110.自分や、他人の個人情報を載せないでください!
47 子どもにはQRコード(二次元コード)を読み取らせない
Q47 子どもがビデオやケーム、CDショップの会員になるため「QRコード(二次元コード)などを利用しています。また、新聞や折り込みチラシなどにもQRコードがあり何か危険な匂いを感じます。何を注意させれば良いのでしょうか?
A QRコード(二次元)コードはご存じだと思いますが、スマホで撮影して読み取る機能で横列に並ぶ点の集まりのコードです。
電話やメールの送信先、情報内容などがわかります。
QRコードで読み取れば文字入力の手間が省け、簡単に情報登録ができます。最近はお店の会員証などの登録などにも利用されています。
ただし、コードだけでは情報内容がわかりませんので、子どもたちが自由にQRコードをスキャンするのは避けた方が良いと思います。簡単で面白いからと自由に読み取らせてしまうと、トラブルに巻き込まれる恐れがあります。
特に「有料サイト」に登録してしまうと、あとで高額請求されることもあるので注意が必要になります。
子どもたちには必ず親の許可を取ってからというルールが必要です。
48 自分や他人の個人情報を載せない
Q48 子どもたちがお互いのメールアドレス、LINE交換をしています。一人でも大勢との会話を楽しんでいるようですが自分の情報も友だちの情報なども安易に知らせているようです。何をどう注意すれば良いのでしょうか?
A 個人情報とは、「他人に知られたくない、公開されたくないものすべて」のものをいいます。
一般的に個人情報というと、趣味であったり、好みであったり、家族関係や友達関係のことと思いがちですが、「氏名や年齢、生年月日」「住所」「電話番号」「メールアドレス」「通帳番号や暗証番号」「顔写真」など〈生存している特定の〉に触れるような問題はすべて個人情報です。
それ以外に〈プライバシー権〉というものがあり、個人情報とリンクする部分もありますが、同じく他人に知られたくない権利として存在しています。それは、友人間、家族間などの秘密や、他人に知られたくないプライベートな病気や秘密などです。
ですから、信頼できる人同士の間でのフェイスブック、LINEやメールなどは良いと思いますが、複数から大勢のメンバーとなると注意が必要になります。
その場合も互いのルールを作る必要があります。
LINEなどは500人まで可能なので、プライベートな内容や個人情報など一瞬に筒抜けとなってしまいます。
例えば、数人の友達同士で遊びに行く話をした場合、どうして自分には声が香からないのだろうとか、グループの中でも仲の悪い子たちもいるかもしれません。ですから、この場合のルールとして、「人に知られたくないこと」「知られては困ること」は絶対に載せないという友だち間ルールも必要になるでしょう。
49 ネットアンケートには要注意
Q49 「ネットアンケート」なるものに答えるとお金がもらえたり何か景品がもらえるシステムがあり、今日は1000円稼いだとか、3000円儲けたとか子どもたちの中で話題になっているそうです。大丈夫でしょうか?
A パソコンやスマホなどに突然、「アンケート調査のご協力のお願い」「本日申し込むと記念品がもらえます」「回答者にはもれなく現金を」などのメールが来ます。
しかし、ネットアンケートは怖いものです。
人は距離感のあるメッセージだと、何故か安心してしまうようですが、自宅に訪問アンケートなる者が来た場合はどうでしょう?
おそらく、誰でも最初は用心するはずです。
メールメッセージは対面ではありませんから、その用心のたかが外れてしまうのです。どのアンケートも「当会はあなた様の情報を特定の利用以外は使用しません」などと記載しているようですが、そもそもそのようなアンケートが来ること自体、情報がすでに流れ、利用されている証拠です。
アンケートは個人情報のかたまりのものですから、利用されてしまうという前提で考える必要があると思います。
特非)著作権協会です。みなさま、ごきげんよう!
スマホの世界は、危険がいっぱい!
大人は何かあればすぐさま対応ができますが、子どもたちには無理です。
そのために大人が、親が率先して注意を促すことが必要なのですが、現実は難しいですね。
電車やバスの中、通勤、通学の途中でもスマホを見ている人たちがほとんどです。
先日、久しぶりに電車に乗りましたら、すべての人が下を向いてスマホに熱中しています。
もちろん、ケームや漫画を見ている人、音楽を聴いている人、ネット検索やユーチューブ。
ラインやメールとみんな楽しそうです。
でも、驚いたこともあります。
5人の家族連れのレストランで、注文待ちだとは思うのですが、家族全員が言葉を交わすわけではなく、下を向きながらスマホ操作をしていました。
お葬式の会場内でもスマホをいじっている、なんと異様な光景なのでしょう。目を疑います。
これでは、大人は子どもたちに注意などする暇などないかもしれません。
無駄な会話も、大切な会話もほとんどメールやラインですます。
一つ屋根に暮らしていても、家族との会話がラインですます。
さあ、まだスマホの歴史は約10年くらい。
まだまだ急速に発達するスマホの世界。
これからの5年後、10年後が想像することができません。
どうなるのでしょう…。
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いじめにあって悲しくなったり、
死ぬことを考えるほど困ったりしたら
〈24時間いじめ相談ダイヤル〉 0570-0-78310(電話)
自殺対策支援センター ライフリンクhttp://www.lifelink.or.jp/hp/link.html
全国どこからでも、夜間・休日を問わず、いじめ等の悩みを相談できます。
A ネットトラブル相談窓口リンクがあります。次の連絡先を保存し自分の「お気に入り」に登録しておけば、困ったとき、トラブルに巻き込まれたときの相談先になるでしょう。
■警察庁:インターネット安全・安心相談
http://www.npa.go.jp/cybersafety/
■各都道府県別相談(サイバー犯罪)
https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
■文部科学省
「24時間いじめ相談ダイヤル」 0570-0-78310
http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm
■総務省電気通信消費者相談センター
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/madoguchi/tushin_madoguchi.html
■法務省 人権侵害の窓口
http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_chousa.html
■インターネットの人権相談
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200808/3.html
相談できる内容:インターネット人権相談受付、みんなの人権110番など、人権相談窓口があります。インターネットによる人権侵害のほか、様々な人権問題についても相談を受け付けています。
■インターネット人権相談受付窓口
パソコンからの相談はこちら / 携帯電話からの相談はこちら
■全国共通人権相談ダイヤル(みんなの人権110番)
電話:0570-003-110(ゼロゼロみんなのひゃくとおばん)
最寄りの法務局につながります。
■子どもの人権110番(フリーダイヤル)
電話:0120-007-110(ぜろぜろななのひゃくとおばん)
「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。
■女性の人権ホットライン
電話:0570-070-810(ゼロナナゼロのハートライン)
女性の人権問題に関する専用相談電話です。
■内閣府
児童虐待、いじめ、ひきこもり、不登校についての相談窓口
http://www8.cao.go.jp/youth/soudan/map.html
■国民生活センター
相談できる内容:消費生活全般に関する苦情や問い合わせ。高額請求、ネット詐欺など
■JADMA通販110番
http://www.jadma.org/DM110/index.html
相談できる内容:通信販売のトラブル全般
■違法・有害情報相談センター
相談できる内容:インターネット上の違法有害情報相談窓口
■迷惑メール相談センター
http://www.dekyo.or.jp/soudan/
相談できる内容:迷惑メール全般
■セーフライン/一般社団法人セーファーインターネット協会
■通報フォーム
https://www.safe-line.jp/report/
できる事:違法・有害情報を通報→場合によっては削除
■インターネット・ホットラインセンター http://www.internethotline.jp/
相談できる内容:インターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口
■一般財団法人インターネット協会 http://www.iajapan.org/hotline/dantai/1-039.html
相談できる内容:インターネットのルール&マナーに反すると思われること ■著作権情報センター/著作権相談室 http://www.cric.or.jp/counsel/index.html#soudan
相談できる内容:著作権全般
■web100
■google情報削除の通報フォーム
https://support.google.com/websearch/troubleshooter/3111061?hl=ja
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