セッション日記:思っていることを、言葉にする
こんにちは。個性収集・研究家のおかゆです。
8月といえば…夏休みっ!!!
最近お子さんがいらっしゃるお母さんとお話する機会が多く、「今夏休み」「ラジオ体操が…」「お祭りが…」と地域情報が入ってきて面白いです。季節ですね🎐🍉🍨
さて、お仕事のお話でいえば。
近頃は、カウンセリングとコーチングの融合のような対話体験をご提供しています。
え??結局その二つってなにが違うの??という声が聞こえてきますね。
個人的見解による言葉のイメージはこちら👇
今回はおかゆの最新の対話体験!ということで、セッションのご感想をいただきましたので、そちらをご紹介しながらおかゆ視点でも振り返っていきます。
きっと多くの人が思っている…
話すことにお金をかける意味って、なんだろう?
それも後半で、お伝えしますね。
ここからは、対話式でお届けします。
*掲載許可済み
ご感想
今回は、40代会社員のKさん(🕊さん代理)にセッションをお申込みいただきました。
私が普段提供するのは
1⃣mindmapを用いた思考/感情整理の対話
2⃣ストレングスコーチング
3⃣好きからみつける本音のコーチング
がメイン。今回は1⃣で壁打ちのようなスタイルでお話させていただきました。
体験セッションはこちら。
Kさんの現状から、何にフォーカスするか、どんなスタイルでお話するか。
ご相談させていただきながら、当日のセッションにのぞみました。
Q1.コーチングを受ける前にどのような悩みがありましたか?
🐧「事前にテキストで現状をお聞きしながら、当日にお話したいことからだしていただく、という流れでお話をさせていただきました。申込時と当日は状況が変わることもあるので、その時に話したいことで大丈夫、というスタンスで。」
Q2.どんなことを期待してコーチングを受けましたか?
🐧「当日いくつか上がったテーマの中から、今特に気になることに絞ってお話を深堀させていただきました」
Q3.コーチングを受けて、どんな変化がありましたか?
🐧「お話を聞くうちに、実はご自身の中でのこうしたい、という想いが眠りから覚めたような質感がありました。答えはいつも、自分の中にある」
Q4.コーチの関り方でよかった点はありますか?もしくは、なにかリクエストはありますか?
🐧「今回はコーチング的な"ありたい姿"の問いかけと共に、でてきた言葉に耳を傾ける、というカウンセリング的な関り方もさせていただきました。mindmapを使って画面共有しながらお話をするので、自分がどんな言葉を紡いで、これまで何を話した?というのも確認しながら進めていきました。現在地の確認🤝」
Q5.今日のおかゆとのセッションの時間を一言で表すと?
🐧「互いに真剣なモード、時に笑いもありながら。"穏やか"いただきました👏」
話すことにお金をかける意味って、なんだろう?
Kさんは
『悩みがなんなのか、見えない感じで漠然と不安』をもって、お話をしに来てくれました。対価を支払ってのお申込みです。提供側がいうのもあれですが、決して安い金額ではありません。
私自身も定期的に、カウンセリングやコーチング、セラピーといった個人対話セッションで、自分がクライエント側となって話をしにいきます。これもサービスによりますが、飲み会1~2回分の金額感。人によっては、高いと感じるかもしれませんね。
さて、ここで冒頭の問いに戻ってみましょう。
『話すことにお金をかける意味って、なんだろう?』
話すだけなら、別に日常でもできるじゃん、と思われるでしょうか。
また別の質問をしてみます。
読者さんは、悩みがある時、どうしますか?
本当に人それぞれで。ご自身の生活の中で完結できるのであれば、きっと私やカウンセラー、コーチのような対人支援家の存在は、その方にとっては不要なのだと思います。そして、お話を親身に聞いてくれる存在が身近にいること、とても素晴らしい関係性。ぜひ、大事に…🤝
では、私の話でいえば。周りに相談できる相手がいないの?と言われると、いないわけではありません。
ちょっとした疑問を共有したり
最近あった気になる出来事を話したり
悩みを話したり…
という関係性は、あります。
それでもなお、何故お金を払って内省の場を設けているのか?
これらが大事だと、個人的には感じています。
・話したことの秘密が守られること
私の実体験。昨年、失恋をしました。
気持ちの整理がつかず、信頼していた友人に話を聞いてもらったところ…
後日、その友人が、私が知らない別の人に私の失恋エピソードをしたらしく(一部か全部かわかりませんが)、それで盛り上がったよ、という連絡をうけました。
もし、私が話したことで友人になにか悩みを背負わせてしまって、それが重たくなってしまって誰かに話を聞いてもらう、という状況であれば、それはそういうこともあるのでしょう。
けれども、私の個人的なエピソードを言わないでほしかったし、別の人に話したことを私には伝えないでほしかった。
人によって、何を秘密にしたいか、というのは異なるのでしょう。
私も「秘密にしてね」とは言いませんでした。勝手に、こういうプライベートな話は、守られるものだと思っていました。
そういうことがあって、個人的な悩みは本当に信頼しているごく少数の人にしか話さなくなりました。
あとは、利害関係がない第三者に話せる、というのも重要だと思います。仕事の悩みをチームの人に伝えて、その人経由で別の人に変に伝わってしまう…ということがあったら、伝言ゲームになって悩みますよね…。
もしかしたら、人事や人材開発部との面談や1on1であれば、守られるのかもしれませんが。社内だと本音で話しにくい、ということもあるのではないかと思います。
対人支援でいえば、契約上、その場でお話したことは、本人の承諾をえずに外部にお伝えすることはありません。この点は、自分の柔らかいところを誰かに話すことにとても勇気がいる方にとって、重要な要素なのではないかと思います。
・相手の一方的な解釈ではなく、自分の言葉を大切にしてもらえること
コーチングやカウンセリングの良さ。
私が今まで信頼してセッションをお願いしていた方は、相手を決めつけるのではなく、主語を明確にして、私はこう感じだけれどどうですか?と伺ってくれました。
コーチにはコーチの視点があって『私の感じたこと、伝えてみてもいいですか?』と確認しながら、話してくれる。
私がこれまで経験してきたこと。
日常生活で悩みを言おうとすると…
こんな感じになることがあります。
これら全て、言われたら自分の意志を伝えればいいのですが、なんか言えない。相手が想っていってくれているのだから、それは無下にしたくないけど、そうじゃないんだ!!という葛藤がある。
そもそも、そうじゃないんだ!!とパキッと言えていたら、あまり悩んでいないかもしれない。笑
あとは、私がHSS型HSP、洞察系HSPであることも関連します。普段からすごく色んなことを考えていて、物事を多角的にみがち。けれども、その思考や感性を持つ人は人口の約6%程度と言われています(HSS型HSPの割合/HSPを提唱したエレイン・アーロン博士が言及)。日常生活でともに過ごす人には、なかなか理解されづらい面があります。
それを真剣に、ひとつひとつ丁寧に一緒に扱ってくれる対話の時間が、深く感じる/考える人にとっての癒しになるのではないかと、考えています。
なかなか、日常生活の中で深い話をする場がない…という方も、対人支援家とお話をしてみると、自分の言葉を紡ぐ体験ができると思います。
・自分の鏡になってもらえること
自分の感情を抑えてきた人、言葉を飲み込んできた人にとって、特に響く体験だと思います。
私は客観的・論理的で、俯瞰して物事をみる癖があり、自分の幸せとか感情を置いてけぼりにすることがあります。全体最適として、この行動が正しい、だからやる。そこには私の意志はあるけれど、私の感情がどうなるかは抜けてしまうことがある。
言わない方がいいことは、黙っていることがよくありました。小さい頃から、空気を読み過ぎていた。
もしかしたら、幼い頃から親や周りにとても気を遣っていた人は、この傾向が強いかもしれません。自分よりも、周りを優先する。
なので、自分の気持ちよりも他者や周りを優先する人にとって、自分がどんな感情を抱いているのか、を見つめる時間はとても貴重であり、必要だと思います。私が「なんだか寂しい気がします」と言った時に、コーチが寂しそうな顔をしている。私が辛い過去の話をしている時に、真剣に聞いてくれる。そういう相手の表情をみて、「あぁ、私は寂しかったんだな」とか「私はこれだけ色んなことを乗り越えてきたんだな」と実感する。
脳科学の研究によると、人間の自己認識には限界があります。私たちは自分の感情や行動の原因を完全には理解できません。コントロールできない、無意識に強く影響をうけている。
だから、私たちは他者を介して自分という存在を認識する。
生き残りの意味合いでも、そういう風に人間は進化してきたのだと思います。
・非日常として切り分けられること
自分の日常とは離れた人に話すことで、自分を見つめている時間と、日常の時間をスイッチングすることができます。
例えば、旦那さんに相談すると、自分の課題が家族に大きく影響する可能性がある、話の内容によっては旦那さん本人が深く関わっている可能性もあるので、伝えにくい、などもありえます。
なので、利害関係がない第三者に話せる、という点で、自分を見つめる時間は、そこに置いておく。日常は日常で、過ごしてみる。そういった健全な区分けができます。
近しい人、大切な人だからこそ、言えない心のうちがある。そういうことは、得てしてあるのだと思います。だからこそ、他者の存在を思い出してほしい。
思っていることを言葉にする
私は対話を「体験」として捉えています。それこそ、ライブにいくような、映画をみるような、本を読むような。自己対話を更に拡張させた、自分の感情を再認識し、気付きのある体験。
私は、自分の人生を「物語」のように思っています。
自分がクライエント側となる時は、私自身が「自分物語の主人公であり、編集者」の気分です。あの時はこう感じていて、今思うとこうだなぁ、とか。こういう見方もあるなぁ、とか。この出来事とこれが繋がって伏線回収されたなぁ、とか…
一人でもある程度整理することはできますが、人間というのは、前述の通り、自己認識に限界があります。
また、神経科学の観点でいえば、人間にとっての一番の刺激は、他者の存在です。もっというのであれば、他者の表情から、自分の感情を認識します。
例えば、自分で小説をかいてみた。それを家族に読んでもらって「面白い!」とか「ここはもう少しこうだと伝わるかも」とフィードバックをもらう。それによって、自分の分身のような物語への認識を深めていく。自分一人だと、最高傑作だ!!と思うけれど、想定していた読者に響かないってこともあるもの。
自分で対人支援をしている人間が「これだけの価値があるよ!」とゴリゴリ押すのもなんだか嫌な感じもしたのですが、私自身が感じていることをお伝えしてみました。
今回は『mindmapを用いた思考/感情整理の対話』の振り返りとしてお話をしてきました。
最後に、体験セッションのご案内をさせてください。
そんな方へ。
こちらの記事👇ではストレングスファインダーを用いたセッションをご案内しておりますが、今回のような『mindmapを用いた思考/感情整理の対話』も、同様の初回体験価格にてご提供可能です。
今までコーチングやカウンセリングに申し込んだけれど、深いところまでお話できなかった。否定されてしまった。
そんな方に、失望せずに、ちょっとの勇気で、私、あるいはあなたを待っている人に出会ってもらいたい。
ご興味をもっていただけましたら、LINEにてご連絡ください。
つい長文になりがちです…(笑)
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
またこの世界のどこかの交差点で、お会いしましょう。