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お酒 記事まとめ

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日本酒、ワイン、ビールなど、お酒について書かれたすてきなnoteをまとめていく公式マガジンです。
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#酒蔵

中世阿蘇氏の本拠地🪶 山都町歴史さんぽ③ 【五老ヶ滝•通潤酒造】

こんにちは。今回は山都町散策レポートの3回目です。今回は1回目でご紹介した通潤橋からすぐ川下にあり、是非通潤橋と合わせて訪れて頂きたい五老ヶ滝と、山都町散策の休憩にお薦めの通潤酒造さんのオシャレなカフェです。今回は滝見学&カフェレポにはなりますが、歴史さんぽシリーズらしくしっかり歴史話も入っておりますので是非読んでいってください❣️(4800字) ※記事中では便宜上、山都町を旧町名である矢部と表現することがありますのでご了承下さい。 五老ヶ滝五老ヶ滝へは、五老ヶ滝兼通潤橋南

水、米、技の三位一体、道北の注目蔵元

◉新天地で醸(かも)す酒 さて、今年も夏を迎えて、北海道旅行にうってつけのシーズンになってきました。 お酒好きの皆さんにとっては、旅先での「酒蔵めぐり」ほど心弾む旅程はないのではないかと推察しますが、かく言う私も蔵元を訪ねては「フムフム」とうなずきつつ蔵の設備や展示物を眺めたり、直営ショップで財布のヒモがゆるゆるになったりしてしまうタチでございます。 だって『ここでしか買えない「蔵元限定酒」』『この時期だけの搾りたて生原酒(数量限定)』といったポップを見てしまうと、こ

【商品開発インタビュー】“ビンテージなのにフレッシュ”相反する新しい味わいの「FRESH VINTAGE the epic」

こんにちは。KURAND公式note編集部です。 オンライン酒屋「クランド」では、小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンルをクラフト酒(しゅ)と呼んでいます。現在は、約500種類以上のクラフト酒を販売しています。 個性豊かなお酒は、すべて私たちクランドのオリジナル商品です。社内の商品チームが、全国のパートナー酒蔵と一緒に、商品開発を行っています。 今回は、抽選販売にてお届けしている“ビンテージなのにフレッシュ”という相反する新しい味わいの「FRESH VI

川越で”正々堂々と昼飲み”してきた話。/ Day Drinking from Lunch in KAWAGOE

2024年6月2日(日)、大地酒まつり@ウェスタ川越(埼玉県川越市)に妻とともに行ってきました。今回こちらのイベントは初参加。5年ぶりの開催ということで、開場前から結構な行列になっており、試飲会場内はすごいことになってました。もう少し、ゆったりと静かにいただきたかったのですが無理でした。 On Sunday, June 2, 2024, my wife and I went to the Daijizake Sake Festival @ Westa Kawagoe (Kaw

「城と地酒を巡る、時代を超えた冒険」関友美の日本酒連載コラム

城が好きで、毎年開催される「お城EXPO」には可能な限り参加しています。「日本100名城」「続日本100名城」のスタンプや「御城印(御朱印の城ver.がある!)」を集めながら、次に訪れる城を考えながら酒を楽しむのが好きです。 といっても、いわゆる歴女ではなく、実は地理も歴史もあまり得意ではありません。北海道出身で、本州以南の地理には疎いのですが、今では酒蔵取材で全国を巡り、少しずつ知識が増えてマシになりました(あまり声を大にしては言えませんが…)。争いごとも苦手なので、歴史

【イベントレポート】天鷹酒造と考える究極の「クラフト酒」

こんにちは。KURAND公式note編集部です。 KURANDでは、商品を製造してくださるさまざまなパートナー酒蔵とともに、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。 第14回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する日本酒「カエルの田中さん」や、リキュール「蜂蜜から、甘やかされちゃうやさしいミード酒できちゃいました。」を造っていただいている天鷹酒造さん(栃木

いよいよ明日開催!SAKE JAPAN WEEK in TOKYO 2024!

昨日告知した、この話題! 今日も同じ話題です! 連日の告知ですが、お許しください! 明日、いよいよ、SAKE JAPAN WEEK in TOKYO 2024!スタートです! お友達のSAKE JAPAN株式会社さんが、昨年の「SAKE JAPAN EXPO2023」に引き続き、2024年も行う日本酒イベントです! なので、ぼくも明日登壇しますし、ぼくの仲間も登壇しますし、ぼくの仲間がたくさん見に来てくれます! 楽しみしかありませんー! 昨日の繰り返しですが、ご覧

男山(旭川)の『酒蔵開放』体験記

男山(旭川)の『酒蔵開放』に行ってきた 旭川の酒造メーカー・男山株式会社が年に一度、例年2月に開催する感謝祭的イベントが『酒蔵開放』。コロナ禍の影響で3年ぶりのフル開催となった2024年2月11日の日曜日、札幌⇔旭川の日帰りで参加してきました。来年以降のご参考までに、以下リポートします。 イベントの正式名称は『男山 第46回酒蔵開放』。開催時間は午前10時~午後3時、会場は男山の本社・工場(旭川市永山2条7丁目1‐33)の敷地内で行われました。 さてそもそも何で参加し

目覚めよ、アカツキ

こんにちは。ヒライユウキです。 家族の創業地である100年の時が流れる家「日詰平井邸」に残された醸造所を2024年1月に復活させ、お酒を造っています。 製造免許が交付された1月17日、その翌日から仕込み始め、念願の初出荷を迎えた2月26日…そして今、年が明けてから4か月間の記憶がほぼありません。夢中で、楽しく、お酒造りと向き合ってきました。 お酒をお召し上がりいただいた方からの「美味しい~!」のお声が本当に嬉しく、励まされています。 もろみは30本近く仕込みましたが、造

#233 旅ログ 越後酒編 〜冒険はやってみなくちゃわからない〜

先日の香港から間が空いてしまった。 香港ではトラムに乗ってピーク (The Peak)と呼ばれる高台に登ってハイキングコースを息子とのんびり歩いた。二人でどれだけ話しても話が尽きることがなかった。 書き出せばとめどなく想いが溢れそうだが、私自身ではなく息子のプライバシーに関わることになるのでまだここには書けない。いつか自分の心の整理がつくことを祈っている… 日本に着いてからの旅日記を書いてはいるが、その日訪ねた場所、出費や食べたものなどの記録であり、そのままここに貼っても

「はじまりの学校」は最短で醸造家のスタート地点に立たせてくれる

南部杜氏発祥の地として知られる酒のまち・岩手県紫波町。紫波町は、100年後に100の醸造関連事業者を生み出す「酒のまち紫波推進ビジョン」を掲げています。 そして、その推進拠点となるのが「はじまりの学校」。閉校となった旧水分小学校に自前の醸造施設をつくり、さまざまな醸造家と酒造りを行っていく予定です。 今回、そんな未来を見据える「はじまりの学校」から、ブランド初となる醸造家のデビュー作が誕生しました。 「はじまりのお酒 #02」 この「はじまりのお酒 #02」は、自分で

R5BY自社米酒二本目 純吟【3期目】

満開の桜の下での入学式や入社式など、いったいいつ以来の事なのでしょうか。雨もあって咲いてる時期は短そうですが、今年は十二分に春らしさを満喫できた気がします。 ちょうど桜が咲き出した頃、弊社では今シーズンのお酒の仕込みが終わる、業界では『甑倒し』なんて言われる時期を迎えることができました。 (お米を蒸すデカい蒸篭みたいなものを甑(こしき)といい、倒す=片付けるということ。お酒造りの大きな節目なので、昔はよくお祝いをしていたようです) さて今回は、前回つくったお酒とは別に、自分

蔵人として働く① 1日のスケジュール

概要 2024年 1月10日から約2ヶ月半 愛知県の蔵元さんにお世話になりました。年始か らまさかのコロナ陽性( ゚Д゚) どうなる事やと思いましたが なんとか9日に蔵に着き 10日から仕事をさせて頂きました 酒蔵は季節労働されてる所が多く 特に1月2月はとてつもなく忙しい 1年で1番忙しい時期。。。 一番下の役職 「釜屋」として蔵入り 釜屋は米を蒸す「釜」から蒸米担当 その他は、洗い作業が主になる 勉強させて頂いた蔵では以下の組織系統になる 杜氏 (社長) 頭

山とお酒の買い出し(Scene6)

 先日久しぶりに雪山へ行った。どのくらい久しぶりかと言うと、もう10年近くぶりの様な気がする。アイゼンやワカン、ピッケルの使い方はもちろん、そもそもそれらが錆びついていないか、ウェアが経年劣化でやられていないか、そう言う確認を一つ一つするところから始まった。幸い道具で使えなくなった物はない。良かったよぅ。これ、一つ買ったら何万円するんだよっていうものばかりだから。 今回の行き先は群馬県の谷川連峰の一つ、白毛門。  人気の理由がわかる、素晴らしい眺望だった。白毛門まではひた