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共鳴*羽の下に夢温めて浮寝鳥

首から頭からそっくり羽根に包んで浮かんでいるのは、夢を温めながら春を待つ姿だという。
耐え忍ぶ姿もこう言われると一転して、豊かな、余裕の時にあるように思える。
本物の羽根布団である。

(佐野 聰)

俳句雑誌『風友』令和四年六月号「私の好きな一句 ■三月号より■」

(岡田 耕)


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