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忘れることの肯定

物事を忘れてしまうということを、どうしても否定的に捉えてしまうのではないでしょうか?
私も、何となくはそちらよりではあるのですが・・・

しかし、次のようなことを述べている方がいらっしゃいます。


『本を読んだら、忘れるに任せる。大事なことをノートしておこう、というのは欲張りである。心に刻まれないことをいくら記録しておいても何の足しにもならない。』外山滋比古

アインシュタインも「なぜ、ノートをとるのか。大切なことは脳に記憶されているのに」といった言葉を残していたように思います。


何か大切なことがあればメモを取らなければならない!
やばい!書かなきゃ!
あるいは、教育現場などでは「書かせなきゃ!」でしょうか。
細かくいうと、カメラで記録を残しておく、ビデオで録画をしておく
などがそうでしょうか?
(案外、記録として残していても、後から見返すことってしないんですよね・・・)


おそらく、人に何かを伝えたいとき、感じてきたことがすべてではないかなと思います。
記録されてきたようなこともあるかもしれませんが、何よりもご自身の心の中で大きく残っている内容をしっかりと振り返ってみることが
相手を揺さぶる大きなキーワードとなりうるのではないでしょうか。


私は、記録したことに重きを置くのではなく。
その場その場で五感をつかい感じたことを頼りに動いていくことを大事にしていきたいと思います。
そこにきっと、自分の中の真実が眠っているように考えたいと思います。

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