水毒
血液をサラサラにするためには、一日、水を2リットル飲むと良いと聞いたことがありませんか。
こんにちは。
たらこです。
それは、間違いです。
①水と体の関係
水も酸素もとりすぎは良くありません。
体が欲しているから、美味しい!
と感じるのであって、欲しくもない水を健康に良いと無理して飲んでも美味しくないし、体にも悪影響です。
人間の体は、排出すことを先にすることで健常性が保たれています。
水は血管から細胞へ送られます。
加齢と共に細胞は、能力が落ちるので、いくら水をたくさん飲んでも、細胞にまで水が届かないので意味がありません。
根本的な原因である血流を良くする必要があるのです。
血流が悪くても、喉は乾きます。しかし、血流が悪いのに水分を摂りすぎると、水毒になってしまうのです。
水毒とは、東洋医学において体内の水分代謝障害がおこった状態を指し、水滞や昔は水邪(すいじゃ)とも言われていました。
水毒は、細胞の外に水分が溜まってしまい、肥満、リユウマチなどの様々な不調や病気をを引き起こします。
五苓散
➡️むくみをとる漢方薬です。
・成分は、タクシャを始め5つの生薬が含有します。
・利尿作用成分を有します。
・水分過剰時には、利尿作用が働き、脱水気味な時は、尿量を減少させ、水分を保持する作用があります。
人にもよりますが、用法を守り、
1ヶ月程度服用を継続すれば効果が見られます。
漢方薬に抵抗がある方は、
ムチン(山芋、オクラ、納豆などのヌルヌルねばねば食品)を積極的に摂ることで細胞内へ水分を送り込むことができるようになります。
②水が引き起こす病
水毒に侵されている人は
1.くしゃみ、鼻水、唾液が出る
2.下痢や水溶便がある
3.頻尿
4.乏尿
5.寝汗をかく
運動や入浴以外でもよく汗をかく
等、水を外へ出そうとする症状が出ます。
水分が引き起こす病
水分が内外に溜まると、体が冷え
下肢の浮腫や肺に水が溜まるなどの症状が出ます。
細胞は血管拡張することで血行が良好になります。
血行が悪くなると、プロスタグランディンやブラジキニンなどの炎症原因物質が発生します。
炎症は過剰におこると体に害を与えます。
花粉症やアレルギーも、炎症過剰による症状です。
人血流が悪くなると、胸水や肺疾患をおこしてしまいます。
水毒の最悪の状態が心不全です。
水分の摂りすぎが、重大な疾患を引き起こしてしまうのです。
③水分の正しい摂り方
水とのつき合い方としては、
体からまず水分を出すことです。
排泄物質
運動することで汗をかく。
代謝が良くなり、腎機能が上がります。
運動すると、あらゆる効果が得られますので、積極的に取り組みましょう。
入浴は、ぬるめで20〜30分がお勧めです。
半身浴がおすすめですが、
全身浴 5分
半身浴 10分
が理想。
これは、お風呂から出た後に冷えを感じにくくなるからてす。
サウナ浴
サウナ後の水風呂もおすすめです。息を止めず、深い呼吸をしながら入りましょう
心臓への負担軽減や気持ちもリラックスします。
水分を摂るなら、紅茶です。
カテキンやテアニンなど様々な病気予防に必要な作用を得られます。
緑茶には、体を冷やす成分もあるので、梅干しなどと一緒に飲むのが良いでしょう。
目覚めに一杯の水
こまめに水分補給
喉が渇いたと感じる前に水分を摂る。
こんなことを当たり前に人にも、勧めていましたが、人によっては水分が有害になりうるんですね。
また、瞼が腫れぼったいや、
下腹部の出っ張り、浮腫など
外側からも水毒を発見することができます。
心当たりの人は、水毒を疑ってみではいかがでしょうか。
ではでは^ ^
参考書籍
➡️水分の摂りすぎが病気をつくる