ガルガネガ
こんにちは。全世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です！
ただ今定期的に【ブドウ品種】をテーマにご紹介しています！
本日の品種は【ガルガネガ／ガルガーネガ（Garganega）】
ギリシャが起源の白ワインのブドウで、現在はイタリア北東部のヴェネト州で多く栽培、その他ウンブリア州やフリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州、シチリア州でも見かけられます。
聞き慣れない名前だな？と思ったあなた！
このブドウ造られる有名なワインと言えば、
イタリアの軽いさっぱり辛口白ワイン代表「ソアヴェ／ソアーヴェ（Soave）」！
日本でも夏にはよく冷やして美味しいワインとして人気で、グラスワインで提供されることも多く、バイ・ザ・グラス キャンペーンも行っていたりするので飲んだことある方も多いはず！
ソアヴェはガルガネガを主体に、比率は様々ですが、時に30％までトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ（ヴェルディッキオ）、ピノ・ビアンコ、シャルドネなどをブレンドして造られます。
代表的な辛口スティルワインだけでなく、スパークリングまで、
そしてカジュアルな早飲みタイプだけでなく、樽を使用したもの、熟成したものもあります。
「ソアヴェDOC」が有名ですが、
限定されたエリアで生産される「ソアヴェ・クラッシコDOC」
エリアやアルコール度数、熟成期間の規定のある上級ワインの「ソアヴェ・スペリオーレDOCG」
そして陰干しブドウから造る極甘口の「レチョート・ディ・ソアーヴェDOCG」まで幅広いですね！
生産地であるヴェネト州の観光地ヴェローナから20Kmほど、その東にあるソアーヴェ地区には、お城とブドウ畑の風景が広がります。
ソアヴェ城というのもあります。
ソアヴェはイタリア語で「気持ち良い」「心地が良い」という意味で、フレッシュで清涼感のある親しみやすい味わいはまさに飲む人にそんな心地良さを感じさせてくれて、コストパフォーマンスも良いため多くの人に日常的に楽まれています。
ヴェネト州と言えば、海と山に囲まれた州なので美味しいものがたくさんありますが、得に辛口の白ワインにはアドリア海に面している州ゆえに魚介を合わせます。
ヴェネツィア発祥料理で一番有名なのはカルパッチョ。
本来は生の牛肉の薄造りですが、日本のイタリアンではソアヴェと魚介のカルパッチョは定番の前菜の組み合わせですね！
生の魚介との相性も、もちろん魚介のフリットやグリルなどとももおススメ！
イカ墨のスパゲッティやパスタもヴェネト州の名物です！
レモンをキュッと搾るような爽やかなソアヴェは相性最高です！
今日はガルガネガ 100%のソアヴェをご紹介いたします！
Fratelli Giuliari
フラテッリ・ジュリアーリ
1960年代年 設立
面積：10ha
生産量：10万本
ヴェローナにある小さな町イッラージにある「ラ・ピッコラ・ボッテ」の愛称で呼ばれているワイナリー。
オーナーは、ティツィアーノ、アンドレア、ジュリのジュリアーリ３兄弟とその家族。
３世代に渡りワイン造りをしています。彼らのプレミアムワインはアマローネ「I Prognai」です。
ソアヴェは、ブドウ畑の近くを流れる小さな川、「Nogare」にちなんで名づけられました。
ソアヴェ村周辺で造られる白ワインのみがソアヴェと呼ばれ、火山性土壌に石灰質土壌、酸味やミネラル感が特徴。
Soave DOC Nogare Secche
ソアヴェ ノガレ セッケ
アルコール 13％
辛口
ガルガネガ 100%
醸造方法 温度制御付きタンクで100日間発酵。
熟成中にバトナ― ジュを行う。
色調はグリーンがかった、透明感のある黄金色のイエロー。
ハチミツやオレンジを思わせる際立つ香りと素晴らしい花の香り。
コクがありストラクチャーも優れている。
ほんのりグリーンミントのニュアンスも加わり、フレッシュで果実味を感じる心地よい味わい。
マリアージュ 前菜、スープ、魚料理
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