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価値観の見極め
最近、寓話集なるものを読んでいるのですが、これがもう最高に面白いんです。
その中に以下のような話がありました。
『
ある旅人が村を目指して歩いている最中に、畑で農作業をしていた農夫を見つけました。
農夫は一生懸命に畑を耕していました。
そこで旅人はこう尋ねました。
「ここから村まではどのくらいの時間がかかりますか?」
・・・農夫は聞こえている様子でしたが、何も答えませんでした。
旅人は少し無視されたのかと思い、ムッとしました。
が、先を急ごうとそのまま立ち去ろうとしました。
声が届くか、ギリギリのところまで旅人が進んだときになって、農夫が声をかけてきました。
「だいたい30分くらいだ」
不意を突かれた旅人は尋ねました。
「どうしてすぐに教えてくれなかったのです?」
それを聞き、農夫は答えました。
「だって、私はお前さんの歩く速さも分からないのにどうして村に行くまでにかかる時間など分かろうか。さっきは、お前さんの歩く速さを見ておったのじゃよ。」と
』
ここから導き出される教訓は何でしょうか?
色々とあるとは思いますが、私は【勝手に自分の解釈で決めてしまっている基準を宛にしてはならない】ことであることかなと思いました。
物事には知らず知らずのうちに決めてしまっている解釈などがあるように思います。
例えば、礼節などもそうでしょうか。
挨拶の仕方、服装、マナー、何が正しくて何が丁寧なものなのか・・・
意外と捉えようによっては解釈も人それぞれだと思います。
しっかりと見極めて、相手の価値観を確かめながら動くことが大切ではないでしょうか。
子どもたちにも、そういった教訓を是非とも知ってもらいたいと思っています。
勝手に決めつけていること・・・
たくさんありそうです。
それだけに怖い。
勉強量、食事、睡眠時間、生活規則、言葉のつかいかた・・・・
もはや何でも怖くなってきます。