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542.アイデア(タネ)って、自分だけの頭の中だけでは限界があるよね【出版論第2章】新シリーズ「著作者になる!⑳」
noteで次に何をまとめようか?
なんて考えているときって楽しいですよね。
だけど、どうしてもまとめなければ、と追い詰められると苦しくなってしまいます。
ましてや、次は何を書いたらいいのか?迷ったり、困ったりする場合もあります。そんなとき、みなさんはどうしているのでしよう?
そう、もちろん、何かヒントがあると嬉しい。
しかし、少しもヒントがない場合は頭を悩ましているかもしれません。
でも、そんなときこそ本を読みまくる。
または、note surfingに走る。
これだけ膨大なnote作品の中には自分が書きたいこと、伝えたいこと、知りたいことも含めて、無限なnote図書館のように思えるからです。
これらを読んでもアイデアが湧かないなんてことはない気がします。
アイデアに詰まったときこそ、「読み専門」をおすすめします。
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1アイデ.アはこうして生まれる
何かアイデアを生み出そうとする時、必ず困ることがある。
それは、
「イメージが湧かない」
「次の発想が生まれない」と、
せっかくここまで考えたのに、もう少しでまとまるのにと、創作する人の共通点はみな同じことで困っている。
しかし、アイデアを形にする、表現するということはそんなに簡単なものではない。それでは何が問題で困るのかといえば、それはすべて準備不足であったり、資料不足であったりすることが多い。
アイデアは何もないところから生まれるものと思っている人も多い、ある時突然ひらめいたり、思いついたりするものだと思っている人がほとんど。
しかし、その突然の「ひらめき」や「思いつき」は、偶然に生まれるものではない。「ひらめき」と「思いつき」は、むしろイメージの世界。
それではなぜ、イメージが湧くのかといえば、今までの体験や経験、そして学んだことの中から「アタマ」の中に絵が浮かぶからですよね。
だからといって、だれもがすべての体験や経験をしているわけではない。
人によってその「ひらめき」や「思いつき」も異なって当然ともいえる。
ならばどうすればよいのだろう?
大切なことは、様々なものを読んだり、聴いたり、見たりすることが絵となってアタマの中に浮かぶかどうかということだ。
発想やアイデアに困ったら図書館に行けばいい。
図書館は無料の知的財産の宝庫だ。
(もちろん、このnoteの世界だって知的財産の宝庫)これだけの内容を読んで新しいアイデアが生まれないわけがないし、ましてタネに困る必要もない。
学生たちの勉強の場が図書館ではなく本来は社会で活動することですが、読む、知ることが本当の活用をする場でもある。(デジタル情報だけではなく紙媒体はまた違う。もちろん、本屋も同じ。手で触れて紙を読む)
ほとんどのアイデアや発想のつまる人たちの共通点は、
情報や資料の準備不足ともいえる気がする。
このように、人間のアタマの中は限界がある。
しかし、アイデアや発想を実現させるためには、やはり比較し、短所や長所を発見するためにも情報資料はかかせぬもの。
アイデアは、見て、読んで、聴いたりすることによって、アタマの中に絵となり、イメージが湧く、そして形が生まれてくるもの。
でもそんなはずはない。本は何十冊と読んでいるし、専門家やいろいろな人たちとも話をしたりして知識も得ている、また、情報資料もたくさんもっている、という人もいるかもしれない。
しかしそれだけでは万全の資料を備えているとはいえない。
大切なことは、その資料をもとに、必要としているモノが頭の中に絵として浮かんでいるかということだ。
つまり、その本や資料によって、アイデアの泉となる光景(イメージ)が与えてくれるのだろうかという点にある。
アイデア発想のとても大切なトレーニングは、やはり本を読むことにある。最近は本を読む人が少なくなったと出版社は嘆いているが、本を読むことによって、自分がその光景の中に入ることができる。
たとえば、時代劇を文字で読むことにより、情景や主人公の表情や全体をイメージすることができる。
また、下手な絵であってもその絵を描こうとすればやはり、イメージを強化することにもなる。これも知らず知らずにできるイメージトレーニングのひとつ。
つまり、読んだり、見たり、聴いたり、描いたり、または食べたりすることによって、実生活の体験ではないが、イメージという体験ができる。
さらに簡単にいえというならば、子どものおもちゃを開発する人は、子どもの気持ちになって遊ばねば開発することはできない。
家庭雑貨のアイデアを持つものは、主婦の気持ちになり、主婦の立場に立ってアイデアを取り入れねばならない。
推理作家の松本清張は、電車に乗り、現場へ出向き、犯人の気持ちになる、何故、人を殺したのか、何故この地域に逃走したのか、その犯人の生い立ちや過去までさかのぼり、取材し、資料を集め、ストーリーアイデアを練る。
これも体験はないが、資料や情報によってアイデアを形づくる。
アイデアは、この姿勢を学ぶことによってこうして生まれてくる。
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たとえば、昔「A.I.」という映画が公開された。スティーブン・スピルバーグ監督のSF。この映画は、人工知能(A.I.)ロボット少年が主人公。この少年は人間の愛情について考え出す。
しかし、スピルバーグはどうやってこの映画のアイデアをイメージしたのだろう。この未来世界を彼が見て来たわけではない。
そんなことは不可能だ。
このアイデア実現のために単なる創造だけでなく、よりリアルに、より現実感を演出するために、彼は科学的な文献やありとあらゆる資料を集めたに違いない。
そして、スピルバーグはこの少年になった。
そして次々と創作や表現のアイデアが生まれた気がする。
このように、私たちは、本や写真、映像や音楽によって体験が可能である。これがアイデア発想の強化トレーニングにもなる。
私たちは日々の生活や仕事の中で、膨大な資料や情報に囲まれている。
そしてその資料や情報がありすぎるために、その必要としている情報が見えなくなってしまっている。
ちょうど、道端に小さく美しい花が咲いていたとしても、そこに花があることさえ気づかなくなってしまっているように、人は気づかない場合も多い。
しかし、アイデアやヒント、そして「ひらめき」や「思いつき」も同じといえる。つまり、意識するか意識しないかによって、道端の花に気づく。
漫画家の赤塚不二夫さんは、アイデアを練る時、まず落書きをするという。たとえば猫の絵を描く、その猫の絵をみながら考えるという。
その猫の絵を鉛筆で、笑った顔にしたり、怒った顔にしたり、泣いた顔にする。そして、そのキャラクターを見てアイデアを考えるという。
つまり、この猫はどういう考えなのだろうか、どのような行動を取るのだろうか。こんな場合はどうするのかと、まるでボクシングのシャドーボクシング(相手を想定してイメージで戦う)のようにイメージしているという。
そうして、このキャラクターに人格が生まれ、行動、ストーリーアイデアが生まれてくる。
しかしこのアイデアのもとはやはり、写真であったり、本であったり、様々な情報や資料を活用している。ちなみに、こうして生まれた猫のキャラクターがあの有名な「ニャロメ」になったという。アイデアの発想法はすべて同じかもしれない。
文字数4,070文字
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※さて、毎回、過去作品ですが。「noteと著作権・noteの著作権」として、お役に立ちますよう5作品ずつご紹介いたします。もうすぐ600作品超えてしまうとバックナンバーから消えてしまいますので、(自分の「記事」には残ります)消える前に5作品ずつ掲載することにしました。その後は過去記事のバックナンバーマガジンを作成して保存します。それまでお時間がありましたら「著作権の基本編」をお読みください。みなさまのお役に立てば幸いです。
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ラインスタンプ新作登場~
「noteと言う世界」第3章書くnote「出版論」シリーズを始めました。どうか引き続きお読みください。
また、日々、拘束されている仕事のため、また出張も多く、せっかくいただいているコメントのご返事。お問い合わせメール、お手紙等のお返事がかなり遅れています。しかし、必ず読ませていただいていますのでどうかお許しください。
では、また(月)(水)(金)にお会いいたしましょう。
いつも読んでいただいて心から感謝申し上げます。
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※本内容は、シリーズ「noteの世界」というテーマで著作権等を交えて解説、感想及びnoteの素晴らしさをお伝えしていく予定です。
私たちの著作権協会は市民を中心としたボランティア団体です。主な活動は出版と講演会活動を中心として全国の都道府県、市町村の「著作権・肖像権・SNS等を中心」にお伝えし続けています。皆様から頂いた問題点や質問事項そのものが全国で困っている問題でもあり、現場の声、現場の問題点をテーマに取り上げて活動しています。
それらのテーマの一部がこのnoteにしているものです。ぜひ、楽しみながらお読みください。
noteの世界は優れたアーティストの世界です。創作した人たちにはわからないかも知れませんが、それを読む人、見る人、聴く人たちがリアルに反応してくれる場所です。もし、本格的なプロの方々が参入してもこの凄さには勝てないかもしれません。プロもマネのできないnoteの世界。これからも楽しみにして皆様のnoteを読み続けています。
私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な思いをお伝えします。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
特定非営利活動法人著作権協会
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