Sohei Okamoto

書籍を読んだり、その日関わった人から教わったこと、また何気ない日常の中で発見した気づきを書いて行きたいと思っています。 備忘録と言いますか…自分自身の声にならない想いなんかを吐き出せたらいいなと今は思っています。

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書籍を読んだり、その日関わった人から教わったこと、また何気ない日常の中で発見した気づきを書いて行きたいと思っています。 備忘録と言いますか…自分自身の声にならない想いなんかを吐き出せたらいいなと今は思っています。

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分かるを妥協しないこと

先日の友人の結婚式のときだ。祝辞を頂戴する際に、少し頼りなげな中年の男性が現れた。 挨拶や風貌もどこかソワソワしてるような感じで、お世辞にもパリッ!っと決まっていたとは言えないけれど、話の内容に私は吸い寄せられた

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    • 暇は創造の原動力?

      みなさんは「暇なときはいつ?」と言われると、どのような状況を思い浮かべるだろうか? 雨の日の日曜日の昼下がり、通勤時間、はたまた上司の長話をきかされているときか・・・ 私は真っ先に思いつく時間がある。 それは、試験監督をしているときである。 もう、なんというか圧倒的な暇。 この上にないほど、閉塞感があり、静かで、・・・自分以外の皆が机の上のものと向き合っている。 そんな人たちをただひたすらに眺める。 何かあるのかも!?なんていう、ちょっとした緊張感だけをもって、ただひ

      • 子どもの運動会での葛藤

        先日、3歳の息子の運動会があった。 普段はなかなか平日に休みを取ることが難しい故に、言い訳でしかないのだが、安易な気持ちでの参加をしてしまった。 とりあえずスマホがあれば、動画も撮れるし、写真も撮れるし、ええやろ! と高を括って意気揚々と家を飛び出した。 が、しかし。 甘かった。 最初の出番は徒競走(30m)であったが、なんとかゴール付近を陣取ることができた。 そして、息子の出番となったとき、ちゃんとタイミングもバッチリで スマホで動画に収めることができた。 よっしゃ!

        • 「学びの機会」を奪っている

          最近、頭が働きません。… 脳がいっちゃってるんでしょうか… 創造力と想像力がなくなったら自分はもう終わりだと思っているのですが ところで、皆さんは蝶が何故あんなにもヒラヒラ飛ぶのかをご存知でしょうか? たまーに、外を眺めているとあっちへこっちへと飛んでます。 実はあまり詳しくは分かっていないんだそうです。 ただ、一説には「蝶は降り注ぐ太陽光が地上にあるあらゆる物体に反射してきた光を敏感に感じとって、それに応じて絶えず羽ばたいている」という考えがあるようです。 そして、面白

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        分かるを妥協しないこと

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          考える力とは?

          文豪ゲーテはおよそ200年前に「思考や知恵はすなわち人間の1番の強み」と捉え、ソクラテスは2400年前に「教育とは、炎を燃え上がらせることであり、入れ物を満たすことではない」と訴え、儒教を説いた孔子は2500年前に論語の中で「博く学びて篤く志し、切に問いて近く思うべし」と語っています。

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          忘れることの肯定

          物事を忘れてしまうということを、どうしても否定的に捉えてしまうのではないでしょうか? 私も、何となくはそちらよりではあるのですが・・・ しかし、次のようなことを述べている方がいらっしゃいます。 『本を読んだら、忘れるに任せる。大事なことをノートしておこう、というのは欲張りである。心に刻まれないことをいくら記録しておいても何の足しにもならない。』外山滋比古 アインシュタインも「なぜ、ノートをとるのか。大切なことは脳に記憶されているのに」といった言葉を残していたように思いま

          忘れることの肯定

          価値観の見極め

          最近、寓話集なるものを読んでいるのですが、これがもう最高に面白いんです。 その中に以下のような話がありました。 『 ある旅人が村を目指して歩いている最中に、畑で農作業をしていた農夫を見つけました。 農夫は一生懸命に畑を耕していました。 そこで旅人はこう尋ねました。 「ここから村まではどのくらいの時間がかかりますか?」 ・・・農夫は聞こえている様子でしたが、何も答えませんでした。 旅人は少し無視されたのかと思い、ムッとしました。 が、先を急ごうとそのまま立ち去ろうとしまし

          価値観の見極め

          視野の狭さ

          最近、つくづく自分の視野の狭さを実感します。 物事の色々な見方を子どもたちに教えてもらっているような、そんな時さえあります。 みなさんは 「雪が溶けたら何になる?」 という問いに対して、どのような答えを出すでしょうか 水になる? あったかくなる? 春になる? 様々な解釈の仕方によって、実は多様な解答が用意されていたりもします。 では、どの答えが正解なんでしょうか? そんなの、その場の環境次第じゃん。って言われてしまいそうですが・・・ そうではなく、最近は『そもそも問自体

          「しょうがない」の英訳?

          あらゆる世代の日本人がよくつかう言葉で、プロの通訳や記者のあいだで「外国語に訳しにくい」 と問題になるマジックワードがあるそうです。 それが「しょうがない」なんだそうです。 本当に恐ろしい言葉で、一言ですべての論理や倫理をすっ飛ばしてしまう言葉だと思います。 日本にこの言葉が拡がった背景として、ある論文では以下のような考察がなされています。 『自然のなす業でいちいち気に留めてもしかたがないという考え方が、我々日本人の心の中に根付いているのではないだろうか』 つまり地震や

          「しょうがない」の英訳?

          高速道路にみる日本人の気質

          最近、日本人の気質について考えることがあるのですが 面白い例え話があります。 高速道路の建設を考えた時 海外の人々は遠方の地へなるべく早く移動して、その先で時間をたっぷり使えることを幸せと考える。 しかし、日本人は高速道路が完成しても、すぐにもっと早く移動することができる道路を作ろうと考えるんだそうです。 本来、移動時間を短縮することでその分で浮いた時間を自身の有効な時間として消費することを目的に建設されているはずです。 どうやら、そのことがいつの間にかスッ飛んでいっち

          高速道路にみる日本人の気質

          現代人の「早い」の感覚?

          人の持つ感性ってやはり違いがあるように思います。(当たり前すぎますが・・・) 例えば、現代人が使う「早い」という言葉と、産業革命前の「早い」という言葉では感覚が違ってくるように思います。 なぜなら、思い浮かべるもの(例)が全く異なるからです。 例えば、現代人であれば 「早いものと言われたとき、何を想像しますか?」 と問われると 『ジェットコースター、ロケット、新幹線』 などを思い浮かべるでしょうか? しかし、過去の人たちではそういった発明のあった車両を知りません。 もし

          現代人の「早い」の感覚?

          感想文にしか重きを置かない作文指導

          ここ2年間で私は中学2年生のつくる文に触れていて、何だかずっと違和感がありました・・・ (実はずっと以前から、前任校で高校生のつくる論文なんかを読んでいてもそうでした) とにかくモヤモヤして分からずでいたのですが、何となく糸口が見えてきました。 言語学者である金田一秀穂さんをご存知でしょうか? 彼の指摘が実に的を得ていて、面白いなと思いました。 『日本の教育は子どもたちに感情を表現する文章ばかりを善かれと思って指導している。小学校では感想文のようなものばかりを書かせる。

          感想文にしか重きを置かない作文指導

          手塚治虫のおしえ

          ここのところ、こどもたちの授業時の集中力が低下しているように感じます・・・ 6月のじめじめした環境が影響しているのか・・・ それとも? ところで、かのマンガの神様と言われた手塚治虫は 「一流のマンガが描きたいんだけど、どうしたらいい?」 という質問に対して次のような言葉を残しています。 『いい映画を観て、いい音楽を聴いて、いい小説を読むこと。マンガからマンガを学ぶな。』 と。 新しいことを創造することに必要となるのは、こういったことであると思います。 何かに夢中になっ

          手塚治虫のおしえ

          最近の七夕は?・・・

          今年も七夕が近づいてきました! 最近になって、初めて気づきました・・・ ここのところ子どもたちの願い事を読んでいて、思ったのですが 最近の子どもたちって物欲関連の願い事を書かなくなったように思うのですが・・・私だけ・・・? 「ゲームが欲しい」 「新しい靴がほしい」 「お金持ちになりたい!」などなど 飽和な時代で物には恵まれているということなんでしょうか? 面白いです。物を手に入れたいという具体的な欲望がなくなると、どうしても抽象的な願望を抱かずにはいられません。最近よく見

          最近の七夕は?・・・

          タイパの弊害

          子どもたちに行事について以下の2点について考えさせることをしています。 ①ルールとマナー ②自立と集団行動 それぞれ並列させているのには、理由があります。これらには意味合いにも差異があり、場面場面で違いが生じ、一様にこれが正解というのを断定しにくいという性質があります。 それを行事の中で感じさせてやりたいと思っております。 例)自分一人で動くときは考えなくても良かったものが、集団行動の時になると必要になってしまうこと など 話は少し変わるのですが 以前、私が勤めていた学校

          タイパの弊害

          自分の中に「多」をつくる習慣

          最近、なんとなーく。 本当になんとなーくなんですが、少し自分勝手なこどもたちが増えているような気がします。 勝手に自分の解釈で物事を理解し、行おうとする。 そんな感じです。 自分の中で多くの意見や考えを戦わせていないんですね。 (これができる子は放っておいてもドンドン伸びていくのですが・・・) そういう連中の言葉には説得力というものがなくなると思います。 例) ・掃除は自分の持ち場が終われば終了。残った時間は何をしても良い。 ・昼休みのグラウンド開放。雨で使えない。ピロ

          自分の中に「多」をつくる習慣