ししたことをお伝えします。
私は4月から鍼灸の専門学校に通い始めました。学生になるのは実に16年ぶり!久しぶりの学生生活で覚えることがいっぱい。もうすでに情報量に溺れそうですが…ヨーガのティーチャーズトレーニング(TTC)の時に教えてもらったヨーガの学び方をシェアしようと思います。
ヨーガの学び方は3段階あり、一つ目はシュラヴァナ(傾聴)、二つ目はマナナ(熟考)、3つ目はニディディヤーサナ(瞑想)です。
①シュラヴァナ:傾聴
基本的な事や聞いたことがあることでも知っていると思わずに耳を傾ける。真っ白なつもりで学ぶ。子どものように素直な状態で吸収する。そうすることで新しい発見があるかもしれない。
②マナナ:熟考
聞いたことを何度も繰り返し深く考える。鵜吞みにせずに真実なのか自身で実践して検証する。本当にそれが必要なのか、どういうものなのか繰り返し自身で体験・経験・実践してそれらの教えから学ぶ。
③ニディディヤーサナ:瞑想(経験)
経験を深めることで知識が入る器を大きくしてくれる。マナナ(熟考)が無意識の領域にまで習慣化した深い瞑想(悟り、意識化)状態になって私たちはギャーナ(智慧・叡智)の状態の中で気づきを得ることが出来る。
これはヨガが始まった頃から続く方法と言われており、ブリハッド・アーラニャカ・ウパニシャッド第4篇5章6節『耳にされる(聴聞/シュラヴァナ)べきであり、熟考(マナナ)され、深く瞑想(ニディディヤーサナ)されねばならぬのである。』と古くから伝えらています。
先生や教科書などに書いていることを鵜呑みにするのではなく、自分自身で考え、経験・体験し、それを元に自身の成長につなげることが出来る。内側から気づいてみることで進むこと・考え方を深めることが出来ると私は解釈しています。
また、これは私の解釈ですがシュラヴァナ(傾聴)・マナナ(熟考)は顕在意識、ニディディヤーサナ(瞑想)は潜在意識・無意識領域を扱っているのではないかと思います。知識をだんだんと潜在意識・無意識領域へと深めることで知識を智慧に変えていき、自分のものにしていく過程がこのヨーガの学びの方だと思います。
例えば歯磨き。小さい頃に歯ブラシに歯磨き粉をつけて口の中に入れてゴシゴシするんだよと教えられ、毎日食事のたびに歯磨きを繰り返すことで無意識に口の中を磨く習慣が出来てますよね。それと同じように教わったことを何度も何度も繰り返し、無意識化で出来る行為や思考回路がこの過程なのかなと思います。
勉強などの学びだけではなく、日常生活にもそのまま使える学びの方法ですよね。ヨガ哲学は本当に実践的だなと思います。
ご覧いただき、ありがとうございます。
Aya