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クラシック 記事まとめ

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クラシックの楽曲・作曲家などについて書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#クラシック」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2023年5月の記事一覧

第九に寄す

ベートーヴェンの交響曲のフルートパート、オクターブ上げるか上げないかという疑問についてTwitterで訊ねてみたところ、大半の方がオリジナルで演奏するとコメントいただきました。 正解が無い問いではありますが、元来ひねくれ者の私はここで敢えて「オクターブを上げた方が良い」という立場から根拠を書いてみようと思います。 音の小さいフルートの一本がオクターブを上げようが上げなかろうが、音楽的にそれほど大した影響はないでしょう。ほとんど重箱の隅をつつくような話になるかと思いますが、

Münchner Philharmoniker 25.05.23 コンサートの記録:ウルバンスキ指揮ミュンヘン・フィル(5月23日)

5月23日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。 指揮はクシシュトフ・ウルバンスキ。 イザールフィルハルモニーはガスタイク改修中のための代替ホールです。 これが外観。すぐ前にバス停があります。 ずいぶん日が長くなりました。 ところで、写真の中央やや右寄りに見える女性が肩から下げているバッグ、エルメスのコンスタンス!Hが光っています。 最近、コンサートやオペラでこのバッグを持っている人を割と見かけるのですが、年配の方が多いと思

【5/29 #日めくりクラシック音楽 】今日はロシアの作曲家ミリイ・バラキレフの命日(1910年):東洋的幻想曲『イスラメイ』

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1910年5月29日が命日であるロシアの作曲家ミリイ・バラキレフの東洋的幻想曲『イスラメイ』をご紹介します。 ミリイ・バラキレフとは?ミリイ・アレクセエヴィチ・バラキレフ(1837年1月2日 - 1910年5月29日)は、ロシアの作曲家。今日では作品よりも「ロシア五人組(ミリイ・バラキレフを中心として19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作

BRSO 19.05.23 コンサートの記録:ハーディング指揮バイエルン放送響(5月19日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)

5月19日、BRSO(バイエルン放送響)のコンサートを聴きました(ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)。 指揮はダニエル・ハーディング。3月9日にも同じ組み合わせのコンサートを聴いたばかりですが、今回はマーラー《交響曲第7番〈夜の歌〉》という大曲。 この日、ミュンヘン市内の公共交通機関(地下鉄、トラム、バス)がストのため、私は車でイザールフィルハルモニーの近くまで行き、歩いて10分くらいのところに車を停めました。 かなり早く着いて駐車場を確保し、ホール横のレストランで夕ご

15年目のブラームスのヴァイオリン協奏曲 - WoO6

ベルリン・コンツェルトハウスでブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾く前夜、クロンベルクからの電車移動中。 ふと長めの文章を書きたい気分になったので、2年ぶりにnoteの記事を書いてみています。 走り書きなのでぜひ流し読みしてくださいませ。 乱筆をお許しください。 ブラームスのヴァイオリン協奏曲。ニ長調、作品77。1878年に作曲された40分の大曲。 この作品を初めて聴いたのが厳密にいつだったか、CDだったかテレビ放送だったかコンサートだったか、記憶があやふやではありますが、2

山は密かな野外音楽堂                                                            

【後日談】  僕の記事の中では、何故かこの記事が突出してビューとスキが多い。  ただのヒマつぶしの記事なのに、何が面白いのか、本人にはよく分からないのだけど……=⁠_⁠= 5月20日(土) 広島平和記念公園 ♣  G7サミットによって人の動きを止められた広島の街を脱出し、夏アルプスに向けての山岳集中トレーニングに専念していた。  この期間中はどうしてもnoteにはご無沙汰気味となる。  山岳集中トレーニングといっても特別なことをする訳ではない。  中国山地の標高の高い山

温かい音の出し方

皆さんお久しぶりです。私麟之介は長い間冬眠しておりましたが、やっと眠りから覚めましたのでブログを久しぶりに更新してみます。 さて、復活一本目から真面目な話になりますが、皆さんの一番好き、大事または目標にしている音はどんな音ですか?僕は温かい音です。僕の在籍しているトゥールーズ音楽院のトロンボーン科の皆んなは本当に温かくて愛の感じる音をしています。アンサンブルをしている時の彼らは特に凄い。過去に彼らの演奏を自分が10小節くらい休符の時に、聴いていて泣きそうになったことがあったく

【5/10 #日めくりクラシック音楽 】今日はフランスの作曲家ジャン=マリー・ルクレールの誕生日(1697年)~2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.3~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1697年5月10日が誕生日であるフランスの作曲家ジャン=マリー・ルクレールの代表曲~2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.3~をご紹介します。 ジャン=マリー・ルクレールとは?ジャン=マリー・ルクレール(1697年5月10日 - 1764年10月22日)は、バロック音楽の作曲家で、18世紀フランスにおけるヴァイオリン演奏の巨匠である。フランス=

素人がリモート合奏で指揮を振らせていただいた話③(SV指揮動画完成まで)

このお話も3回目となりました。 中身が薄いのにやたら長文……読みづらくてすみません。 読んでくださってる方、ありがとうございます。 前回のお話はこちら 主催様からのダメ出し前回、お試しのテスト動画を主催様に公開したところまでお話ししました。 今回は、その動画に対しての主催様からのダメ出し(と私からの質問へのご回答)からお話します。 まずはこちら。私が主催様にテスト動画と一緒にお送りしたDMです。 結構たくさんご質問してすみませんといった感じだったのですが……。 ドキド

今週のはなし

こんばんは!木曜担当Jillです。 今週も、今週あった色々なことを書いていこうと思います。 ・Twin Violinsコンサートありがとうございました 星野沙織さんとのツインヴァイオリンコンサート、おかげさまで無事終了致しました! お運び下さった沢山のお客さま、本当にありがとうございました。 当日にちょうどチケットが全て売り切れるという、理想的な形となりまして 多くの方にお楽しみ頂けてとても嬉しいです! 今回はチェンバロ入りの弦楽合奏と共にお送りしたのですが、 お客

2023年5月8日 小松庵銀座 森の時間|WITZホルンカルテット演奏会「森のホルンの響き」

5月8日(月)銀座ギャラリータイム「森の時間」は、WITZホルンカルテットによる演奏会「森のホルンの響き」を開催しました。 “WITZ(ウィッツ)”はドイツ語で冗談という意味だそうです。メンバーは飯島さゆりさん、木村淳さん、源真理さん、木村あすかさん。 現在、銀座ギャラリーにて個展開催中の画家・梅﨑弘さんと飯島さんの親交があり実現した演奏会。そのきっかけは約30年前、ベルギーの日本人大使館での梅﨑さんの個展に、ブリュッセル音楽院に留学中の飯島さんが訪れたことだったそうです。長

南イタリア・サルデーニャ島の歌を道化が歌ってみました

こんにちは。 葬送のオーケストラ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」 の作曲家です♪ またまた「墓の魚」の 新作動画をアップしました♪ 演奏・ バテンテギター(Chitarra battente)/Keima Oswald 歌/字余りの乞食(Clochard de enjambement) 今回は、私のオリジナル曲ではなく、 南イタリアの民族音楽を 道化役者である私が 歌ってみた動画になります。 道化役者の歌う ちょっと風変わりな歌声を 楽しんでいただけたらと思います

ロッカーに眠っていた、ふるーいピアノの楽譜。

ドイツのバイエルン州では2022/23の学年が7月末で終わるのですが、整理整頓の苦手な私は、もう今週から教職員ロッカーの整理を始めることにしました。 というのも、私のロッカー内には古い楽譜がドンっと積まれてまして。 絶対に、一度では家に持って帰れない量と重さ、、。(笑) 毎週ロッカーを開けるたび、「コレはよろしくない状態だなぁー。」と思いながら積まれたままの楽譜を見ていたのですが、ついに【片付け着手の時は来た!】という気がしまして。 以前、学校から「寄贈された古い楽譜を

音楽はすばらしい

良いことも そうでないこともあったけれど、 総合的に見てハッピーな1日でした。 こんばんは。 ❁ ケーキのお毒見 朝方まで制作してしまい ゆっくりめの朝。 楽しみにしていた ケーキをカット。 人様に差し上げるのに もし美味しくなかったら出せないし まずは私がいただきます。 おいしい! お店のケーキみたい。 底の部分もおいしい!合格。 くるみをローストしすぎたけど 他の人は感じてないみたい。 底は、グラハムビスケットのほかに くるみとビスコを少しずつ。 この