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【北海道観光】道の駅紹介vol.1 「つるぬま」/浦臼は、なぜかマンゴーと坂本龍馬の町だった!?

道の駅 つるぬま(樺戸郡浦臼町字キナウスナイ)


札幌を北に向かって走る国道275号線。札幌市内中心部から雁来大橋を渡り、当別町、月形町を抜けると、その隣にあるのが「浦臼町」です。
札幌駅から65km。
ちょうど札幌と旭川の中間、車でおよそ1時間10分ほどの位置にある浦臼町。
「道の駅 つるぬま」は、国道275号線沿いにあります。
札幌から近い場所にあるのに、周辺の町に比べて意外にマイナーな印象がありますね💦





●基本情報

(北海道開発局HPより)

(住所)
樺戸郡浦臼町字キナウスナイ188
(営業時間)
10時~18時(4月下旬~9月30日)
10時~17時(10月1日~4月下旬)
(定休日) 月曜日
(登録) 平成11年(1999年)8月
【登録番号60】

■POINT
札幌から北に向かって約65キロ、国道275号沿いにある道の駅「つるぬま」には地元の特産品を取り扱うお店や野菜の直売所があります。
近くには鶴沼公園があり、テニスやキャンプ、ボート遊びなども楽しめます。遊びの後は温泉でリフレッシュしてはいかがですか。




浦臼の驚き①「実はマンゴーが名物🥭」!!


北海道マンゴー


ある日、夏休みで北海道に帰省していた友人が
「浦臼のマンゴーが食べたい!」
と言い出し、浦臼へ一緒に向かうことに😅。

「なぜ、九州宮﨑や沖縄の名物で南国フルーツの代表『マンゴー』が北国の北海道にあるのだ???」

道民の私が不思議に思いながら、道民よりも北海道事情に詳しい友人一家と共に浦臼町の「道の駅 つるぬま」に到着すると、しっかりマンゴーが売られています。

実はこの「マンゴー」、浦臼町にある「神内ファーム21」で育てられた正真正銘の北海道産。
さすが『キングオブフルーツ』と呼ばれるだけあって、マンゴー特有の甘い香りとまろやかな口当たり、そしてリッチな味わいで、最高の旨さ😚

まさか、北海道の「道の駅」で、マンゴーが売られていたとは驚きです。

詳しくは「食べログ」で紹介
 ▼

(参考)



甘くて旨い北海道のマンゴー🥭
「アップルマンゴー」という品種
「神内ファーム21」直売店
ギフトにも最適
地元産の野菜と一緒に普通に売られています💦
マンゴー特有の「花切り」
糖度も高くてまろやかな味わいです💕


※マンゴーの販売は期間限定なので、事前にご確認ください



浦臼の驚き②「実は坂本龍馬家の墓がある」!


(国立国会図書館HPより)


幕末に活躍した、維新の志士・坂本龍馬
浦臼町はそんな龍馬とゆかりの深い町です。

坂本龍馬の長姉・千鶴ちづは、土佐藩の儒学者で歌人の高松順蔵に嫁ぎましたが
その長男が、龍馬より7歳年下で、龍馬と共に海援隊で活躍した、高松太郎です。
龍馬の死後、明治4年(1871年)に朝廷の命により坂本龍馬の跡目を相続し、高松太郎は坂本直と改名します。

一方、坂本直の弟である坂本直寛も、母の実家で、龍馬の兄・権平の養子となり、5代目の当主として坂本家の本家を継いでいます。

倒幕を目指していた坂本龍馬は
幕府が崩壊した後に、武士を蝦夷地へ連れて行き、開拓と北方警備を担わせるという構想を持っていました。

坂本直寛は、叔父である龍馬の意志を継ぎ、
北海道の開拓を志し、
明治30年(1897年)、土佐(高知)で設立した入植者団体の「北光社」を率いて、北見市開拓の先駆者となります。
翌明治31年(1898年)、直寛は、盟友・武市安哉たけちやすや(武市半平太の親戚)の急死に伴い、浦臼で武市が行っていた聖園農場の経営を引き継ぐため、一家と共に浦臼へ移住。
以後、開拓とキリスト教の伝道に、その生涯を捧げます。

直寛の兄で、龍馬の養子となった坂本直が同年病死すると、直の妻・とめと長男の坂本直衛が、義弟の直寛を頼って、浦臼に移住し、浦臼町の発展に尽力しました。

こうした経緯で、「坂本龍馬家の墓」の墓が、浦臼町に建立されているのです。

なお、帯広の銘菓「六花亭」の包装紙は、坂本直寛の孫である、山岳画家の坂本直行が描いたもの。
坂本直行が、坂本本家の8代目当主となります。
普段よく見かける「六花亭」のデザインが、坂本龍馬の子孫の作品だったとは驚きです。

龍馬が、新天地として夢見た北海道の開拓精神は、今も我々道民に受け継がれているのかもしれませんね。

坂本家ゆかりの品々は、浦臼町郷土史料館に収蔵され展示されています。


おなじみ六花亭の包装紙(六花亭製菓株式会社HPより)

(参考)



「浦臼町」について

店内に貼ってあった浦臼町の案内

「道の駅 」に掲示されていた案内より転記します。
  ▼

浦臼町は、1887年(明治20年)、
樺戸集治監の因人によって
月形から浦臼、新十津川、雨竜を経て日本海に抜ける、
いわゆる増毛街道の開拓から始まります。

1891年(明治24年)
青木六蔵が、樺戸川駅逓取扱い人として来住、次いで友成士寿太郎が入植、さらに武市安哉、岩村八作、北越殖民社などが次々と開拓の鍬をおろし、
ほぼ現在の集落が形成されました。

1899年(明治32年)には月形より分村、
2019年(令和元年)に開町120周年を迎えました。

本町は北海道の中西部、
空知管内のほぼ中央に位置し、
面積101.83㎢で樺戸連山と雄大な石狩川に挟まれています。

いくつもの川や沼が点在するほぼ平坦な地形で、
気候も高温適雨で農業に最適な環境となっています。
しかし冬は雪が多く、平年降雪量は8m~9mに達します。
(参考文献「浦臼町百年史」等)

浦臼町の主な特産品は、米・ワイン・ぼたんそば・メロン・ジャガイモ・牛肉・ミニトマト・トマトジュース・豆乳ソフトクリームなどがあります。


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なんとも驚きの浦臼町!
まさか、マンゴーと坂本龍馬の町だったとは
長年北海道に住むオジロワシ🦅も知らない驚愕の事実の町でした😅

札幌からも近いので、ドライブにも最適ですね🚙

「道の駅」巡りの参考になれば幸いです😺

●全道の道の駅を紹介中です
 ▼


それでは👋


(2022年8月12日訪問)
(2024年10月15日投稿)


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