奥井 貴仁

愛知県公立小学校教諭。教育サークル根っこワーク代表。授業づくりネットワーク理事。「未来…

奥井 貴仁

愛知県公立小学校教諭。教育サークル根っこワーク代表。授業づくりネットワーク理事。「未来を幸せに生き抜く力」をつけるために、サークル対話やクラス会議、自由進度学習に取り組む。答えのあるパズル型ではなくレゴブロック型の学級経営を。趣味は,ハンモック、ギター、ビール、ランニング、釣り。

最近の記事

「先生。運動会のブログも楽しみにしています」

10/27 今年度の運動会は1ヶ月遅れの10月末。熱中度指数で練習の有無が左右されず、計画的に進めることができた。当日の最高気温は26.1℃。1年前と比較して2℃ほど高かったが問題なし。カラッとした秋風と日差しの中で行うことができた。 3年ぶりに子どもたちとコント。徒競走の際に「位置について!よーい・・・」「パン!!」で全員が撃たれた。見事な倒れっぷりだった。その中で一人だけ立つ少年。ぼくはこれに大笑い。「やっぱりいるんだよな(^^)」と。3年前もそうだった。80人は倒れ

    • 日本にある地震計の数は?

      10/24 「日本には、地震計が何個あると思いますか?」と問いました。すると、「100個」「1000個」「1兆」という声が聞こえてきました。「待て待て。それに根拠あるの?」と質問すると、「・・・」。これではいけません。感で当てるゲームではありません。テキトーに言って、当たればラッキーということではありません。考える力をつけてほしくて、この問いを出しているのです。 そんなことを話すと「376個です。各都道府県に8個ずつと考えました。」「470個だと思います。なぜなら、多い方

      • こんな気持ちを味あわせてはいけない

        10/22 はぁ。がっかりだな。どうしてそうなるのかな。そんなに管理して、何がしたいんだろうか。「面白そうだ!やってくれ!」と気持ちよくやらせてほしいものだ。楽しくない。ワクワクもしない。「やってやろう!」という気持ちが消えていくのが分かる。こうやって心が荒んでいくんだろうな。 今回のことを俯瞰して見てみると、必要なことは、決定権を与えることと勇気づけだと思った。管理しすぎず、決定権を与えた上でサポートやアドバイスをする。クラスの管理者であるぼくは、しっかりと意識しなけれ

        • この時期に必要なこと

          10/21 この時期に必要なことは、褒めてもらうことかもしれない。先週、同じ学年団の先生から「子どもたちが自分たちで考えて、行動していました。本当にすごいと思いました」と言ってもらった。彼は思ったことを伝えてくれただけだったのだろうが、ぼくはすごく嬉しかった。子どもたちの落ち着きがなく、ぼく自身もゆとりをもてず、どこか自信をなくしていたからだ。彼の言葉に勇気をもらい、気力アップにつながった。そして、学年主任としても「何かと大変なこの時期は、勇気づけとなる褒め言葉を伝えること

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          第11回クラス会議を終えて

          10/17 第11回クラス会議は、いつもと違う環境で行いました。教育実習生が2人。他にも3人の先生が参観に来てくれました。参観者がいるというのは、それだけで緊張します。それが原因かは分かりませんが、子どもたちはどこか落ち着かない様子でした。しかし、表情を見ると「やるぞ!」という気合いが入っているようにも見えました。 最初は、前回の相談者に、「一週間試してみてどうですか?」という問いかけからです。「自学に取り組めようになってきました。宿題の時間も少し減りました。2冊目を終

          第11回クラス会議を終えて

          9月の中旬を過ぎたあたりだろうか

          10/15 9月の中旬を過ぎたあたりだろうか。児童間トラブルや行き渋りの児童が見え始めた。そこから、少しずつ数が増えていった。どの学年でもトラブルが起こっているようだ。もちろんうちの学年も例外ではない。 この時期、行事があり、授業も進めたい気持ちでいっぱいである。しかし、ここはグッとこらえてとにかく向き合うことだ。時間がかかっても話を聞く覚悟が必要である。そして、できるだけ素早く動き、その日のうちに何らかの解決をしたい。明日、明後日と時が経つに連れてこじれるだけ。 そう

          9月の中旬を過ぎたあたりだろうか

          CAMP7チャレンジ

          10/9 今年の夏、学年でお揃いのTシャツを買った。しかし、なかなか4人が揃って着てくる日がない。2ペアはあっても、それ以上はないのだ。だからと言って「明日は着て来ましょう」とは言わない。偶然揃うその日を楽しみにしているのだ。「CAMP7チャレンジ」と呼んでいる。 今日は、お揃いではなかったが、3人がCAMP7の服を着て来た。これにはニッコリ。そこで、お休みしている彼に、3人の後ろ姿の写真を送ることにした。それに対して「ぼくのいない時に、またまた〜」と返信があった。こんな

          CAMP7チャレンジ

          いい仕事をした日には飲むに限る

          10/8 福祉実践教室のパート2。町内で2回目を行うのはうちの学校だけ。他の小学校は規定の1回のみ。そして中学校は、今年度は短縮の1回で終わるようだ。確かに、準備に多くの時間を使う。しかし、「次の1回」に、どれほどの価値があるかは、やっているぼくには分かる。 ◆ 「これまで、たくさんの学校に行ってきたけど、これまでの中で1番よかったです」。講師に招いた聴覚障がいの方の感想である。中でも1番心に残ったのは、可視化したことだったと教えてくれた。ジェスチャーゲームで、当てられ

          いい仕事をした日には飲むに限る

          秋はどの辺まできているのだろうか

          10/7 今日の愛知県の最高気温は28℃。日向にいれば、汗が吹き出す暑さだ。ふと昨年の気温が気になり調べてみた。昨年の今日の最高気温は23.8℃。ちなみにこの前日は22.8℃だったようだ。秋はどの辺まできているのだろうか。 ◆ 先日の金曜日のこと。急遽、時間割を変更して2時間連続の理科とした。「ここで終わると思考が途切れる」。そう思って「このまま続けようか」と子どもたちに尋ねた。すると、「うん!」「よっしゃ!」という返事とともに目を輝かせた。授業では久しぶりに見る姿だっ

          秋はどの辺まできているのだろうか

          今日はちょっと贅沢に

          10/2 校外学習で木曽三川公園に。担当の彼女が頑張ってくれた。段取りやしおり作りもそうだが、当日の仕切りも含めて全てを任せた。そのためにたくさんのメモをし、前日まで一人でシュミレーションをしている姿があった。見学中に「まだ緊張してる?」と聞くと、「いや、今は大丈夫です。でも、学校までの車の中が一番緊張していました」と笑顔で答えてくれた。そんな責任感のある彼女は、ばっちりと仕事をやってのけた。イレギュラーにもしっかりと対応した。とても素敵だった。何だかこちらまで嬉しくなって

          今日はちょっと贅沢に

          全てを知ることにはつながらない

          9/27 福祉実践教室のパート2。障がいのある方と一緒にレクをする。それを決めるための学級会。司会を学級代表の二人に任せた。朝に少しだけ打ち合わせをし、あとは任せた。見事にやってのけた。二人の成長がとても嬉しかった。しかし、周りのガヤがとても気になった。流石に口を挟もうかとも思ったが、グッと堪えた。クラスの皆は、そのガヤに笑っていたが、ぼくは笑えなかった。「どうして、司会者の言葉を遮ってまで声を出すのだろう……」。 帰りの会。学級代表の一人が「司会をしている時に、フォロワ

          全てを知ることにはつながらない

          久しぶりに心がグラグラと動いたクラス会議だった

          9/19 2学期最初のクラス会議は「自学タワーの目標冊数を決めたい」というもの。相談者はぼくだ。 久しぶりに相談者として参加した。子どもたちのあたたかさに感動した。輪番発表の際に、一人ひとりがぼくの目を見て話をしてくれた。輪番発表後に、相談者であるぼくに「どう思いますか?」と聴いてくれた。フリートークの時に「ちょっと喋ってもいいかな?」と尋ねると、皆が真剣に話を聴いてくれた。この、皆が寄り添ってくれる感覚を、相談者として味わうことができた。これまでに何度も相談者役として参

          久しぶりに心がグラグラと動いたクラス会議だった

          息子と電車の男旅

          9/9 息子と電車の男旅。何となーく大須に来て、何となーく食べたいものを選んで。飲んで、食べて、汗かいて!最高です(^^)

          息子と電車の男旅

          さ、明日から二学期だ!

          9/1 台風10号のノロノロには参った。予定が大幅に狂ってしまった。そして「まさか、二学期初日は休校か?!」と不安になってしまった。こんなにも間の悪い台風は久しぶりである。 ◆ そう言えば、この夏に「小中学生のいる困窮世帯の計60%が、子どもの夏休みは「なくて良い」「今より短い方が良い」と考えていることが民間団体の調査で分かった」という記事があった。その理由として「子どもが家にいると生活費がかかる」「物価高が続く中、夏休みは学校の給食がないため家で食事を用意する必要があ

          さ、明日から二学期だ!

          「あの時の先生と同じ歳じゃん!」

          8/30 教え子との再会。久しぶりに会いましたが、見た目は変わっていても、笑顔はあの時のままでした。そして、話を聞きながら「そうそう。彼女はそういう子だったよな」と懐かしさを感じました。 色んなことをお喋りしました。同級生の今。あの頃の思い出。今の仕事のこと。2人とも、苦労しながらも頑張っているようです。そんな中でも「自分らしさ」を失ってはいませんでした。人柄もあの頃と何も変わっていませんでした。嬉しかったのは「色々あったけどこうやってやってこれたのは、奥井先生のおかげで

          「あの時の先生と同じ歳じゃん!」

          ようやく夏の風物詩

          8/3 今年初めての小アジ釣り。20匹と大漁。夏休み二週目で、ようやく夏の風物詩を味わうことができた。 そして、今宵は小アジの唐揚げ。美味い!美味すぎる!!家族も絶賛(^^)

          ようやく夏の風物詩