【3分でサクッと読める】困ったときの神頼み!宗教は、いいとこ取りで、いい。しんどくなったら神社やお寺に行こう。

皆さんは、信仰している宗教はありますか?私は仏教を学んでいますが、日本では、「自分は無宗教」とおっしゃる方が大半ですよね。しかし、お正月には初詣、クリスマスにはパーティ、お盆やお彼岸にはお墓参り、お葬式では読経、戒名をいただくなど、無意識のうちに、宗教的な行為に触れている方が多いのではないでしょうか?

見方によっては、「複数の宗教行事を節操なく行っている」ように見えるので、「不謹慎」とか「罰当たり」とか「困ったときの神頼みは効果がない」などと非難される方もいらっしゃいますが、私は、ぶっちゃけ、

宗教は、いいとこ取りで、いい。


と思います。

特に終活においては、普段は全く意識してないのに、急に宗教色に直面する場面に出くわすので、困惑される方が少なくないです。

しかし、その時々で、必要だと思われる「宗教のエッセンス」を取り入れて、ご自身やご家族の悲しみを癒す助けにすれば、それでいいのではないかと思います。

厳しい修行をしなくても、大切なものは、心で感じられます。困ったときの神頼みは、いわばグリーフケアの一環ですね。

グリーフケアとは
死別を経験しますと、しらずしらずに亡くなった人を思い慕う気持ちを中心に湧き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気づきます(喪失に関係するさまざま思い:「喪失」としてまとめます)。また一方では死別という現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています(現実に対応しようとする思い:「立ち直りの思い」としてまとめます)。この共存する二つの間で揺れ動き、なんとも不安定な状態となります。同時に身体上にも不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。グリーフの時期には「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など実存への問いかけをも行っています。
このような状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。

一般社団法人日本グリーフケア協会ホームページより


ちなみに、現在日本には、

神社 約80,000社
寺院 約76,000寺

の神社仏閣があり、コンビニの店舗数よりはるかに多いです(約57,000軒)。

出典:文化庁 宗教統計調査 全国社寺教会等宗教団体・教師・信者数 (1)系統別 団体数


神社仏閣合わせて約156,000寺社もあり、その教えや宗派、ご本尊なども様々なので、

どの神様、仏様が、一番いいのか


なんて、私たち一般市民には到底わかりません。まして、天国はあるのか?地獄はあるのか?死んだらどうなるのか?など、科学では解明できない事柄なので、信じるかどうかは、ご本人の死生観次第。これが絶対正解!と言えるものではありません。

理屈はさておき、神社やお寺に行くと、何だか心も体もスッキリしませんか?パワースポットと言われる所以ゆえんは、人智を超えたものに守られている空間だから。結局、見えないものを信じられる力が、いざという時、自分の窮地を救ってくれるのかもしれないですね。


終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。