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「欲望に勝つ!脳を使った自己変革術」


はじめに

「朝、あと5分だけ寝たい!」「今日こそは帰ったらすぐ寝るぞ!」そんな気持ちに覚えはありませんか?

「もう仕事は嫌だ、新しいスキルを身につけるんだ!」「今日から日記をつけるぞ!」「ダイエットを始めるぞ!」「筋トレをするぞ!」――意気込むものの、なかなか実行に移せないのが現実です。なぜ人は、理想を描きながらも行動に移せないのでしょうか?

新しい習慣を作るのは、自転車の補助輪を外すようなもの。最初は不安でも、一度バランスをつかめば、自信を持って前進できます。

今回の記事はその原因を探り、行動に移せる具体的な方法をご紹介いたします。

自分が自分を一番理解できていないのでは?

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私たちが目標に向かって前進し、成功を収めるためには、やりたいことややるべきことを論理的に考え、実行する必要があります。しかし、多くの人が欲望に負けてしまう経験をしたことがあるでしょう。
「本当はやったほうがいいけど…できない」と感じたことはありませんか?
これは、自我の二面性を表しています。一方では成長と成功を求める自分、もう一方では欲望に屈してしまう自分。この二つの自分が日々せめぎ合っているのです。

では、なぜこのような葛藤が生まれるのでしょうか?

その答えは私たちの脳の中にあります。脳にはドーパミン神経、ノルアドレナリン神経、セロトニン神経の3つの主要な回路があります。それぞれが異なる役割を持ち、私たちの行動や感情に深く関与しています。

脳の神経回路

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ドーパミン神経

  • 快感と報酬: ドーパミンは「ご褒美ホルモン」とも呼ばれます。 例えば、甘いものを食べたいという欲望は、ドーパミンが「これを食べると幸せになるよ」と脳に伝えることで生じます。ショッピングやギャンブル、セックスなどの快感を求める行動も、ドーパミンの作用によるものです。


ノルアドレナリン神経

  • 欲望と覚醒: ノルアドレナリンは、緊急時やストレス時に働き、欲望を高めることがあります。例えば、試験前の緊張感やプレゼンテーションの前の興奮は、ノルアドレナリンが関与しており、集中力を高める効果があります。また突然犬が吠えてきてびっくりすると、心臓がドキドキして体がすぐに動けるようになります。これはノルアドレナリンが「危ない!すぐに動いて!」と体に指示しているからです。


セロトニン神経

  • 欲望と気分安定: セロトニンは、欲望の安定にも影響を与えます。例えば、セロトニンが十分に分泌されていると、食べ過ぎや衝動的な買い物を防ぐことができます。これは、セロトニンが気分を安定させ、過度な欲望を抑える働きをするためです。またセロトニンは、自己抑制や感情の調整に重要です。例えば、ストレスを感じたときにリラックスするためにはセロトニンが必要です。セロトニンが不足すると、不安感やイライラが増し、自己抑制が難しくなります。


まとめ

ドーパミン神経: (快楽)
快感を求める欲望を刺激する。
自己評価や自尊心を高める。
過度の欲望を引き起こしやすいため、バランスが必要。

ノルアドレナリン神経: (危機管理)
緊張やストレス時の行動力を高める。
緊張やプレッシャー下での自己評価を維持する。
ストレス時の自己抑制を助ける。

セロトニン: (理性)
欲望を安定させ、過度な欲望を抑える。
安定した自己評価を保つ。
感情の調整を行い、自己抑制を強化する。


セロトニン神経は鍛えられる

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私たちの脳内には、3つの重要な神経回路が存在しています。この回路の伝達物質がバランスよく働くと、健康な欲望、自我、そして自己抑制が保たれます。しかし、バランスが崩れてしまうと、過度の欲望や感情の不安定さ、自己抑制の困難が生じることがあります。

では、どうすればこのバランスを整えることができるのでしょうか?

ここで注目したいのが「セロトニン神経」です。

この3つの神経回路の中で、唯一鍛えることができるのがセロトニン神経です。
セロトニン神経は、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌量を調整し、自己抑制や自己評価を安定させる役割があります。

セロトニン神経を鍛えることで、私たちの精神は安定し、自分が本当にやりたいこと、やるべきことに全力で取り組む力を手に入れることができます。

では、どうやってセロトニン神経を鍛えるのでしょうか?

セロトニン神経を鍛える方法

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1.鍛える方法

  1. 腸内環境を良くする

  2. 一定のリズムを繰り返す運動を行う

  3. 感動(共感)する

  4. 良質な睡眠

脳科学ではセロトニンは消化器官と直結していると分かったので腸内環境を良くすればセロトニンと分泌量が増えます。
また共感脳を刺激することでも活性化させる事が可能です。
簡単に言えば感動する事ですね。

ですが、もっと簡単にできる方法が2の一定のリズムを繰り返す運動です。

2.実験

これに目をつけ1982年に東京大学の平井先生が医学部の生徒と、禅僧を対象に実験を行いました。

まず、禅僧の方に脳波を測定する機器を付けてもらい瞑想していただきました。
すると瞑想中にセロトニン神経の活性化が見られたのです。

その瞑想方法を分析した結果、どうやら腹筋を使った呼吸法に原因がある事が分かりました。

その後、医学部の学生に腹筋の収縮を確認できる電図を見てもらいながら、呼吸をしてもらった結果、20分を過ぎたあたりから被験者全員のセロトニン活性化が見られました。(活性時間には個人差があり、早い人では数分)
その後、呼吸法を続けている間はセロトニンが活性化され続ける結果が得られました。

この実験結果から腹筋の収縮を利用した呼吸にはセロトニンを活性化させる効力がある事が判明したのです。

呼吸方

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では具体的な方法をご紹介いたします。

まず、リラックスできる姿勢を見つけましょう。体勢は自由です。目を開けて行うとスッキリと爽快な感覚が得られ、目を閉じるとリラックスと安心の効果があります。

呼吸法

  1. 息を吐ききる:まず、息を完全に吐ききります。このとき、腹筋の収縮を意識してお腹を凹ませることが重要です。しっかり吐ききることが大切です。

  2. 息を吸う:息を吐ききった後は、自然に息を吸い込みます。必要な酸素が自然とお腹に入ってくるのを感じましょう。

このプロセスを繰り返すだけです。呼吸をただ観察し、腹筋のリズム運動を続けてください。

時間を計ったり、呼吸の速度を一定にすることは逆にストレスになりますので避けましょう。重要なのは、自然なリズムで腹筋の動きを続けることです。

セロトニン神経を鍛えることで得られる効果

この呼吸法を実践することで、セロトニン神経が鍛えられます。結果として、自己抑制力が向上し、あなたの目標に向かって進むためのエネルギーが湧いてくるでしょう。

毎日の生活にこのシンプルな呼吸法を取り入れ、心身のバランスを整えて理想の自分へと成長していきましょう。セロトニン神経を鍛えることで、あなたの人生は驚くほど豊かで充実したものになるはずです。

まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか?私はこの呼吸法を実践して3ヶ月以上が経ちました。その結果、自分を客観視するために日記をつけ始めたり、家計簿をつけたり、早寝早起きの習慣が身についたり、整理整頓や掃除をしたり、毎日料理をするようになったりと、驚くべき変化を実感しています。以前の私は、本当に堕落した生活を送っていましたが、そこから考えると別人のように変わりました。あまりイライラしなくなり、精神的にも安定していることを感じます。(鬱傾向もありました)

自己実験の結果

この呼吸法を試してみた結果、良い効果が得られたので、皆さんにもぜひお伝えしたいと思い、この記事を書きました。この呼吸法と瞑想が、皆さんの生活や人生を少しでも良くするきっかけになれば幸いです。

瞑想の効果を高めるヒーリングミュージック

また、この瞑想のお供として、私自身が作ったヒーリングミュージックもご用意しました。リラックスしながら、セロトニン神経を鍛える効果を最大限に引き出すために、ぜひお試しください。

この呼吸法を取り入れ、生活の質を向上させ、理想の自分に近づく旅を始めてみませんか?心と体のバランスを整え、充実した毎日を手に入れましょう。



こちらは音源のダウンロードリンクです。
無料でダウンロードができますので、是非ご活用ください。


最後までお読みくださりありがとうございました。
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参考文献

#習慣にしていること #セロトニン #呼吸法 #自己評価 #瞑想

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