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住宅の数字を理解してもらうためにシミュレーション屋がすること
これからは誰もが住宅を数字でも判断できるようにならないといけないと思います。
河野太郎さんのツイート
例えば、こんな流れ
https://twitter.com/konotarogomame/status/1508807256368095235?s=20&t=tT9Et2v5MoO7335yB0Mn_w
エアコンの「洋室〇畳用」という目安の表示。
これは古い断熱基準を基にした目安なので、今のいわゆるエコハウスにとってはオーバースペックになるというのが、国会議員のなかの認識でもあるみたいです。
個人的には、ちょっと偏ってないですか?とも思います。
エコハウスに対してオーバースペックになるのは正しい
でも、日本中の建物はすべていわゆるエコハウスなんですか?
ましてやエアコンを買い替える人は、エコハウスに住んでいない人の方が多いんじゃないですか?
とも思うので、エコハウスを基準に「〇畳用」を引き上げるのはどうなんですか?とも思うわけです。
数字を理解するということ
エアコンの話は本質的には数字を理解しないと解決しないことだと思います。
今の表示基準のままだとエコハウスにはオーバースペックと言われ、
エコハウス基準にすると、古い住宅ではエアコンが利かないとクレームがくるでしょう。
なので、買う側が数字を理解して買うということが重要になってくると思います。
例えば、自分が住んでいる住宅の「断熱性能のUA値やηAC値」は理解しなければいけないと思います。
建築をやっていない人にUA値と言っても「はぁ?何かの呪文ですか?」という顔をされると思いますが、これは知らないといけない情報です。
ダイエットしたい人が、カロリーや糖質の値を知ることと一緒で、家で快適に過ごしたい人は住宅の断熱性能を知らないといけなくなってくると思います。
断熱性能を知っていれば、「エアコンの表示基準よりうちの家は断熱性能が高いからもう少しスペックを落としてもいいかな?」
という判断にも繋がると思います。
そのために私がすべきこと
住む側の人に数字を理解してくださいということは簡単です。言うだけですから。
じゃあ、私は何をすべきなのか?
端的には解説情報を発信することかなと思います。
UA値〇〇の住宅で△△kwのエアコン
→冷暖房負荷、設定温度になるまでの時間がわかる
こういう情報を発信していって住宅関連の数字に対しての理解度を上げてもらうことをしないといけないかなと思っています。
シミュレーションデータを売ること
情報発信の1つとしてシミュレーションデータを売るということを最近はしています。
「いやいや、本当に必要だと思うなら無償でやれよ」と思うかもしれませんが、決して必要としている人が多くはない情報を無償で提供するというのは長続きしません。
どこかで資金切れになります。
なので、「シミュレーションデータを売る」ということです。
本当に必要だと思うからこそ、「売る」ということで長続きできればと思っています。
ちょっと失礼かもしれませんが、5万円のエアコンを買う前に1000円でデータを買って調べるということがあっても良いと思います。
結果的に必要最小限のスペックにしてコストが少なくなるかもしれません。
というわけで、粛々をシミュレーションデータを集めていきたいと思います。
リクエストやご協力頂ければ助かります。