荻野泰男の「主要重点政策」2023年版
このたび、荻野泰男の「主要重点政策」2023年版をとりまとめました。基本的には2019年版を踏襲していますが、東京2020大会が終了したため、「次世代につなぐ長期的な街づくり」を新たに加えました。
2019年版の「重点政策」の取り組み状況については、すでにそれぞれ検証する記事をまとめています。
1.総合的かつ戦略的な人口減少対策
所沢市全体の人口は現在のところ、ほぼ横ばいから微減という状況ですが、地域間格差も存在し、近い将来には本格的に減少していくことが予想されています。そこで、人口減少を抑制するため、子どもを産み育てやすい環境づくりをはじめ、総合的かつ戦略的な取り組みを推進するとともに、時代のニーズに合った公共施設のあり方の検討、空き家対策、増加する外国籍住民への対応などにも取り組みます。
2.産業経済の活性化と財源の確保
地域の実情や特性に対応した規制改革、優良企業の誘致、三ケ島工業団地周辺地区における産業団地の整備、地産地消の推進等による農業振興など産業経済の活性化、成長戦略等に取り組み、税収の確保と雇用の創出を目指します。また、市有財産の有効活用など新たな自主財源の確保にも取り組みます。
3.健康長寿の実現と地域医療の充実
教育機関や民間企業等との連携も含め、健康寿命延伸のための取り組みを推進するとともに、地域医療の充実を図ります。また、新型コロナウイルスをはじめとする感染症対策、受動喫煙対策、がん患者への支援としてのアピアランスケア、更年期対策を含むフェムテックの推進、成人眼科検診の勧奨、エンディングサポートなどにも取り組みます。
4.美しく個性的で災害にも強いまちづくりと地域コミュニティの強化
景観政策や無電柱化(電線類の地中化)等の推進により、 環境や景観に配慮し、災害にも強いまちづくりを進めるとともに、 マンパワーの活用を図り、地域コミュニティの強化を目指します。また、自転車利用の促進、食品ロスの削減等にも取り組みます。
5.次世代につなぐ長期的な街づくり
西武新宿線の東京メトロ東西線への乗り入れによる利便性と沿線価値の向上、連続立体交差事業の検討、老朽化が進むマンションの適正管理の推進など、長期的な展望に立った街づくりを進めるとともに、中核市への移行、一極集中の是正にも取り組みます。
6.DXの推進による機動的な行政の実現
社会保険労務士としての知識や経験を生かし、市職員のスキルやモチベーションを更に向上させるための提案を積極的に行い、出来ない理由を考えるのではなく、どうすれば出来るのかを考える市役所文化への転換を目指すとともに、自治体DXの推進や民間人材の活用などにより機動的な行政の実現に向けて取り組みます。また、市職員の兼業副業に係る許可基準の明確化を求めます。
7.市議会の機能強化
行政を監視する機能にとどまらず、議会基本条例に規定された仕組みをさらに活用し、予算・決算審議などの更なる充実を図るとともに、議会の政策立案機能、立法機能、広聴広報機能等を強化します。また、委員会のインターネット中継や議会モニター制度の導入も検討します。
8.地域の諸課題の解決
計画道路の早期全線開通、主要交差点の渋滞解消、安全性や利便性向上のためのインフラ(上下水道、公園、WiFi環境など)の整備と更新、地域公共交通の充実、教育環境の整備、商店街振興、公共施設の複合化等の課題に地域の皆様とともに取り組みます。
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