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沖縄をでた私が「琉球料理伝承人」になった話
はいたい。
琉球ごはんの瑞樹です。
しばらく更新がとまっていました。
その理由は「琉球料理伝承人」という資格を取得するために動いていたためです。
琉球料理伝承人とは・・・
沖縄県知事による認証される資格。
「沖縄の伝統的な食文化」の担い手として、積極的な普及啓発活動により、次世代への継承及び観光資源としての活用に資することを目的として設置。
11月に4期生の募集を知り、12月に書類を全て準備し申請を出し年末に合格通知。
そして令和5年1月26日、無事に「琉球料理伝承人」として沖縄県知事より認証を受けることができました。
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正直な心境を書くと、実は琉球料理伝承人になることは、少し怖かった。
大学進学を機に沖縄を離れて10年以上経ち、県外で活動をする私がその役目を背負っていいものか。
あと、伝承人の先輩方は、県内のホテル、施設で沖縄料理や琉球料理を提供するプロ、もしくは教壇に立ち育成をされる方々や、県内で事業を展開する方などです。
「沖縄にいないのに、正統派の琉球料理を伝えていけるの?」
「実技で置いてかれてしまうんじゃないの?」とか思ってしまい、正直とても怖かった。
でも、おばあちゃんが残してくれた食文化をもっっと知りたいし、自分の言葉と手で伝えて行きたいという思いがある。今後も消えることはないと思った。
やってみたい!やりたい!
最後は自分の声を信じて、そして家族にも背中を押してもらい、伝承人認証を受けるために動くことにしました。
その結果、琉球料理を体系立てて学べたことで、理解が深まりました。まだまだ知らないことが多いと気づけたことも、大きな資産となりました。
そして、私は一人じゃないんだと気づく。
職業も年代もバラバラで、明るい13人の同期と、
琉球料理に関してプロ中のプロで、エネルギッシュな講師の先生に出会うことができました。
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「県外から発信しててすごいね」と声をかけてくれたり、
「必要な食材があったら電話して。送ってあげるよ〜。」と言ってくれたり。
あとは、今回出会った師匠から「分からないことがあったら、ここに連絡してくださいね。」と連絡先をいただいたり。
それがとても嬉しかった。
ここに「私は一人じゃない」ということを確かめにきたのかな、と感じました。
祖母と母がおいしい料理を作り、食べさせてくれなかったら・・
うしーみー(清明祭)や旧正、浜下りなどの行事をしていなかったら・・
私はここにいなかったと思うし、素晴らしい沖縄の資産に気づくこともなかったと思います。
今回の受講を通して、いろんな点と点がつながる感覚もありました。
だから、祖母と母に感謝を伝えました。
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改めて、距離を越えて、経験の差も越えて、行動してよかった。
視界がクリアになりました。
認証をうけたことはスタートライン。
結局は県外にいようが「具体的に動くこと」が大事。
今年は、神戸⇆沖縄を行き来しようと決めました。
伝承人のためのフォローアップ講座があるので、積極的に受講し、技術を磨いて行きます。
沖縄じゃないと手に入らない食材もあります。
それについて「琉球ごはん」として、工夫をしながら、作って行きたいと思います。
あと、琉球料理に対しての考えが180度変わりました。別の記事で書きたいと思います。
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「おばあちゃんが作ってくれた琉球料理をまた食べたい」
「沖縄で食べた本場の味を自分でも作ってみたい」
このnoteが、そんな思いを叶える場所になれたらいいと思っています。
大人になってからの学びって、本当に面白いです。
学生の頃みたいに、居眠りをする時間は微塵もなかった。
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受講の様子は、沖縄テレビのニュースでも取り上げられました。
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琉球料理保存に興味がある方、保存活動をしていきたい方は琉球料理保存協会をチェックされてみてください。
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