アダージョ・スナフキン(Adagio Snufkin)

山と本と音楽と絵を友として暮らす気ままなな世捨て人ボヘミアン。 「創作の場」としてのn…

アダージョ・スナフキン(Adagio Snufkin)

山と本と音楽と絵を友として暮らす気ままなな世捨て人ボヘミアン。 「創作の場」としてのnoteを楽しみたいので、勧誘・収益(有料)・フォロワー数稼ぎを目的とするフォローはご遠慮ください。

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コンセプトなど

♣  はじめまして  アダージョ・スナフキン(Adagio Snufkin)といいます  イタリア人でもフィンランド人でもありません(笑)  前身は、これ  ※ すでにアカウント削除済み  登山、スケッチ、ポップス、クラシック、文学から哲学や政治論に至るまで何でもありの欲張りなnoteでした    でも、本来は気ままなボヘミアンにして世捨て人  ある日Cafeを閉めて忽然と出奔しました  とくに理由などありません  古いコートが重くなったので脱ぎ捨てたくなった…  ただ

    • えも言われぬほど美しいノクターンとセレナーデはいかが?                       【クラシック編】

      🌈  昨日、右目の白内障の手術をしたばかりなので、しばらくは眼帯に覆われたまま、不自由極まりない日々を過ごすことになる。  海も山も車の運転も、そして長い読書もスケッチもビールもダメだとなると、何を楽しみに・・・  そうだ、こういう時こそじっくりと音楽に浸るチャンスじゃないか!とポジティブに思い直す。  あぁ、音楽があって良かった⁠ ^⁠_⁠^ 🌈🌈  秋の夜長はノクターンとセレナーデがよく似合う。  ノクターンは日本語では《夜想曲》と訳されるように、「夜《に》想う曲

      • ポスト団塊の回想オールディーズ                               【ポップス編】

        🌈  9月に入っても猛暑は続いているとはいえ、台風一過の後の朝夕の涼しさはすでに秋の訪れが近いことを伺わせる。  僕にとっての夏の終わりを告げるのは何故かいつもこのメロディだ。  そして、大滝詠一のメロディは、聴く者を懐かしいオールディーズの世界に誘う。  昔の思い出話に耽る趣味は持ち合わせていないが、オールディーズ・ポップスに浸る幸福感は別ものだ。 🌈🌈  今でこそクラシックしか聴かなくなったが、僕の音楽的記憶の原風景はアメリカンポップスだ。  かなり幼少の頃(小学校低

        • 霧ヶ峰、その懐かしき高原風景

          「 妙な言い方だが、山には、登る山と遊ぶ山とがある。  前者は、息を切らし汗を流し、ようやくその頂上に辿り着いて快哉を叫ぶという風であり、後者は、歌でも歌いながら気ままに歩く。  もちろん山だから登りはあるが、ただ一つの目標に固執しない。気持のいい場所があれば寝ころんで雲を眺め、わざと脇道へ入って迷ったりもする。  当然それは豐かな地の起伏と広闊な展望を持った高原状の山であらねばならない。  霧ヶ峰はその代表的なものの一つである 」  深田久弥著・『日本百名山』より 🌈

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          夏、本の森にて

          🍀  この酷暑の中では何かを創作してnoteに投稿しようなどという意欲は爪の先ほども湧いてこない💦  時折ちらりとnoteを眺めたりもするが、「みんな、相変わらず頑張っててエライもんだなぁ…」と感心するだけで、30秒も経たないうちに閉じてしまう(⁠+⁠_⁠+⁠)  もう当分はこの世界に戻って来れそうにはない・・・ 🍀🍀   noteを読む元気はないが、冷房の効いた広いブックセンターの本の森の中なら何時間でも快適に過ごせるのが不思議だ。  そして気に入った本を何冊か抱えて

          いつまで続くのでしょう…

           梅雨ごもりで心身ともに錆つき、イラストもエッセイもおちゃらけて手抜き気味になってきた。  これは一度リゾートにでも出かけてリフレッシュするしかない。  ♠  しかし、それにしても昨夜のNHKのニュース番組を見ていて笑ってしまった。  たしか、つい先日までは「この梅雨の長雨はいつまで続くのでしょうか…」と嘆いていたはずだ。  ところが梅雨が明けるや否や番組の冒頭は連日の熱中症報道で喧しく、アナウンサーは冷房がきいた快適なスタジオで深刻な顔をしながら「この厳しい暑さはいつま

          ライトブルーの風

          🍀  さぁ、梅雨明けだ 🌟  窓を開けて光と風を招き入れ、シャワーでも浴びよう。  気がつけば朝夕はヒグラシ、昼間はニイニイゼミがずいぶん賑やかに合唱している。

          拝啓 梅雨明けの候

          ☘️  相変わらずnoteにはご無沙汰ばかりだ。  何人かの方はお察しのように、こういう時は本の森を彷徨っている最中だ。  年中行事である。 ☘️☘️  このところ、身辺ではずっとバッハが流れている。  心身を整える時には、僕はモーツァルトよりもバッハを聴く。 《音楽はバッハに始まり、バッハに帰る 》  梅雨明けの頃には戻って来たいと思っている。

          夏越の大祓               ♤ 神社・夏の風景 ♤

           たまには、神社の夏の日々のことなど。 🌿  ご存知の方も多いとは思いますが、1年の半分にあたる6月30日には 各地の神社で「夏越の大祓」の神事が行われます。  残り半年の息災を祈願しての茅の輪くぐりはあなたの地域でも行われていますね。  1週間も経つと ↓  私どもの神社でも数年前までは、境内に多くの参拝者たちを集めて盛大に古式豊かな大祓神事を行ってきました。  しかしコロナ禍以後は密集を避けるために、1週間の期間を設けて個々で参拝して頂く形に切り替えました。  

          夏越の大祓               ♤ 神社・夏の風景 ♤

          『雨上がりの街』                              ♤ 時にはパステル画など ♤

           いつもnoteの記事に添えるのはペンと淡彩の軽いタッチで描くイラストだ。    しかし、noteにはあまり登場したことのないパステル画もたまには虫干ししてやりたい。  時間はとらないので、少しの間おつき合い頂けると嬉しい (⁠^⁠3⁠^⁠) 🌳  雨の中、郊外(というより山間部)にあるカフェ・レストランに車で出かけた。  食事の後、マスターにお願いして二階の窓辺に席を借り、大きめのサイズの画用紙と48色入りのハードパステルを広げて何枚か絵を描くことにした。  小高いカ

          『雨上がりの街』                              ♤ 時にはパステル画など ♤

          雨の日はドヴォルザークでも聴きながら・・・

          🌿  梅雨時の憂鬱な一日…  こんな日は無理に空元気なんか出そうと思わないで  ロッキングチェアに揺られて  ドヴォルザークでも聴きながら    ボヘミアの草原の風を心に感じて  ゆったりと過ごそう  憂愁と明るさが入り混じりながら  やがて一つに調和してゆく旋律  「人生ってそういうものだよね」と語っているような気がする  ドヴォルザークの音楽に素直に心を委ねられるのは  そういうところかも知れない 🌿 🌿  もう一曲 (ちょっと定番すぎるが…) スラヴ舞曲(作

          雨の日はドヴォルザークでも聴きながら・・・

          続・低山逍遥【動画記事】                        「里山でクッキング」

           ここは僕が日頃から散策やトレーニングで歩いている地元の低山。  コース次第でハードトレーニングの場ともなり、子どもからお年寄りまで気軽に楽しめるハイキングコースにもなります。  ご一緒にnote登山でもいかが? 🌿  6月の中旬とはいえ連日30度近い真夏日が続くが、山はまた別の世界だ。  歩き始めは森のプロムナード.。 森の木陰は光が遮られるので案外涼しい。  次第に傾斜がきつくなる💦  歩幅は小さく、ペースはゆっくりと。  落ち葉をサクサクと踏みしめて歩く登山道は足

          続・低山逍遥【動画記事】                        「里山でクッキング」

          「映画音楽のように美しい」音楽を聴きたい【後編】                                      ✩ ラフマニノフ ✩

          【前編】からの続きです  🌿 「映画音楽のように美しい」という言葉は、しばしばラフマニノフの音楽に対して与えられる表現だ。  それほどまでに彼の音楽は耽美的でロマンチックな旋律に満ちている。  その際によく取り上げられるのが 交響曲2番ホ短調 作品27 第3楽章 (もちろん原曲はオーケストラ用の作品 ↓)  しかし、今回はピアノ用に編曲されたものを聴いてみたい。  オーケストラとは違った魅力が味わえる。  まず、セルゲイ・ババヤンとダニール・トリフォノフの連弾で華麗

          「映画音楽のように美しい」音楽を聴きたい【後編】                                      ✩ ラフマニノフ ✩

          「映画音楽のように美しい」音楽を聴きたい【前編】                         ✩ エンニオ・モリコーネ ✩

           しばらく本や山の話ばかりが続いたので、このあたりで音楽の話題でも。 🌿  世の中が殺伐としているからなのか自分が空っぽになっているせいなのか、無性に「映画音楽のように美しい」音楽が聴きたい。 たとえば 『ワンス・アポン・ア・タイム イン・ザ・ウェスト』  このテーマ音楽をサウンドトラックではなく、ベルギーの歌手シュテフィ・ヴェルトリエストが透き通るように美しいスキャットでカヴァーしている。 🌿 🌿 「映画音楽のように美しい」といったが、エンニオ・モリコーネは紛れもな

          「映画音楽のように美しい」音楽を聴きたい【前編】                         ✩ エンニオ・モリコーネ ✩

          低山逍遥スケッチ【後編】                              宮島弥山を登る

          【前編】・【中編】からの続き。 これでおしまい。 🎄  何度訪れても、フェリーの甲板からキラキラ輝く波の上に浮かぶ朱色の鳥居が見えてくると晴れやかな気持ちになる。  宮島弥山は標高530mそこそこの低山なので、登山対象として注目されるような山ではない。  だが、生い繁る原生林に覆われた森は広大で奥深く、沿岸部には縄文期からの遺跡、中腹から頂上にかけては古墳時代からの祭祀の痕跡を示す多数の巨岩群(磐座)が点在している。  平清盛が厳島神社を建立するよりも遥か古から《神の

          低山逍遥スケッチ【後編】                              宮島弥山を登る

          低山逍遥スケッチ【中編】

          ※ 【前編】からの続きです。 🎄 「なぜ山に登るのか」という問いに対して「そこに山があるから」と答えたマロリーの言葉は、実はエベレスト初登頂への野心以外には何の内容もないように思う。  人が山に向かう理由は百人百様だ。  景観や自然の素晴らしさ、健康増進、克己心、冒険心、信仰心といった前向きなものから、人間嫌い、現実逃避、失踪願望といった後ろ向きなものまで。  しかし、それらすべてを受け入れ、包みこんでくれるのが山の懐の深さ、広さ、豊かさというものだ。 🎄🎄