大道幸之丞
行く末を予兆していたわけではないが「辞めよう」と思い出してから読みふけった体験談があった。それが元イラストレーター西山カルロスさとしさんの記事だった。 「俺は会社を辞め、自分で仕事を始めるのだ」との立場になると急にこの記事が身につまされる、他人事ではないエピソードに思えて仕方がなかった。実際ここでの西山さんは立派だと思った。 noteに書いた他の記事の通り、私に喫茶領域の経験があったものの、この時点で私は飲食業をやろうとは露ほども考えていなかった。 むしろこれまでのITス
やっとリラックスして楽しめた 昨夜AmazonPrimeのオススメ欄に突如『ちょっと思い出しただけ』が見えてびっくり。22時を過ぎていましたが観ることにしました。 この映画に関しては過去noteに3本感想を書き、ノベライズも読破し完全にハマっていた私ですが、興奮も落ち着き、セリフやストーリィの辻褄に振り回される事なくはじめてリラックスし楽しんで観ることが出来ました。 池松壮亮の会心作? 池松壮亮さんの過去出演作品も観ました。 『永い言い訳』 『夜空はいつでも最高密度の青
・土管企業を買収 この頃からADSL事業に関連しJR系の通信企業買収の噂が出てきた。ADSLは加入者回線網を使う。将来的には光ファイバーが「ブロードバンドインターネットの本命」とされていたが、この時点で光ファイバーはまだまだ高価で一般普及まではやや時間が必要だった。だからそこまでのつなぎ役の「高速ブロードバンドサービス」としてADSLは当面需要がある。しかし問題(課題)もあった。加入者回線網はNTTに握られており、サービス初期には「回線握り」と呼ばれ総務省から指導が入った苦
・バトンタッチ制度 私が元勤めていた会社に「2018年退職組」という言葉がある。 ——その企業には「退職金」がなかった。いわゆる「確定拠出年金=401k」が採用されていた。ところが社の経営戦略上、企業買収を続けざまに行った事で管理職以上の社員が異常に増えすぎた。実業務では判断力やスピード感が落ちるし、一方順番待ちの若手管理職候補者が下に大勢つっかえており、「若返り施策」として「バトンタッチ制度」がスタートした。まず現在課長で45歳以上、部長は50歳以上はすべて一律にラインか
「ちょっと思い出しただけ」を好きになりすぎた私は既に映画は鑑賞2回。ドラマ世界からなかなか抜け出せなくなり最後はノベライズを読破しました。今では続編のストーリーまで考え始めてしまっています。このままで終わってもらいたくありません。 さて、ノベライズは脚本から起こした小説ですから、映画では不明瞭だった場面の描写や作者のメッセージ、意図、俳優のアドリブ部分まで網羅されています。 まず見開きに下記「ナイト・オン・ザ・プラネット」でのセリフが掲げられています。実は再三取り上げたタク
前回の批評ではだらだら書いてしまったが、2度めの鑑賞を終え、今回は劇中ではほぼ追われておらず「でもわかるでしょう」と松居監督が鑑賞者に問いかけているような、劇中では描かれていない肝心な野原葉の3年間に絞って考察してみたいと思う。判明した事として結構私は思い違いをしていました(汗) ——まず3年目に照生を強引に待ち伏せ職場まで送った日、車中では劇中唯一と言って良い「口論」がありました。勝手に待ち伏せしたにも関わらず、降ろす時には冗談ともつかないキツめな口調で料金請求までしますが
※本記事では映画内容全てに言及するためネタバレに関し遠慮がありませんのでご注意ください。 六年間の恋愛の行方を離別状態から出会いまで遡る形で追う作品。 類型作品としては 『花束みたいな恋をした』 『ボクたちはみんな大人になれなかった』 まずこのあたりが好きな御仁にはおすすめしたい。 面白いのは主人公の1人でダンサーの佐伯照生(池松壮亮)の誕生日を定点として遡る点だ。両者恋愛の現状が出やすい日が選ばれている。 ——自己表現を生業とするため上京しそんな背景で幾度か恋愛を経験す
このような報道があり、反応は「当たり前の事で報道される事自体意味がわからない」「信教の自由なのだからあたりまえ」などといったところ。しかし皆が意識するものはいつもの中韓の反応であろうことは明らかだ。 ——私の記事で再三取り上げている通り、政治家自体の参拝は例え靖国意外の神社、信仰でも「憲法に保証されている通り」自由だ。しかし憲法20条第3項には「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」とある、かなり強い言葉であり、意訳すると「現役閣僚に信教の自
まず候補予定地からの最寄り駅は千代田線/小田急線「代々木公園駅」だ。ほぼ小田急線の「代々木八幡駅」が傍にあるが、いわば日産スタジアム実際の最寄り駅「小机」的位置づけになるのであろう。しかし「代々木公園駅」は改札機も2台のみの小型駅。この駅はスタジオが完成したなら、常磐線乗り入れの千代田線経由の柏サポが常用しそうだが、激混み必至であろう。 ただし実際はJR原宿駅、JR渋谷駅、東京メトロ明治神宮前が公称の「最寄り駅」になるのだろう。 駅の出口を左に進むとすぐ代々木公園交番
2018年9月13日に構想が発表された『SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA』は東京渋谷区代々木公園B地区と呼ばれるNHK横にある現在は主にイベント開催のエリアとサッカーコート、陸上競技トラックが併設された場所。 面積が15.11k㎡と23区で15番目の渋谷区としては代々木公園/明治神宮エリアは「ここしかない」という場所だ。 この構想は渋谷区長長谷部健氏が肝いりで設置した『一般社団法人 渋谷未来デザイン』によるもの。出自が博報堂である長谷部氏らしいアクションだ
一般人は日頃、政治家を例え口では罵ったり批判をぶつけていても内心では「国会議員はそれだけの資質がある人物だ」と信じ込んでいるもので、無意識にそういった文脈で話を聞いている。しかし私は代議士秘書経験から、彼らのグレードをある程度承知している。 現在自民党総裁選で連日報道では賑わいを見せていて、たんなる1党の総裁選とはいえ、ここで選ばれる総裁=総理を意味する事に加え、次回で第100代総理大臣となり、その節目で日本初の「女性首相誕生」の可能性もあり大変な話題である理由もわからなく
韓国からの『嫌旭日旗』議論は些末な部分にも及んでいる。ただしこの記事中に引っかかる箇所がある。 旭日旗に関しては中国や東南アジアの国から苦情は出ていない。そもそも韓国側が旭日旗を批判するようになったのは最近だ。2011年のサッカー・日韓戦で当時韓国代表MF奇誠庸がゴール後のパフォーマンスで「猿まね」を行った。日本人に対する差別行為の指摘を受けると、「観客席の旭日旗を見て涙が出ました。私も選手である前に大韓民国の国民です…」と弁明。会場で旭日旗は確認されなかったが、この一件以
作家雨宮処凛さんと同じく作家佐藤優氏の共著『この社会の歪と希望』。 ともかく貧困や差別の現場で奔走する雨宮氏と十年以上前からそんな彼女に様々な助言をしてきた関係の両氏が、現在の問題と将来の展望を語り合う一冊。ここでは以下の4章立てで問題に光を当てる。 第一章『コロナ禍が浮き彫りにした社会の歪み』 第二章『教育という光』 第三章『「相模原事件」が突きつけるもの』 第四章『貧困問題と政治の現場から』 雨宮氏はボランティアで様々な突端の現場で活躍しており、佐藤氏は『役人
このような記事が目に止まった。韓国の『旭日旗』に対する過敏な反応は今に始まったことではないが、それはそれとして私は個人的にごく素朴な疑問として「なぜ敗戦後廃止されたはずの旭日旗が復活しているのか」というものがあった。 普通に考えて本来の国旗である日章旗とは別に太平洋戦争で日本があらゆる戦地で翻していた『旭日旗』は当時の他国からは『敵の象徴』であろうし、この図柄の出番が『ハレの日』や縁起を担ぎたい『戦いの場面』である事は以前何かで確認していたし、文献によると1870年(明治3
日本人は経済不況に陥るや腹いせに公務員の保証された給料と『宗教法人の非課税』をやり玉にあげバッシングに走る傾向があるが、これは天に唾する行為であり、近視眼な思考過ぎると思う。 まず戦時中日本は現人神天皇と靖国神社を組み合わせ『国家神道』を成立させ、日本の中央官庁である内務省が管理していた。これは思想統制を行うためで、欧州が侵略戦争を肯定する為に用いた『キリスト教を広めるため』との方便を模倣したものであった。 そして「思想統制こそが戦争勝利のカギ」と考えた軍部国家は神札を拒
毎年終戦記念日になると報道を賑わすものとして総理大臣も含む『現役閣僚の公式参拝』とそれに対する中韓の反応というものがある。 日本国民は中韓の反応に「個々人、憲法に保証された信教の自由があり他国からとやかく言われる筋合いはない」といった論調だが、これに対し日本の『全日本仏教会』から毎年止めるよう要請が出ているのはご存知だろうか。 要請の内容は上記文で非常に簡明だと思う、またキリスト教系団体はこれと天皇の即位行事『大嘗祭』に関しても強い反対姿勢を打ち出している。 多くの国民