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チャレンジ精神獲得で自己肯定感は高まる

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1回のチャレンジで諦めてしまう人の成功体験は0回。一方、失敗しても何度もチャレンジする人は、成功体験の数を確実に増やすことができます。成功体験の複数ある人と乏しい人では、当然、自…
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2024年9月の記事一覧

9)両極端に感情がブレすぎるので辛い

◆完璧主義のため自己否定に陥りやすい 2リク君は宿題が重荷になっているのかもしれない。 でもだからといって、リク君だけが宿題を提出しなくても良い状態は、クラスの他の子の目もあるなぁ、、、と思いました。 リク君にとって宿題は苦しいのでしょう。その苦しみを軽くすることが、まず必要だと思いました。 宿題が原因かもしれないとお母さんに電話をすると、お母さんは「宿題はみんなと同じにやらせて欲しい」と言われました。 その気持ちも分かります。分かるけれど、、、という思いがありました

8)学年最下位の学力。みんなと同じ宿題量は辛いのかも。

◆完璧主義のため自己否定に陥りやすい 1 リク君は、学校を嫌がっている。 これは困ったなーと思いました。学校に来れば、私の話はちゃんと聞くし、授業にも参加できるようになっている。行動も早くして、感情のコントロールもしようと努力している。 もちろん、授業は分からないことも多いと思うけれど、クラスの子どもは気のいい子が多く、友達に教えて貰いながら、なんとか取り組んでいると思っていたのです。 何と言っても、ものの考え方についての私の話には、いつも大きく肯いて聞いていたので、

7)さすがに学校に来たくないってことじゃないの?

◆行動は早くなった。。。でも事件が勃発 2リク君は大丈夫かもしれないな~・・・そんなことを思っていた4月の下旬、事件は起こりました。 いつものように、朝、教室に行くとリク君がいません。前年からお休みが多かった子なのですが、その日は、親御さんから連絡がありませんでした。 あれ~? お休みかなぁ~~  と思って家に電話をすると、朝、家をちゃんと出たというのです。 それから大騒動で、手の空いている教員で学校中を探したり、私はたまたま空き時間だったので、通学路を見てまわったり

6)行動は早くなった。。。でも事件が勃発

◆行動は早くなった。。。でも事件が勃発 1 リク君は、とにかく行動が遅かったので、「早く行動」「早く行動」と、時々声を掛けるようにしていました。 分からない問題を早く解くというのは無理なので、板書をノートに書くとか、視写とか、そういうものは早くできるはずです。とにかく、何でものんびりだったのです。 そうこうしているうちに、「黒板をノートに写してね」と言うと「もうやった」という返事がくるようになりました。 「えっ、まさか」と思って確認すると、ちゃんと書いてあります。 お

5)授業がツマラナイと思うのも楽しいと思うのも、行動次第

◆感情や気分は行動によって支配されている 2 クラスの子に話したこと 続き じゃぁ、授業がツマラナイという人は、どういう行動をしているのだろう? すごい速さで板書をノートに写したり計算をしたりしているかなぁ?  作文を書くときに、さっさと書いて提出しているかなぁ?  違うよね。大抵はなかなか動かない。 私の授業は、何か課題を出すときは、全員ができるように、分かりやすく指示をしていると思います。 例えば作文なら、教科書の基本を真似して少し自分なりに修正したらOKってこ

4)人間は、行動を起こすから”やる気”が出てくる生き物

◆感情や気分は行動によって支配されている 1 クラスの子に話したこと 続き 「じゃぁ、どうやって授業を楽しむのか、、、ってことだけど、すごく簡単なのは、早く動くってことなんだよ。 何かやりたくないことをするとき、みんなは早く動くのかなぁ? きっと動かないよね。ゲームをやっている途中でお母さんに手伝ってと言われたら、しぶしぶ動くんじゃないかなぁ?  嫌なことをする時は、行動が遅くなる。それは自然なことのように思うけど、実は違っているんだ。 そもそも、脳科学的に”やる気

3)楽しく授業を受ける技術を身につけたら学校が1日中楽しくなる

◆授業を楽しむ自分にしよう 2 クラスの子ども達に話したこと ツマラナイって思う。 それって、なんとも不思議なものです。 このクラスで授業がツマラナイって思う人はどれくらいいるかなぁ?  手を挙げている人がほとんどいないけど、ちょっとこれは手を挙げにくいよね。 じゃぁ、授業が面白いなって思う人は? 結構な数がいるね。良かった、良かった、私の授業が楽しいようで少し安心です。 じゃぁ、ツマラナイと思う人と、楽しいと思う人がいるってどうしてだろうね? だって、私は40人

2)授業が面白いもツマラナイも、自分自身の行動によって変えられる

◆授業を楽しむ自分にしよう 1昨年はオール1だったリク君。リク君は、日々ぼんやりと授業に参加しているだけです。 そんな学校生活じゃぁ楽しくないよね、、、と思って日々リク君を見ていました。 実際に、当時のリク君は表情の変化がとても乏しく、クラスの友達との交流も、全くない状態でした。昨年の担任に交流関係を聞いても、親しい友達はいなかったとのことでした。 ただ、ぼんやりと授業に参加して授業時間が過ぎるのを待つ。これほどツマラナイことはないと思います。 自分自身の子どもの頃を

1)子ども達が笑顔で学校生活を送ること、それが学校教育で一番大切

◆学年最下位だったリク君リク君は、学力がかなり低い。 そんな申し送りを受けていました。前年度に授業の様子を見たことがありましたが、ただ、ただ、座っている。そういう印象のある子でした。 前年度の成績は学年最下位。そして成績はオール1。図工や体育、音楽までもが1という成績でした。 最近は、子ども達が笑顔で学校生活を送ること、それが学校教育で一番大切な事だと思うようになっていて、子どもを笑顔してナンボ!といった心もちで学級運営をしています。 実際にリク君を担任してみたら、、