長編小説⑦:下準備がだいじ
楽園にいたときから、女のうえにのり性行為をおこなうと主張してきた自分勝手な男を殺すことなく、神具のまえまで楽に運ぶ方法はないものかと私は考えこんでいた。
なかなか妙案がうかばずに、仕事でもありえないミスを連発してしまった。
体と脳を休ませようと、ゆっくりと湯船につかる。ロウソクに火をつけ、電気の照明は消した。
お風呂からあがったあとは、海外のドラマをゆっくりと視聴した。
運命としか言いようがない。神が私に正義を執行せよ、卑猥で邪悪な男を断罪せよと神託をくだされた。
私の