マガジンのカバー画像

クラシック 記事まとめ

1,033
クラシックの楽曲・作曲家などについて書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#クラシック」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
運営しているクリエイター

#ベートーヴェン

「動機」を探せ!(第2回)〜ベートーヴェン《交響曲第7番》第2楽章に通底する「リズム動機」

動機(モティーフ)についての基礎知識 「音楽の三要素」といわれているものがある。それは「リズム」「音程(またはメロディー、旋律)「ハーモニー(和音、和声)」とされている。 「時間芸術」「瞬間芸術」とされている音楽が、この3つの要素だけでできているわけではないのだが、それでもこの「音楽の三要素」は音楽の中で大きな存在だ。僕のような立場のものが大勢のオーケストラを合奏し、ひとつの方向にナビゲーションする、言い換えれば「全体を揃える」時に気にすることはこの「三要素」によるところ

愛知医師会交響楽団第41回定期演奏会

今日も愛知県芸術劇場コンサートホールへ行きました。 愛知県医師会交響楽団の定期演奏会です。 1991年に愛知厚生年金会館で聴いたことがあり、黒岩さん指揮でドヴォルザーク交響曲第8番を聴いており、その頃はドヴォルザーク交響曲第8番大好き人間ということで、たまたま聴きに行きました。その後にも1回聴きに行ったことがあり、今回が3回めです。 沢田蒼梧さんは名古屋大学医学部卒業でピアニストと医者の二刀流です。 石上真由子さんがヴァイオリニストと医者の二刀流ですが、音楽活動の方を優

なんでピアノ練習してるんだっけと、不思議なことに助けられ

先月早じまいだった店に行ったら今度は予約でいっぱいな貼り紙 代わりに行った店も頼んだものも外の天気もまた同じ 気に入った席でおいしいものをゆっくり食べられたんだからいいんだけど ピアノ、先生から発表会でやる曲に注力するように言われ練習4月からずっと1曲だけやってるわけで 同じ曲を練習し続けるとこうなるのかとかいろんな基礎連的要素も含んでいてその後にも生かされるはずだと思うけれど、今年やった事がこれ一曲しかないじゃないかと思わないでもない。 来る日も来る日もおんなじ曲ばっかり

海外生活日記:光のある世界

先日、長年勤務していた大学のカフェの傍のテーブルで仕事をしていると、何気なく差し込んでくる光の美しさに見とれてしまいました。 それまで知らなかったのですが、色ガラスが窓に張られていたのです。 光がちょうどよい角度から差し込んでくると、クリーム色の壁が幻想的な色のキャンバスへと姿を変えたのでした。 教会でもないのに、近代的建築の建物の中に、さりげなく組み込まれていたステンドグラス。 何度も通っているのに、ステンドグラスの存在に今まで気が付かなかったので驚きました。 ア

¥500

ヘンシェル弦楽四重奏団の演奏会

昨日はサッカー、ホッケー、いろいろ行きたいところがありましたが、いろいろと迷った末、ヘンシェル弦楽四重奏団の演奏会へ行きました。 モニカ・ヘンシェルさんの来日へのビデオメッセージを見て決めました。 ヘンシェル弦楽四重奏団はメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲、弦楽八重奏曲のCDを出していて一部聴いたことがあります。 メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲はどれもいい曲ですが、昔はなかなか演奏されることやCDになることは少なかったです。 今はメンデルスゾーンの室内楽は人気で

音楽史15『ロマン派音楽の発展-後編-』

 1848年、ヨーロッパ各地で革命や運動が起こり、フランスのナポレオンを倒して以降、安定を保っていた「ウィーン体制」が崩壊した。  まず「フランス二月革命」が発生してブルジョワジー(富裕層)が権利を独占する体制が崩壊して共和国が再び誕生、それが伝播するようにイタリアではフランスの王族の支配に反発したシチリア革命をきっかけにイタリア諸国を統一して一つの国にしようという「イタリア統一運動(リソルジメント)」が開始した。  オーストリアはハンガリー地方とボヘミア地方で革命が起き

音の観光旅行:揺れる舟歌の魅力

先日はメンデルスゾーンが行った、歴史的快挙であるバッハの「マタイ受難曲」蘇演について語りました。 今回はメンデルスゾーンが作曲した家庭用ピアノ音楽について。 家庭にピアノがやってくるメンデルスゾーンが生きた19世紀の新しい音楽鑑賞方法は、19世紀社会の中核を担うようになったブルジョワ家庭に急速に普及した「家庭における」ピアノ演奏でした。 19世紀は「家庭ピアノの世紀」と呼んでも過言ではないほどに、ヨーロッパの中流家庭にはピアノが浸透したのでした。 戦後の昭和日本とまる

[BEST 15] クラシック作曲家Spotify再生数ランキング [音楽史 番外編]

まず最初にクラシック音楽とは西欧で伝統的に作られてきた主に観賞用の音楽を指します。(踊りや宴席など社交場の音楽もあるよ) Spotifyは世界最大手の音楽配信サービスで6億人が使用しています。(2位は1億人のApple Musicだよ) リアルタイムの音楽分析を提供するオンラインのプラットフォームであるKworb からSpotifyの総再生数を書いています。 現在Spotifyで飛び抜けて再生されているのはラッパーのドレイク (1030億回)、カントリーのテイラー・スウ

虫けらなので長生きしたい

周りを見ていると、長生きな人って若いころから体作ってた人かなと思う 90過ぎても現役で本人はまだまだ全然死ぬ気がなかった指揮者の朝比奈隆は学生時代サッカー選手として日本のなかじゃ名が通ってるような人だったらしい。戦前だけど この喫茶店も久しぶりに行って 健康診断の結果を見てもうケーキは食べないとか言ってたのに頼んで 氷少なめにしておきましたからと言いながら持ってきてくれたマスター、 すごく老け込んでしまい元気がない 持ち帰りを頼んだら今日はできないと言われて、聴いてたら

チェンバロで演奏する月光ソナタとジュリエッタ

前回、文明開化の明治日本において行われた西洋音楽輸入の時代に活躍して悲劇的な最期を遂げたピアニスト久野久のことを語りましたが、久野久の得意曲は、いわゆるベートーヴェンの「月光ソナタ」でした。 わたしはこの曲を暗譜しているほど大好きなのですが、今回は次の三点に絞って解説したいと思います。 例によって、当時のピアノ(フォルテピアノ)と現代のピアノ(19世紀半ばに完成されたグランドピアノ)の楽器の性能の違いから読み解く視点からの分析です。 <1>月光ソナタという誤称まずは名前

カニになりたい人のピアノ練習

丁寧に作ってくれるアイスコーヒー クラシック音楽を聴かせてくれる喫茶店があって 行くとマスターが真空管アンプに火を入れて、それからしばらくすると・・ バロックとかそれ以前が好きなマスターが珍しくロマン派の曲をかけてくれたり 台風で他に誰もお客いなくてとても素敵な時間 私も昭和のおしまいからクラシックを聴いてきて、家にも小さいながら音楽を聴くためだけの場所があったりしますよ なんで暗いかって音像に集中するため でも今書きたいのはそんな話じゃなくて、下手でもみっともなくて

もう、いつか叶えたいと言ってられる段階じゃないんですよね

↑以前夏に行った美瑛、ちょっと前なつもりがもう15年前だった。 あの時ピアノを習い始めていれば今頃・・を先生の前で絶対に言ってはいけない。一度言っちゃった。 どうせそこ行くんなら、残り時間の多いうちのが 自分がアップライトピアノを弾いた動画を観ていて うちのハイブリットピアノたって電子ピアノだし生楽器でやらないといつまでたったって・・・ 現実は防音まで含めてなのでそんなお金どこにもないよとか同居する人の意向どうすんのと思えば止まる。 けどいろんな人を見てるとピアノやればや

究極のベートーヴェンを聴いてきた話。The story of listening to the “Ultimate” Beethoven.

2024年8月12日(月・祝日)、「辻井伸行×三浦文彰  ARKフィルハーモニック 究極のベートーヴェン」@RaiBoC Hall さいたま市民会館おおみや(主催:さいたま市文化振興事業団)を聴きに妻と娘とともに行ってきました。クラシック等の音楽については完全に素人ですが、素人目線で感じたこと、学んだことを noteに残しておきたいと思います。 On Monday, August 12, 2024 (national holiday), I went to listen “N

勝手に書き続けるテンペスト練習(他)

喫茶店で昼↑のあと、もう甘いもの控えないとと思ったばかりなのにまた隠れ家みたいな素敵なカフェにいっちゃって そういう所ってケーキの上にハーブが添えてあったりするじゃないですか いい香りがするねとか言ってたそれを うちの奥さん持って帰って育ててた 名前もわかんないけど2本のハーブ笑ってるようにも見えて メンタル下がる そのカフェで、誰もなんにも悪くないんだけどメンタル下がってこういうの書くのもやめようかと 多分すごくいいお店だから変なこと書かずに置いといて メンタルの安定