目からウロコどころじゃない!
普段生活してて「そうだったの!?」って驚きを与えられる事ってなかなか無い。
だからこそ「そうなんだ!」という驚きは脳の活性化にとって非常に有用だということをずいぶん前に知った。
以前は脳の細胞は加齢により減少し、新しく生まれないというような認識があったが、最新の脳科学ではそれらは完全否定されている。
歳をとると判断能力が衰えるけれど、もしかしたら脳への刺激を多く与えることでそれは変えられるかも知れない。
少なくとも「何歳から学んでも常に意味がある」という事が脳科学分野で証明された事は、学びを始める大いなる根拠にはなる。
(今更覚えられないわ、という言い訳は通用しなくなった)
脳に関する常識
最近、物や人の名前が出てこない事が増えたなと実感している。
「あれ、あのさ、あのドラマの奥さん役してたあの人… えーと…」
みたいな事が多い。
「頭に マ がつく名前だったはず…」
で、結局調べたら全然違う名前だったり。
頭の良さというのはつまるところシナプスの数(または大小)と思っている。学者じゃないから詳しくはわからないが、シナプスというのは脳細胞を繋ぐ道路だと思えばいい。
例えばA地点からB地点まで行くとして、道が一つの場合。
その道が通行止めになったら、もう辿り着けない。これがシナプスが少ない状態だ。
シナプスが多いと目的地まで幾つものルートがある事になり、一つの道がダメでも迂回したりさらに早い道を見つけたりする事になる。
そしてシナプスは増やせる。
意外だが一つの有用な方法は運動する事だ。
身体を動かすと脳にはバキバキに刺激になる。そりゃそうだ、身体は脳が動かしてるのだ。
集中力についても運動後の方が明らかに長く持続される。
運動部の学生の方が同じ量の勉強をしたときに成績が遥かに良いというデータがそれを証明してる。
ただ、働いてるとなかなか日常的に運動するのは億劫に感じるのも分かる。帰ったら飯食って堕落したいよな。
だけどそれじゃシナプスは減りつづける。そのまま老化していけばアクセルとブレーキを踏み間違えるようになるのも時間の問題だ。
水平思考ゲーム
じゃあどうしたらいいか。一つはゲームだ。
ガキの頃は親に「ゲームばかりしたらバカになる」とよく言われた。
「漫画ばかり読んでバカになるよ」とも。
しかしこれは逆。ゲームをしてる学生ほどIQは高くなり、漫画を読む人ほど国語力や思考力は高くなる事がわかっている。
もちろんテストというのは知識の問題なので、覚えなければ点数は取れないのだが、いわゆる「潜在的能力」は上がる。
かと言って今更ゲームもなぁ…という向きもあるだろう。
そこでオススメしたいのは水平思考ゲームだ。
書籍は買う必要がある(というか買うべきだ)。
とある状況が説明され、なぜそうなったのか、どうしたらその状況を再現できるか?を導き出すゲームである。
なぞなぞと違い、答えを見ると「そうか!」と納得できる。
スペースの都合上1問だけ下記に記す。
問題
カゴにはリンゴが6個入っている。そこに6人の子供が来て、それぞれ一つずつリンゴを与えられた。
全員にリンゴは行き渡ったが、カゴには一つリンゴがある。
なぜか?
どうだろうか?どう説明するとこの状況は再現できるだろうか?
答え
1人はカゴごとリンゴを持っている。
私はこの問題が解けなかったが、答えを見たとき「そうか!」と脳に刺激があった。
これが水平思考ゲームだ。どの問題も「それはずるいわ」というものはない。
これを続けていくと、例えば自分が何かを成し遂げたいときに「どうしたらそれを成立させられるか」という思考力が格段にアップする。
書籍は色々あるがこの辺りが良さそう。
1日1問、「すぐに諦めない」とルールを決めてやり始めるといい。私はいままさにやっていて、たぶんちょっと頭が良くなった(気がする)。
最近ちょっと自分の思考に不安を感じたら試してみて欲しい。
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