いい子になんて、ならなくていい!
入園式から2週間がたった。
毎日、出席カレンダーにシールを貼ってもらったことを
上機嫌に教えてくれる。
朝は、私が一緒に登園する。
泣き喚くお友達を尻目に、
嫌がることもなく、すたすたと歩いて園に吸い込まれていく。
先生とも友達とも、お話はほとんどしてない様子。
元々、人見知りをするし、そんなものだろうと思っていた。
こいのぼり
今日は、幼稚園でこいのぼりを作ったらしい。
楽しそうに作る過程を教えてくれる。
順調なように見えた。
パパはいない1週間
今週は、月から金まで、夜の会食などが続き、
いつも一緒に入っているお風呂、
寝かしつけをママに代わってもらっていた。
金曜日の会合はスタートが早かったので、寝る前に帰宅できた。
久しぶりにお風呂に一緒に入った。
楽しそうでよかった。私も楽しかった。
一緒に布団に入ると、眠いのか目を擦っていた。
よく見るとちょっと泣いているようにも見えた。
「なんか、なんか、なんか・・・」
何かを言おうとしているが、言葉が出てこない。
ぎゅっと抱きしめたまま、うん、うん、
相槌を打っていると本音がこぼれた。
「ようちえん、たのしくない」
寝耳に水だった。
そんなはずはない、あんなに楽しそうじゃないかと耳を疑った。
でも、言葉は本当だった。
思い返せば、特定の同級生の名前を連呼していた。
お友達の名前を覚えるくらいだから、仲良くなったのかと思い、
一緒に遊んだの?仲良くなったの?と聞くが、
そうではないと首を横にふる。
今思えば、きっと嫌な思いをしたのだろう。
もちろん、そのお友達には悪意がないのだろうと思う。
しかしながら、一人っ子の息子にとってみれば、嫌な思いをしたのだろう。
名前を連呼することで、訴えたかったのかもしれない。
まずはとにかく良かった。
吐き出せたことは、本当に良かった。
よく考えてみたら、誰も知らない幼稚園に急に一人入れられて、
苦痛を感じることが当然だ。
私だって円卓に座り、初めましての名刺交換をした人と2時間の懇親。
苦痛だ。
ただ、私はすべを知っている。
やり過ごすことも仲良くなることだって努力次第でできる。
息子は違う。そのすべを持たずして、よく2週間がんばった。
これから
すぐにママと共有した。
とにかく、抱いてあげてほしいと伝えた。
もちろん、今だって抱いていると思うけど。
家はどこまでも底なしに安心と愛を感じられる場所にしてあげたい。
それが仇となることもあるのかもしれないが、言葉よりスキンシップ。
何ができるのだろう?
パパの無力感に溺れそうなったので、noteを開いた。
2度目の涙が溢れる。
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