「言語化について」のインスタライブ感想|独立日記 本屋への道 019
2024.12.31(火)
朝5時起床。13時までnoteを書く。眠い。昨日21時半ごろから〈SNOW SHOVELING〉さんのインスタライブを見ていたからだ。テーマは言語化。言語化の本を買おうか気になっていたので惹かれる。
世田谷〈SNOW SHOVELING〉の中村さん、京都〈MEMEME COFFEE HOUSE〉の晴さん、京都〈Salsiccia!DELI〉の鈴木さんの3名でゆるく深くおしゃべり。
アーカイブこちらで視聴できます☝
忘れたくないので、記憶に残った話を書き留めておきたい。
「心の中の犬が吠える」
何かを考えるときに、自分の中にいる何人かで相談するそうで、その中に犬もいる、という話。嘘をつくと吠えるらしい。それいいな。私も自分の心の中に吠える犬を飼いたいと思った。
「今日の調子を5段階評価する習慣で直観力が鍛えられる」
朝起きて今日の調子を5段階評価してノートに書くといいみたい。慣れてくると理由がわからなくても、ぱっとつけられるようになるらしい。漁師が天気がわかるとか、古本の値付けが直観でできるとか、そういう日々の観察で鍛えられる感があるという話。
「言語化の弊害」
言語化には弊害もある。話すことに夢中になってしまい相手の表情を見ていなくて、嫌な顔をしているのに気づかない話。共感。よくある。「クイズに答えたい自分の欲求」が勝ってしまうという話。
私は質問魔なので、けっこう人を困らせているんじゃないかと聞きながら反省した。質問は怖い。別に答えなくてもいいんだけど、質問されたからには回答しないといけない気がする。「答えたくありません」と言われることは滅多にない。「知りません」というのは結構むずかしい。なんとか答えようとしてくれる。時に質問は凶器みたいだ。気を付けよう。
「don'tを決めるのは楽」
考えずに自動化できるから。たしかに。「やらないことリスト」をつくってみたりとか、選択と集中のためにやらないことを決めるフェーズがある気がする。でもそれをずっと続けていると、思考が鈍ったり、アンテナの感度が下がったりもするなぁと思った。納得。
「些細なことでも自分で判断する習慣が必要」
「今日は傘を持っていこうかな」ぐらいの日常の些細なことでも、自分で決めた数、判断した回数で、自己決定力があがっていく。逆に他人に決めてもうことが癖になるとその精度が落ちていく。筋トレみたいなもので、使わないと衰えていくものなのだ。自分も知らずにそうなっている気がした。「誰かが決めてくれたら楽なのに」って思ってる気がする。自己決定能力が鈍る……すごく怖い話だと思った。
「自分にとって何が理想かを定義すること」
質問コーナーの「SNSとの上手なつき合い方」についての回答。「上手」って一言で言っても人の数だけある。自分にとって何が「上手」なのかを定義づけすることが必要だよねっていう話。
これ響いた。自分の「本屋になりたい」もその段階だなと思った。本屋になりたい人めっちゃいるし、本屋いっぱいあるのよ。減った減ったって言われてるけど、2024年3月時点で1万軒もある。本屋の数だけ本屋の姿も違う。
私はただ本屋になれて、それでなんとかやっていければいいんだろうか。どういう本屋が理想なんだろう。かっこいい本屋にしたいという気持ちはある。じゃあ自分のかっこよさって何だろう。スタイルがあることじゃないか。スタイルがあるってどういう状態なんだろう。ポリシーがあることだろうか。自分の哲学があることだろうか。言葉に重みがあることだろうか。きちんと態度を示すことだろうか。人に優しいことだろうか。簡単に答えが出ないからこそ、もっとよく考える必要があるなと思った。
「世界のシステムを自分用にカスタマイズする」
心に残るいい言葉だった。そうしていきたい。
【感想まとめ】
いつも何気なく話しているけれど、会話って本当はすごく難しいんじゃないだろうかと思った。「自分の考えていることを伝える」と「相手の伝えたいことは何か聴き受け止める」それを交互にやるって、超難しいゲームみたいだなと。
普段なにも考えずにしゃべってるけど、それは他人に向かって呟いてるだけじゃないかと思ったし、相手の言っている内容を理解する以上に、気持ちに寄り添って聴くことができていただろうかと。できてないよね。と反省した。
旅をすると、自分とは違う価値感を持った他人と出会うことで、自分のことがわかったり、違いを照らし合わせることで、自分が浮きぼりになったりする。友達や家族といった距離の近い間柄でも、言語化を意識した対話をするのは、旅での人との触れ合いに似ているような気がした。
普段自分が自分として生きていることに慣れすぎていて、見すごしてしまっている思考の癖や価値感や感情を文字にしてみる。それが自分を知ることにつながる。言語化。足りてなかった。どんどんやろう。