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6)行動は早くなった。。。でも事件が勃発

◆行動は早くなった。。。でも事件が勃発 1


リク君は、とにかく行動が遅かったので、「早く行動」「早く行動」と、時々声を掛けるようにしていました。

分からない問題を早く解くというのは無理なので、板書をノートに書くとか、視写とか、そういうものは早くできるはずです。とにかく、何でものんびりだったのです。


そうこうしているうちに、「黒板をノートに写してね」と言うと「もうやった」という返事がくるようになりました。

「えっ、まさか」と思って確認すると、ちゃんと書いてあります。

おや?と思いましたが、そんなことが何度も続き、リク君は、板書はすぐ書けるようになっていきました。


学習の課題は、さすがに理解まで時間が掛かりましたが、それでも友達に助けてもらいながら頑張っていました。

びっくりしたのが漢字です。私はとても漢字を厳しくチェックするのですが、リク君は、ほぼ完璧な字を宿題で書いてきていたのです。

普段の字は丁寧ではないのですが、漢字練習帳だけは、しっかり書けている。何度も消して書き直した跡があります。

そういえば、漢字が好きだと書いていたな・・・


その頃になると、リク君はビックリするくらい、私の話を聞くようになりました。

授業はもちろんのことですが、心の在り方に関するような話の時は、「そうか、そうか」と言っている心の声が聞こえるかのように大きく何度も頷いて聞いていました。

成績はオール1だったし、はじめは何もかも興味がない様子だったけど、これなら大丈夫かもしれないな~・・・

そんな風に思っていました。でも、そんな指導だけでは簡単にはいかなかったのです。


ということで、この続きは、また明日。


この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。

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