オーファクトリー

青森県から全国・全世界の建築環境のシミュレーションを行う事務所「オーファクトリー」の活動報告noteです。田舎でフリーランスで働くこと、田舎での生活、あと仕事の活動報告などつらつらと書いていきたいと思います。興味を持って頂ければありがたいです。

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マガジン

  • 前川建築の環境測定が始まるまで

    2022年に前川建築のプレ的に環境測定を始めた話をまとめています。

  • 建築環境ノートブラッシュアップ

    建築環境のネタ帳的に作っているノートをまとめます。

  • 田舎で個人事業を始めて

  • 床下エアコンのデータパック

    住宅のLDKを対象にした床下エアコンのデータです。 暖房編と冷房編があります。 各100円なのですが、マガジンで読んで頂ければ150円です。

最近の記事

前川建築環境測定プロジェクトのご支援のお願い

2022年の9月から旧弘前市立病院の環境測定して前川建築に関わり始めて、1年がたちました。 1年を期に私たちがやっている「前川建築環境測定プロジェクト」のことと「ご支援のお願い」について書こうと思います。 ■前川建築環境測定プロジェクトについて なぜ始めたのかということを、ざっくり話すと 前川國男の師匠、ル・コルビュジェは、 建築デザインの中に日射制御としてのブリーズソレイユを組み込んだファサードを提案したりなど、 環境要素を建築デザインに融合していることは、建築の勉強

    • 前川建築の環境測定が始まるまで-冬期の旧弘前市立病院の計測-

       2022年度の最後の旧弘前市立病院の計測  12月末~1月にかけて、冬期の旧弘前市立病院の環境測定をしました。 やることとしては ・温度計の設置 ・週に1回の温度データ回収 ・週に1回の照度の測定 ・週に1回のサーモカメラでの撮影 ・世間話をしながらのヒアリング(どの部屋に人が入ったなど)  温度計は置いておくだけでいいんですけど、照度の測定などに関しては行って計測するので、これが何かと時間がかかります。  これが1時間くらいかかるのですが、北側の部屋は9:00くら

      • 前川建築の環境測定が始まるまで-市役所にプレゼンをしに行く-

         これまでもいくつかの書いてきましたが、市役所に前川建築の環境測定についてプレゼンをしに行った話を書きたいと思います。  弘前の市役所にプレゼンをしに行った目的としては3つ ①来年度から弘前市役所の環境測定もさせてもらえないか? ②他の前川建築の環境測定にご協力してもらうことはできないか? ③弘前市からこのような事業に発注した前例はあるか?(活動資金について) □プレゼンをする 話したこと ・過去に新建築のSK+にコルビュジェの環境的なアプローチの書籍が出ている ・弟子の

        • 再生

          【VoiceBlog】前川建築の環境測定が始まるまで-企画書を作ってみる-

          前川建築の環境測定が始まるまで-企画書を作ってみる-のボイスブログです。

        マガジン

        • 前川建築の環境測定が始まるまで
          6本
        • 建築環境ノートブラッシュアップ
          2本
        • 田舎で個人事業を始めて
          6本
        • 床下エアコンのデータパック
          2本
          ¥150

        記事

          前川建築の環境測定が始まるまで-名刺代わりに弘前市立病院の夏期のデータを-

          先日、弘前1%システムに採択されました。 無事採択されたので、私たちが弘前市の前川建築の環境測定に至るまでの話を書いてみたいと思います。 先日、第一、二弾を書きましたので、そちらも呼んで頂ければ嬉しいです。 また、1%システム採択事業ではありますが、今のところ12万円程度の赤字になる事業です。 もし、応援して頂ける方がいれば、この記事の最後からサポート頂ければ嬉しいです。 さて、それでは弘前市立病院の夏のプレ計測後の話をしたいと思います。 □データの回収中に前川事務所

          前川建築の環境測定が始まるまで-名刺代わりに弘前市立病院の夏期のデータを-

          前川建築の環境測定が始まるまで-弘前市立病院をプレ計測する-

          先日、弘前1%システムに採択されました。 無事採択されたので、私たちが弘前市の前川建築の環境測定に至るまでの話を書いてみたいと思います。 先日、第一弾を書きましたので、そちらも呼んで頂ければ嬉しいです。 □弘前市の前川建築の図面データを提供してもらってみる測りたいです!とは言ったものの、図面の準備をしていませんでした。 計画性ゼロです。 というより、ここまでトントン拍子で進むと思っていませんでしたので甘く見てました。 弘前の市役所に工事届を出しに行く予定があったので、

          前川建築の環境測定が始まるまで-弘前市立病院をプレ計測する-

          前川建築の環境測定について 1%システムの審査会を終えて

          6/17に弘前市の1%システムの審査会がありました。 4月に前川建築環境測定プロジェクトチームをつくってから、1%システムで採択されることが1つ目の目標だったので、第一関門の日でした。 5分間のプレゼンでしたので、なんとか時間内に収めようと練習して、しゃべっては削りしゃべっては削り、5分20秒になったのでどうにかなるだろうと。 市の担当の方にもお手数をかけることが多かったので、なんとか結果を出さねばと、少し意気込んで臨みました。 □プレゼンの時間さて、多くの審査員の方

          前川建築の環境測定について 1%システムの審査会を終えて

          前川建築の環境測定が始まるまで-企画書を作ってみる-

          先日、弘前1%システムに採択されました。 無事採択されたので、私たちが弘前市の前川建築の環境測定に至るまでの話を書いてみたいと思います。 かっこよくいうとエピソード0ってやつです。 □はじまり建築環境の仕事をしているということもあり、薄っすら「有名な建築家の建物の環境測定できないかなー」というのはずっと思っていました。 少し前、実家で偶然にも「弘前市立病院」が閉院することをニュースで知りました。 その時、頭の隅に何かが引っかかるような感覚がありました。なんとなく、できるこ

          前川建築の環境測定が始まるまで-企画書を作ってみる-

          温度測定で悲喜こもごも

           新建ハウジングの6/10号を読んでいると住宅の温度測定についての記事があったので、感想を書きたいと思います。 □工務店の温度測定についての印象 高断熱化とは一線を画して、温度測定をしてその信頼感で顧客をつかむ工務店も出てきているとのこと。  結局は実測でしか、その住宅の本当の温熱環境はわからないわけですし、良い取り組みなんじゃないかなと思っています。  温度測定とかシミュレーションをするのが、市民権を得てほしいなと思っていたので、ちょっとずつ近づいていっているなーとい

          温度測定で悲喜こもごも

          【建築環境ノートブラッシュアップ】輻射暖房についてChatGPTに聞いてみる

          さて、環境ノートブラッシュアップ第二回目です。 私が建築環境のボキャブラリー向上のために作っているノートをnoteで公開しながら、間違ってるよーという部分はコメントをもらいながらブラッシュアップしていこうと思って書いているnoteです。 ブラッシュアップしたものはサークルか有料で公開しようかなと思っています。 興味がある部分のブラッシュアップにご協力いただければ幸いです。 さて、今回は輻射の暖房についてChatGPTに聞いてみました。 □輻射を使った暖房方法を教えて

          【建築環境ノートブラッシュアップ】輻射暖房についてChatGPTに聞いてみる

          【建築環境ノートブラッシュアップ】太陽光発電についてChatGPTに聞いてみる

           これからちょくちょく書いていこうと思うのですが、私なりに建築環境のことで気になることをChatGPTに聞いて、建築環境のノートを作っていこうと思います。  見た感じちょっと間違っているなってこともあるので、ここ間違っているよーっていうことがあれば、コメントで訂正してください。  ChatGPTと読んでくれた方のコメントでブラッシュアップされた建築環境ノートを作っていきたいなという企画?です。  ブラッシュアップされた記事は、サークルの方にあげていこうと思います。  

          【建築環境ノートブラッシュアップ】太陽光発電についてChatGPTに聞いてみる

          「SNOW SLIDE」の取扱説明書

          それでは、屋根からの落雪予測アプリ「SNOW SLIDE」の使い方を説明しようと思います。 まずアプリについては、App Storeからダウンロードしてください。 ■TOP画面まずアプリ開くと画像のような画面になります。 この画面ではアプリの説明と解析のケース名を設定します。 名前はなんでもかまいません。 どの断面なのか、どのような比較をしているのか、後からわかるケース名をつけてください。 ケース名つけたら、矢印をタップして次の画面に進んでください。 ■条件設定次

          「SNOW SLIDE」の取扱説明書

          屋根からの落雪を予測するアプリ「SNOW SLIDE」を作りました。

          シミュレーションのアプリを作りました。 名前は「SNOW SLIDE」 屋根に積もった雪がどんな落ち方をするのかシミュレーションするアプリです。 ■どうしてシミュレーションアプリを作った? 雪国では冬になると「落雪注意!」の看板がたっていたり、 落雪で隣の家の外壁をへこませたのような被害が起きたりしています。 個人的な話ですが、住宅や小屋を建てた時は「雪、どこまで飛びますかね?」 というのをよく聞かれます。 私だけなのかもしれませんが。 分譲地のような隣地が近い敷地では

          屋根からの落雪を予測するアプリ「SNOW SLIDE」を作りました。

          省エネデータを解説するということ

           データを売るということについて、以前この記事の最後の方で書きました。  省エネ住宅まわりは複雑になっていって、工務店やハウスメーカーにお任せしますだと、理解しきれなくなるんじゃないかなと思っています。  これからは、つくる側の業者も買う側の人も数字を理解しないといけなくなってきますよという内容です。  これは、家を買う時からエアコンを買う時まで大小に限らずです。  数字を理解してもらうという意味で、私が解説するので、そのシミュレーションデータを売りますという話が書い

          省エネデータを解説するということ

          住宅の数字を理解してもらうためにシミュレーション屋がすること

           これからは誰もが住宅を数字でも判断できるようにならないといけないと思います。 河野太郎さんのツイート 例えば、こんな流れ  https://twitter.com/konotarogomame/status/1508807256368095235?s=20&t=tT9Et2v5MoO7335yB0Mn_w  エアコンの「洋室〇畳用」という目安の表示。  これは古い断熱基準を基にした目安なので、今のいわゆるエコハウスにとってはオーバースペックになるというのが、国会議員

          住宅の数字を理解してもらうためにシミュレーション屋がすること

          今だからこそ田舎で職人になる

          まず、結論から話すと、今は田舎でこそ職人さんをやるべきではないのか?と思っています。 大工さんって大工さんみたいな職人さんって 昔は何年か修業をして、独立しても初めはあまり仕事が来ないからどこかの現場の手伝いをして、何年かたってやっと自分が請負をできるようになる。 という大まかな流れが想像しやすいかと思います。 実際に修業と言えば、鳶さんとして都会の大きな現場に入って仕事をしたり、集合住宅を作ったりが想像できるかと思います。 それって、高いところに上ったり、大きな機

          今だからこそ田舎で職人になる