マガジンのカバー画像

伝統芸能 記事まとめ

487
伝統芸能について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#伝統芸能」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

バレエと日本舞踊と即興で舞台をつくること、現代芸術の空白

19歳の頃にベルリンに留学した時以来の友人である、ギタリスト作曲家の山下光鶴とともに、一から舞台作品を創作しそれを逗子で上演します。 彼は最も尊敬する同世代の音楽家で、ギターの超人的なテクニックはもちろんのこと 熟達した芸術的価値観、想像性を持っています。 今回は金閣寺放火事件を元に、完全にオリジナルの新たな作品をつくります。 ドイツに留学していた頃 「自分が東洋人として西洋音楽を学び、生業にする」ということに関してどこか疑問持つようになったことがあり 光鶴と議論を交わし

はじめての組踊と国立劇場おきなわ

タイトル通り、はじめて組踊(くみおどり)を見に国立劇場おきなわへ行ってきました。 国立劇場おきなわとは、組踊や琉球舞踊などの沖縄の伝統芸能を保存するために、2004年に沖縄県浦添市につくられた国立劇場です。 ずっと気になっていましたが、この日はじめて国立劇場おきなわへやってきました。 駐車場から撮影した写真です。 わ~迫力がある……。 どきどき……。 独特な模様の壁です。 何をモチーフにしているんだろう? あれ……? あれが入口……? まさかね……。 のぼりが立

阿波十郎兵衛屋敷で「風流の国」展開催〜かつての日本で大流行した「風流(ふりゅう)」とは〜

大河ドラマ「どうする家康」皆さんご覧になっていますか? 今川義元が織田信長にまさかの敗戦を喫した「桶狭間の戦い」の後、主人公の松平元康(後の徳川家康)は、今川領の駿府に残した妻の瀬名や子・竹千代の身を案じながら、泣く泣く織田方へ寝返りました。 ドラマでは、元康の裏切りを知った、義元の嫡男(跡継ぎ)氏真の苛烈な復讐が始まりました。 まず、元康の家臣の妻子たちが夜襲され処刑。 ついに瀬名たちの身に危険が迫ります。 実は、元康と氏真は瀬名との婚姻を賭けて争った恋敵同士。

1月19日(木)竹採とセッションズ

(YCCC田村 記) 朝10時頃、店の仕込みを整えてから蛸みこし研究センターへ向かう。「蛸みこし」の旗を立てたいがしわくちゃになっているらしく、アイロンを貸すことになっていた。センターは自分の店から歩いて30秒の位置にある。小走りで行くと、野口くんが変な体勢でなにかを書いていた。 これは、2日前の滞在記録 1月17日(火)はこびの源泉 で瀧瀬も触れている、野口流日記だった。朝の脳ストレッチになっていると言っていたが、同時に身体のストレッチもしているのだろう。 旗をアイロ

中学音楽授業ネタ【能・文楽・歌舞伎○×クイズ】パワポスライド、ワークシート

(2023年6月更新) 中学校の音楽授業に使えそうな【○×クイズ】を作ってみました。 出題範囲は、日本の伝統芸能(能・文楽・歌舞伎)です。 クイズ形式で伝統芸能の概要を学べるので、 ・楽しい鑑賞授業がしたい ・簡単に授業の復習ができる資料が欲しい ・生徒に日本の伝統芸能に興味をもってもらいたい という方におすすめです。 ダウンロードできる資料①パワポスライド これさえあれば、簡単に出題&解説ができます。(過不足があれば編集してお使いください。) 目安の所要時間は生

¥2,000

能楽研究者・野上豊一郎が桂離宮に感じた“芸術が最良となる瞬間”|偉人たちの見た京都

桂離宮といえば、京都のみならず、日本を代表する文化財。庭園と日本建築が見事に融合した離宮として、世界的にもその名が轟いています。創設は江戸時代の17世紀。正親町天皇の皇孫にあたる八条宮智仁親王とその子・智忠親王の2代にわたって、建物と庭園の造営・整備が進められました。   所在地は京都市西京区桂。もともとこの辺りは古くから貴族の別荘地として知られた場所で、平安時代には藤原道長の別荘(当時は「別業」と言った)が営まれていたといいます。江戸期を通じて皇族の別荘などに使われていまし

初春文楽公演「良弁杉由来」国立文楽劇場 2023年1月

一部も見ました。以前も見たので2回目。 地味っちゃ地味な話なので、子供を持たない私からすると共感ポイントが少なく、前回は途中寝落ちして、充実のデジタルデトックスタイムを楽しみました。 今回は見る目が肥えたのか、ゆったりしながらじっくりと見ました。 まず、渚の方。なんと幸薄い。思いの外、お顔も幸薄い顔立ち。子供が鷲に連れ去られる前のシーンは、その後の成り行きを知ってるからこそ、切なくなってしまいました。 そして、鷲。でかい! 縮尺とか遠近法とかガン無視したサイズ感が楽

あいだ通信 no.2:能(あちらとこちらの間)

第二弾となる今回のテーマは「能」。650年以上に渡り続く伝統芸能「能」に秘められた「あいだ」の思想を巡っていく。 日常の生活感覚では、時間は現在から未来へ、時計回りに進行していく。一方で、能の舞台上では時間の流れに歪みが生じる。目の前が突然過去にワープし、気付けば現在に戻っている。現在から過去へ、過去から現在へ。時間がまるで夢のように揺らめく。 この通常とは異なる時間の流れを舞台上で表現し、それに古言で語られる謡曲や無表情のお面、演者のスローモーションが観客に畳みかけるた

さらっぴん日記【1月第2週】

歳を重ねても日々なにか新しいことに出会い、発見し、刺激を受けたりします。 毎日が間違いなく”さらっぴん”(新しいの関西弁)なのです。 ……ということで、その日に遭遇した自分にとっての新鮮な事柄を、画文形式でまとめていきます。 1月8日(日):さらっぴん日記のロゴ書体はサザエさんから拝借 誰がなんと言っても『サザエさん』が大好きです。(誰も何も言ってません) 姉妹社の単行本は全巻持っていたし、「サザエさん公式大図鑑」もCD「サザエさん音楽大全」もなくてはなりません。 なので

能舞台を楽しむ❣️

お能の[見どころ講座]というのがあります 3年ぶりに日本に帰る楽しみは、久しぶりに能を観ることでした。 私は純粋に能を鑑賞というより、そこには孫の成長を見るという個人的な楽しみもあるわけですが😅 今回の公演の会場は観世能楽堂。 観世能楽堂はGINZA SIXの地下3階にあります。 以前の松濤にあった観世能楽堂から2017年に銀座の近代的なビルの中に檜舞台を移築したそうです。 銀座中央通りの入り口を入ってすぐのエスカレーターで地下3階へ降りると、能舞台特有の松の描かれた大