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長編小説:電動力応用機械器具屋内用電動式電気乗物

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長編小説:電動力応用機械器具屋内用電動式電気乗物の話をまとめています
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記事一覧

長編小説①:電動力応用機械器具屋内用電動式電気乗物

あらすじ本編「電動力応用機械器具屋内用電動式電気乗物って言うんだぜ」 頭に血がのぼり沸騰…

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長編小説②:捜査開始

かっくらいこんだ豚丼を吐きもどしている。  細くきられたタマネギ。胃液をまぶされた豚肉。…

おったろう
5か月前
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長編小説③:凶器は灰皿

元がついた彼氏を浄化した翌日から私は世の救済の準備をはじめた。 ラジオ体操に参加する小学…

6

長編小説④:容疑者は幻のごとく

アゴを手でさする。  人差し指の柔らかい皮膚にくいこむような硬いヒゲのそりのこしがあった…

おったろう
5か月前
2

長編小説⑤:凶器は目薬

上司が殺害されたと騒がしい空気に包まれた会社。 私は与えられた業務をこなし、定時で退社し…

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長編小説⑥:持久力から生まれた不屈の精神

あと1時間たてば、カーテンをしめていない窓から太陽光がさしこんでくる。 かけ布団をめくって…

おったろう
5か月前
1

長編小説⑦:下準備がだいじ

楽園にいたときから、女のうえにのり性行為をおこなうと主張してきた自分勝手な男を殺すことなく、神具のまえまで楽に運ぶ方法はないものかと私は考えこんでいた。 なかなか妙案がうかばずに、仕事でもありえないミスを連発してしまった。 体と脳を休ませようと、ゆっくりと湯船につかる。ロウソクに火をつけ、電気の照明は消した。 お風呂からあがったあとは、海外のドラマをゆっくりと視聴した。 運命としか言いようがない。神が私に正義を執行せよ、卑猥で邪悪な男を断罪せよと神託をくだされた。 私の

長編小説⑧:凶器はスタンガン

神具を信頼している。  けれども、神具の威力はいかほどなのか。  まずは、それを確認するた…

おったろう
5か月前
1

長編小説⑨:胸に腕時計

おれは、子どもの遊具で頭を砕かれて殺されちまう。 やったらめったら長い名前の遊具で殺され…

おったろう
5か月前
1

長編小説⑩:一日二件

政治家の息子が殺されてからは、ずっと署に寝泊まりしていた。 革靴の底を3㎝をへらし、署の…

おったろう
5か月前
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長編小説⑪:強敵との対決

スタンガンは想像よりもすばらしいものだった。 1日で二人の標的を浄化できるとはおもわなかっ…

おったろう
5か月前
3

長編小説⑫:I字カミソリは危険

街が静かになった。  いや、半分の人間が静かになり、のこり半分の人間は活き活きと活動して…

おったろう
5か月前
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長編小説:最終話 そして伝説に

日本中の話題をひとりじめにしていた連続殺人事件の容疑者が署に連行されたニュースは、またた…

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