アオゲラのアオって…? 【奥入瀬 24/3/21】
1ヶ月程前の記事「樹をつつく鳥」でオオアカゲラというキツツキの仲間を紹介しましたが、今日は別の種類のアオゲラという野鳥に出逢えました。
キツツキといえばこの記事↑の写真のような、樹に垂直に留まっている様子がいかにも!という感じですが、今回のアオゲラが留まっていた場所は樹ではなく岩壁でした。
冒頭の写真、サッと見流すだけではキツツキがいるとは気付けないんじゃないでしょうか笑
岩の隙間に頭を突っ込んでいることもあって、見事なまでに岩壁と同化しているのです。
岩壁が緑色なのは、地衣類が着生している為。
この地衣類の緑色とアオゲラの背中の緑色がもう完全に一致していてびっくり。
この岩壁に擬態する為にその体色になったんだね!と納得してしまいそう。
アオゲラのアオはその黄緑色の体色が由来。
昔は青色の中に緑が含まれていた為に、アオゲラと名付けられました。
ちなみにアオゲラは漢字表記だと緑啄木鳥なんですが(ややこしいな)、私の頭の中では地衣類啄木鳥で定着してしまいそうです笑
とっても目立つ赤い後頭部がひょっこり。
この写真だけでは分かりにくいですが、額から後頭部まで赤いのがオスの特徴。
メスの場合は後頭部だけに赤が入ります。
分かりやすい角度でもう一枚
キャッチライト(目の中の光)も入って、我ながら上手に撮れた一枚です。
トレードマークの赤い頭部に、地衣類色の体色。
どちらも素敵ですが、腹部の模様も素晴らしい。
黒いV字のような斑紋は時にハートマークのようにも見えたりします。
キツツキの仲間達はいつもせわしなく樹をつついて回っていて、ジッと動きを止めてくれることはそう多くありませんが、今回のアオゲラは「私を撮りたまえよ」と言わんばかりに静止してくれて、とても助かりました。
嬉しい出逢いだったな(^^)
他にもいい出逢いや発見がありまして、あと2〜3日鳥ネタが続きそうです。
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