マガジンのカバー画像

お酒 記事まとめ

2,970
日本酒、ワイン、ビールなど、お酒について書かれたすてきなnoteをまとめていく公式マガジンです。
運営しているクリエイター

#イタリアワイン

記念碑的資料。雑誌『ブルータス』”イタリアワインの教科書”

Vol.043 またまた、倉庫から古い雑誌を引っ張りだしてきました。『ブルータス』1998年3月15日号です。 昨年8月のnoteで『田中康夫のソムリエに訊け』を読み解きましたが、今回は、その続編といっていいでしょう。四半世紀以上前の雑誌を読み返しながら、現在のイタリアワインにつなげるものです。 そもそも特集のタイトルが、当時の世相をあらわしています。ちょっと教条的な“イタリアワインの教科書”ですからね。 当時、『ブルータス』は、史上最強のワイン特集! として立て続けにフラ

なぜイタリアワインを勉強すべきなのか!!

みなさんCiao!! イタリアワインの魔女です🦹‍♀️ 今日は、世界中にワインが溢れている中で、今、 なぜ、イタリアワインを勉強すべきなのか、というお話をしたいと思います。 世界最大のワイン生産国とは・・・? みなさん、世界で一番ワインを作っている国はどこだと思いますか? ふっふっふ〜😎 もちろん、イタリアです!!🙌🇮🇹 かなり前はフランス🇫🇷が1位だったのですが、近年はダントツでイタリア!🎖️ 多い方から順に、 1、イタリア 2、フランス 3、スペイン 4、ア

ビーフシチューとアマローネ ~日伊の料理とワイン⑥ヴェネトの赤ワイン~

秋が深まり冬がやってくると、飲みたくなるイタリアの赤ワインがある。 それはヴェネト州の「アマローネ」や「ヴァルポリチェッラ・リパッソ」。 凝縮感のある赤ワインが好きな方におススメ。 ヴェネト州のアマローネ「アマローネ」は陰干ししたブドウからつくられる、ヴェネト州の高級ワイン。 濃厚で香りが豊か、チョコレートのような苦みもあるワイン。 イタリア語の「アマーロ」=「苦い」から由来する「アマローネ」と呼ばれる。 その「アマローネ」のブドウの搾りかすを加えてワインを再発酵させた

シャンパーニュ好きを唸らせたイタリアの泡!

ご挨拶 みなさんこんにちは😃 イタリアワインの魔女でございます🇮🇹🦹‍♀️ 本日はシャンパーニュ好きを唸らせたイタリアのスパークリングワインをご紹介いたします!🍾 イタリアのスパークリングワインをご存知ですか?まずはじめに、イタリアのスプマンテ(=スパークリングワイン)をご存知ですか? イタリアの泡といえば真っ先に挙がるのが「プロセッコ」や「フランチャコルタ」ですかね?🍾 それも知らないよ、という方はこちらの講座をご受講ください😁 フランチャコルタは、イタリア人の陽気さ

チェザネーゼ

こんにちは。全世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です!  ただ今定期的に【ブドウ品種】をテーマにご紹介しています! 本日の品種は【チェザネーゼ(Cesanese)】 「チェザネーゼ!知らねーぜ!」と言いたくなるマイナーな品種かもしれません。(笑) イタリアの中部で首都ローマのあるラツィオ州の唯一の赤ワインの土着品種です。 名前の由来は首都ローマ郊外のチェザーノという町説や、森林を伐採した土地から生まれたという単語のチェザエが語源とも言われている

超簡単おつまみ餃子の皮ピザはシラスと魚肉ソーセージ ヴェルディッキオのミネラル

餃子の皮にお好みの具材を乗せてオーブントースターで焼き上げる。今回はお米で作った餃子の皮という商品。22枚入り。 手間なく、マヨネーズやケチャップを塗って、冷蔵庫に残った具材を乗せるだけで簡単に出来るのでオススメ。少しずつの量で色々な素材のコンビネーションを楽しめる。 さて、まずは2枚の皮の上に大葉を敷き、兵庫県産釜揚げシラスをたんまり乗せ、それぞれにチューブのニンニクとシチリア産アンチョビを絞る。 合わせたのはフランス ソーミュールの泡。 レ カーヴ ルイ ド グルネ

ガルガネガ

こんにちは。全世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です!  ただ今定期的に【ブドウ品種】をテーマにご紹介しています! 本日の品種は【ガルガネガ/ガルガーネガ(Garganega)】 ギリシャが起源の白ワインのブドウで、現在はイタリア北東部のヴェネト州で多く栽培、その他ウンブリア州やフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、シチリア州でも見かけられます。 聞き慣れない名前だな?と思ったあなた! このブドウ造られる有名なワインと言えば、 イタリアの軽いさっ

【イタリアワインの物語①】古くて新しい、"ポー川の向こう側" オルトレポ・パヴェーゼOltrepò Pavese   

川向うの世界 オルトレポ・パヴェーゼ(Oltrepò Pavese)は『ポー川を越えたパヴィアの土地』という意味である。その名前が示す通り、ロンバルディア州パヴィア県の南部、ポー川を渡った丘陵地帯を指す。 県都パヴィアはミラノの南30キロにある、非常に古く小さな美しい都市だ。ローマ帝国の征服前の、先史時代にケルト・ガリア系の民族がここに移り住み、最初の集落を建設した。 古代からワインの銘醸地 イタリアで最も古い木樽の可能性も? 古代ギリシャの歴史家で地理学者のストラボ

にんにくどっさりカツオのたたき シチリアの粗塩を振ってサルディーニャの微発泡ワイン

無性にカツオのタタキが食べたくなることがある。醤油とニンニクをたっぷりと絡めて。以前に高知を旅行した際、目の前で藁焼きにしてもらって食べたが、切ったばかりのフレッシュなニンニクをたっぷり乗せて食べた快感が忘れられず、それ以来、できるだけチューブではなく、生ニンニクを刻むようにしている。 今回合わせたのはサルディーニャ島のヴェルメンティーノ品種を用いたフリツァンテ。微発泡の軽快な刺激に、フレッシュな柑橘香とほのかな潮香とミネラル。そしてフランス シノンの赤ワイン。 サンタ・

グレコ

こんにちは。世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です! ただ今定期的に【ブドウ品種】をテーマにご紹介しています! 本日の品種は【グレコ/グレーコ (Greco)】 イタリアの白ワイン品種で、若いものから長期熟成に耐えられるものまで、 主に辛口白のスティルワインですが、スパークリングワインもあります。 色調は、ほのかに色づいた麦わら色から、時にゴールド。 やや高めのアルコール度数で時に粘性が高いものも。 しっかりと感じ取れるアロマは、花やハーブ、

ホッキ貝とソパ・デ・アホ。

市場でホッキ貝がお買い得だったので買ってきました。 二枚貝を上手に下処理するのも今後の課題。ハマグリに赤貝、鳥貝なども上手に捌けるようになるとレパートリーも広がりますからね。 ペティナイフで捌きましたが、薄歯の出刃とかあるといいかも(道具のせいにする)。一度、塩を入れたお湯で軽く下茹でしたものです。まだまだヒモの部分の処理もあまいですね。この後、キッチンペーパーで処理しました。 白い球体はブッラータ。軽く塩をしたトマトにオリーブオイルとイタパセでマリネしたものと。 ホ

真あじの香草パン粉焼き ミネラル感豊かシャープなヴェルディッキオ

 長崎産真あじ4切れ、2割引きで272円。スーパーでの思わぬ収穫は、香草を混ぜたパン粉をまぶして、オリーブオイルをたっぷりとかけてトースターでこんがりと焼き上げる。  香草焼きと言えば、以前、浅草の西洋家庭料理レストラン オペラで食べたイワシの香草焼きが印象に残っている。香草や塩気がしっかり効いた家庭料理の味付けにワインが進んだ。  今回、真あじの香草パン粉焼きに合わせたのはイタリア マルケ州のヴェルディッキオ。そして香草焼きにカレー粉を振ってインド産スパークリングワイン

100均のイカ墨ソースでスパゲッティ アブルッツォ州の赤ワインに新たな相性発見

 私のシーフードとワインペアリングの経験上、イカ墨スパゲッティにはイタリア マルケ州の白ワイン、ヴェルディッキオだ。 本日、もう一つ相性の良い赤ワインを発見することになる。  先日、子供の買い物について100円ショップを歩いていると、イカ墨スパゲティの元を発見。ハチ食品のもの、一つ108円。多めにと三つ買ってしまった。  イカ墨は日本には中世にポルトガルの宣教師から伝わったとされる。奈良時代にはイカが食べられていたという記録が残っているが、その墨を食べるに至るのは中世。墨

たっぷりあさりの和風生姜パスタbyローソン 自然派の濁りスパークリングに

 一時帰国中の友人と和食に日本酒・ワインを楽しみ、二件目のバーでアイラのウイスキーで仕上げた帰り道。自宅最寄り駅に着き、酔った時の習性でローソンに寄ってしまった。  たっぷりあさりの和風生姜パスタ(497円)やつまみを購入。自宅で寝る前に一人酒盛りするつもりだったようだ。が、そのまま寝落ちしてしまい、翌日にパスタを食べる。  レンジで温めて食卓へ。タイトルの通り、アサリがたっぷりとトッピングされている。アサリの風味はとても軽い。クセがなくて食べやすいが、貝らしい土っぽい素