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#マーケティング 記事まとめ

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#マーケティングのタグがついた記事を中心に 、マーケティングに関する理論や実践についての記事をまとめていきます。
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2018年3月の記事一覧

ツイッターは「試食」、noteは「バー」なんじゃないか説

 Webメディアを飲食の世界でたとえてみました。  まず、ツイッターは「デパ地下やスーパーの試食コーナー」です。  いろんなお店が軒を連ねていて、いろんな食べものが並べられています。あなたは無料でお店のものを試食できます。「うん、これはおいしいね」「んー、これはいまいちかな」。おいしいなと思ったら「いいね」をしたり、連れやまわりの人に「ここ、おいしいよ」と教えたりします。 (おいしかったらその場で買えるじゃないか!というツッコミはなしでお願いします。そこはぼくも論が弱い

「差別化」という言葉を聞いたら疑え

 本の企画会議や打ち合わせで「類書は何ですか?」と聞かれることがある。  類書。ようは「この企画に似ている本はあるのか?」「前例はあるのか?」ということだ。おそらく、企画の良し悪しやおもしろさが自分の感覚ではわからない人が「担保として」聞いているのだろう。似たような本が売れているなら安心だし、そうでないならリスクがある、ということなのだろうか。  ぼくの知っているヒットメーカーの編集者は類書を一切見ない。似たような本を買ってきて研究することも一切ない。それよりも目の前の原

有料noteでみんなが幸せになるためのターゲティング超入門

noteというサービスが出てきたことで、個人to個人の価値提供がしやすくなりました。気軽にお金を稼げるようになった、とも言えるでしょう。 そして少なからず批判も出ました。たしかに僕も有料noteを購入して読んだ後に、「なんぢゃこりゃああああああ!」と思ったことが何回かあります。なんというか、腹が立つというより人間性を疑うという感覚に近いんですよね。お前この内容で、よく有料にできたな、と。 しかしTwitterを見ていると、その有料noteを絶賛している人もいるんです。

コミュニティマーケティングにおいて必要なのはファーストピン?〜 #CMC_Meetup で学んだこと〜

こんにちは!コミュニっティのnagata(@SsfRn)です。 昨日、また熱いイベントに行ってまいりました。勝手に尊敬している小島さん(@hide69oz)が主催するCMC Meetup(Community Marketing Community)です。 前々から行きたいと思っていたこのイベント。今回は「ファーストピンの見つけ方、育て方」というテーマです。小島さんの話はもちろんのこと、実際にコミュニティマネージャーとして、実践している方のリアルな声も聞くことができて、とて

【3月編】リアルに”流行った”を振り返るトレンド会議

みなさんこんにちは!私たち女子大生が身の回りで本当にあった出来事をリアルにお伝えするメディア、「ワカモノのトリセツ」です。今月もやっちゃいます、あの企画! 月末連載企画! 「今月の若者のトレンド会議」!!!👏👏👏 この連載ではですね、一言で言うと今月の私たちの周りで流行っていたものをゆめめとほっちがペチャクチャ振り返る企画です。超絶身内の流行りネタから若者全体で流行ったことまで混ぜ混ぜでお話していきます。 あ、その前に超絶私たちごとですが、この度ほなみは、 「ほっち」に

なぜオーストリアの地方都市で行われるアートフェスティバルに、 世界中から人々が集まるのか|【試し読み】

人口20万人のオーストリアの町リンツは、市民を巻き込みながら最先端のメディアアート・フェスティバルや国際コンペを開催したり、教育拠点のミュージアムや産業創出拠点のラボを設立したりして、衰退した工業都市を創造都市へ変貌させてきました。 『アルスエレクトロニカの挑戦』は、2014年にリンツに拠点を置く世界最高峰のクリエイティブ・文化機関「アルスエレクトロニカ」と博報堂との共同プロジェクトを立ち上げ、プロジェクトリーダーを務めてきたクリエイティブ・プロデューサー、鷲尾和彦さん

【ブランド広告の本質】『いいちこ』が宣伝部を作らずに3億から500億のブランドになった話

先日の記事がnote/twitter/newspicksでもシェアしていただいております。 『資産になるブランド広告』と「消費されるキャンペーン広告」の違いについて では、どんなブランド広告が良いかは『いいちこ』の広告を「ブランド広告」として紹介しております。  こちらの記事で、広告を打っていなかった三和酒類さんが、外部のアートディレクターの河北さんに頼んだ経緯が記事になっています。 経営にとってデザインとは何か。- ほぼ日刊イトイ新聞 印象的なのが、この記事の

道順、音楽、カメラ、完全フル装備でドライブに挑む大学生たち

みなさんこんにちは!私たち女子大生が身の回りで本当にあった出来事をリアルに伝えるメディア、「ワカモノのトリセツ」です。 もうすぐ4月!東京では先日、桜の満開が発表されましたね🌸 今回は、そんな春にぴったり(?)な「ドライブ」についてお話ししたいと思います! 私自身が実際にドライブをする時(助手席専門)に行なっていることや、周りでよく見かける行動たちをまとめていきます。 ■ドライブのコースは〇〇を要チェック!「ドライブに行こう!」とは決まったものの、「どこに行けばいいのかさ

「業界意識」が進化を止める

先週、ストライプインターナショナルの石川康晴さんにご登壇いただいたイベントのレポート記事が5日連続で公開になりました。 【石川康晴】マーケティングの王道を外す、新しい小売のカタチ さすが石川さんはどの話題に対しても新しい気づきをくださり、記事の内容もたくさんの反響をいただいたのですが、個人的に別の視点から面白さを感じたポイントがあります。 それは、コメント欄で小売業やファッション関連以外の業界の方が、たくさんコメントされていたことです。 もともとアパレルをはじめとする

『資産になるブランド広告』と「消費されるキャンペーン広告」の違いについて

私は普段、企業のCBO(最高ブランディング責任者)として、コーポレートブランディング、コミュニケーション戦略をやっている立場から、今の日本の企業ブランディングや広告業界の根本的な問題についてとなります。 結論から言うと世界的にも「ブランド力が高い」と言われている企業は、『ブランド広告への投資』をして、ブランドを中長期で資産にしています。 例えば、これは六本木ヒルズでキャンペーン中のiphone Xの広告です。価値(ポートレート機能)で撮影した写真=コンテンツを、ビジュアル

ソーシャルメディアを「タダ」で使うコスト

マイケル・コシンスキーという若い学者がいる。彼は、2013年の4月にとある統計モデルを発表したことで、Brexitや2017年のアメリカ選挙戦の結果に大きな影響を与えることとなった。 「いいね」からわかること 氏の発表によると、Facebookの「いいね」を解析することにより、ユーザの性別や肌の色はもちろん、支持政党や年収、さらにはIQに至るまで、極めて高い精度で判別することが可能だというのだ。例えば、ユーザが黒人が白人かは95%以上もの確率で判別可能だし、民主党支持者なの

¥100

商店街だからこそできる情報発信の強み

今まで7回引っ越してそれなりに多くの土地に身を寄せて思うことなんだけど、基本的に商店街はどこにでもあるローカルショッピング街だ。 なぜ大手ショッピングモールにどんどん乗っ取りをされているかという根本的な要因の一つが見えてきたので少し書いておきたい。 これはあくまで個人の主観的なものなので悪しからず。 発信性は集客につながる単純なことではあるんだけど、今の世代の人って行きあたりばったりな行動はあまりしないんじゃないかと思う。 なぜならスマホやSNSの普及により、最速で目

事業立上げ期は、CPAより先にLTVの改善に注力するべき理由

前回の記事で、WEBマーケティングの3つの領域の中のプレアクセス部分(≒WEB集客)について書きました。 今回は少し引いた視点で、 そもそもWEBマーケティングの3つの領域のなかで、どこから手を付けていけばいいのか? (もう少し具体的に言えば、CPAとCVRとLTVのどのKPIから改善していけばよいか?) という点について自分なりの考えをまとめてみたいと思います。 ーーーーーーーーーーーー 私の知る限り、多くの事業者・WEBマーケターは新規顧客の集客効率、つまりはCPA

CBO(最高ブランディング責任者)が見ている世界観について。